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この記事は私がまとめました

kattarisukuさん

フランス人形

嫁のフランス人形が怖くてキツイ。
結婚する直前まで知らなかったけど、嫁はフランス人形が趣味だった。
結婚するまでは3体しか持ってなかったけど、現在では20体近くある。
それが寝室にずらっと並んでる。

で、運悪く俺はフランス人形が非常に苦手。
苦手というかすごく怖い。
怖くて嫁と一緒じゃないと寝室に入れない。
例え平気でも、あの40の目が虚空を見つめてる部屋に入って面喰わない人は少なくないと思う。

やめて欲しいというか勘弁してほしい。
でも嫁の唯一の趣味だし、人形もけっこういいお値段してるけど
嫁の稼いだ金で限りなく趣味の範囲で買ってるから文句も言えない。

一部屋で済ませてるんだし別々に寝ようとさりげなく打診してみたけど
一緒の布団じゃないと嫌だって言われたら一緒に寝るしかないだろ。

それで笑って欲しいんだが、最近寝室に人の気配を感じるようになってきた
ちょっとノイローゼになってきてるんだとも思ったけど、家に友達と二人きりで居るときに
『寝室に奥さんいるの?』なんて言われるとさすがに辛い。

人形の声

いつの頃だったかはよく覚えてないけど、小学生の頃だから十年は前。
お爺ちゃんの知り合いから、ある人形を貰った。
人形劇なんかで使う、上から糸で吊るして動かせるやつ。
当時の自分は動くのが面白くて、よく適当に動かしたのを覚えている。

遊び続けるうち、俺はその人形の声みたいなのが聞こえるようになっていた。
その人形とは他愛のない話ばかりしていたけど、
大事な出来事の直前にはよく教えてくれていたから、すごく大事にしていた。

ある日、いつものように人形を動かしながら会話していると、
人形が突然、「そろそろいかなきゃ、ごめんね」と言った。
俺は泣きながら「行かないで」って頼んだけど、人形は頑なに「いかなきゃ」と言い続けた。
その言い合いをしているうちに、人形は「いまはなさいとこうかいするよ」とだけ喋った。

その一言が妙に怖くて、人形を吊るしていた棒から手を離すと、人形は床に吸い込まれた。
消える瞬間に、「こうならなくてよかったね。いままでたのしかったよ」とだけ聞こえた。
夢だったらそれで良いんだけど、親なんかはその人形で遊んでいたことを覚えているし、
「昔はよく予知してたよね」なんて言われることがあるから、事実だと思う。
それと、人形が最後に言った「こうならなくてよかったね」ってのが、思い出す度に気になっている。

まとめに『人形の声』ってタイトルで載せてもらった人間だけど、
今日、なんとなくいつもは通らない道で帰ってたら、古道具屋で例の人形と同じ人形を発見した。
懐かしさがこみ上げてきて、迷わずに買って帰った。

その人形を部屋に置いて風呂に入ってたら、体を洗ってる最中に耳のすぐそばではっきりと、
「つぎはないからね」って聞こえた。

即座に鏡を見ても、何も映っていない。振り向いても風呂場から出てみても、誰もいなかった。
気のせいだと思って、そのまま洗って風呂から出たら、目立つ位置に置いてあった人形が忽然と消えていた。
部屋の鍵は当然かかってるし、チェーンもしてあった。窓も確認したけど、きっちりと閉まっていた。
そして、嘘みたいなことに、あれほどはっきりと覚えていたはずの、
人形の造形や詳しい大きさが、全く思い出せなくなってしまった。

多分、人形が、次に会っても持ち帰らないようにしたんだと思う。
なんであの人形にそこまで気に入られていたのか、全くわからない…

お墓の人形

俺の実家は京都の小さい寺院です。
俺には3つ上の姉がいて、小さい頃は
父方の祖父、祖母、父、母、姉、俺の5人で住んでました。

ここからは母に聞いた話なんだけど
父方の祖母はなんというか・・・ちょっと常識が欠落した人で
当時俺は1歳かそこら、姉は4歳ぐらいだったんだけど、
祖母が墓に供えてあった人形を可愛いのにもったいないとか言って姉に与えた。
しばらくすると、姉はボーっとしだして、話しかけても反応しなくなり、
顔にも生気がなくなっていったんだって。

母方の祖母に相談すると、こんな事しててはいけないと
すぐに人形供養のお寺に人形を持って行って供養してもらったそうな。
結局、墓から人形取り上げちゃった形になっちゃったけど、
姉はすぐよくなって、今もなんともなく元気に暮らしてるけど、
あの時の母方の祖母の迅速な行動がなかったら姉は死んでた気がします。

父が拾ってきた人形

これは私が子どもの時に体験した奇妙な話し。
私の父はとにかく貧乏性で、近くのゴミ捨て場で壊れた家庭用品やガラクタなどを見つけては「もったいない」と家に持ち帰ってきた。

家族はそんな父に呆れていたが「恥ずかしいからやめて」と言ってもやめるような性格ではないのは知っていたから、諦めて父の好きにさせていた。
父が拾ってくるのは様々なものだったが、中には「なんで拾ってきたの?」と言いたくなるような奇妙なものも少なくなかった。
その中のひとつが、あの人形だ。

ある日家に帰ると、私と妹の部屋に見知らぬ人形が置かれていた。
どうせまた父が拾って帰ってきたのだろう。私は「こんな汚い人形を拾ってくるなんて…」とうんざりしながらその人形を見下ろした。

子どもの腕にぴったりと収まるような、よくある日本製のミルク飲み人形。
長い睫にクリクリの茶色い瞳。ミルクを飲む為にうっすら開かれた唇は、今にも何かを喋りだしそう。
新品の状態だったならさぞかし愛らしい人形だったことだろう。

けれど前の持ち主がよほど手荒く扱ったのかつるりとした白い頬には黒のマジックでいたずら描きされ、寝かせるとぱちりと閉じるはずであろう瞼は片方、しかも半分しか閉じることができず、片目が潰れたような酷い顔になっていた。

とても可愛いとはいえないそれをなぜ父が持ち帰ってきたのかわからない。
私も妹ももともと昔から人形遊びが好きだったから、部屋には他にもリカちゃん人形やケースに入ったフランス人形、ぬいぐるみなど沢山の人形達がずらりと飾られていた。
その中に並べられた明らかに異質な人形。

他の人形たちは子どもの頃から遊んでいた物ばかりだったので愛着もあったし、そこに置いていて不自然さを感じることなど一度もなかった。
しかし、あのミルク飲み人形だけは違ってた。

彼女はベッドで眠る私を物言わぬ瞳で毎日毎晩じっと見つめているようで、それはあまり気分がよいものではなかった。
が、父が拾ってきたそれをまた捨てる気にもなれず、渋々部屋に置いていた。

それからしばらくたって、私はある奇妙な体験をした。

ベッドの上でいつものように俯せでうとうと眠っていると、ふと耳元で誰かの話し声が聞こえてくる。
子どもだろうか?私の耳元、それもものすごく近くでいきなり子どもが笑った。
クスクス、悪戯を含んだような楽しそうな笑い声。最初はひとり。
それから小波が広がるようにざわざわと、他の笑い声も響いてきた。2、3人くらいだろうか。

全部幼さを含んだ無邪気な笑い声。それからヒソヒソと何かを話しているのが聞こえてきた。
最初は近所の子が遊んでるのかと思ったけれど、こんな夜中に子どもが外で遊んでいるわけがない。
しかも声がするのは私のすぐ耳元。
最初は何を話しているのかわからなかったけれど、そのうち段々はっきりと聞こえてくる。

「ねてる?ねてる?」
目を閉じていても、上から私の顔を覗きこんでいる何者かの気配をしっかりと感じた。
しかもひとりじゃない、複数の視線。突然現れた彼らは、私が寝ているかどうかを確認しているようだった。

するとその中のひとりが
「ねてるかどうかしらべてみようよ」
みたいなことを言ったと思う。その瞬間、私の身体は魚のようにビクビクと震え全身がぶわっと総毛立ちました。多分、鳥肌が立っていたと思う。今まで感じたことのないような恐怖で体が強張る。

これは目を開けてはいけない、見たらきっとよくないことが起きる、だから彼らを絶対に見てはいけない、と本能で感じ、私は心の中で「消えろ、消えろ、消えろ、消えろ」と必死に祈った。
相変わらず枕元では私の顔を覗きこみながら、子どもたちがヒソヒソと何かを話し合っている。

それから意識がなくなって、ハッとして目を開けたら朝になっていた。
目覚めの悪い夢だった。そう思い、朝が来たことに心底ほっとした。

けれどその夢はそれだけでは終らなかった。
その日から私は同じような夢を何度も見るようになったのだ。ベッドで寝ている私。
するとどこからか子どもの笑い声や話し声が聞こえてくる。

最初は話し声だけだったのに、そのうち枕元を誰かがパタパタと騒々しく走り回る。
2、3人だけだったはずなのに、段々と増え大勢の人間が私の周りで話し、楽しそうに駆けっこしたりしている

スピーカーからザワザワと絶えず人の話し声が垂れ流されているような状態に、私はひどく怯えた。
どれもこれも幼い子どものもの。無邪気に笑う声、はしゃぐ声。そして、中にはあきらかに私に悪意を持った話し声もした。

彼らは私の耳元で、私の顔を覗きこみながら楽しそうに
「ねてる?ねてる?」
と話しかけてくる。返事をしたらダメ、目を開けたら絶対にダメ。
体は金縛りにあったように硬直し、指一本だって動かすことが出来ない。
(消えろ、消えろ、消えろ、消えろ)
私はぶるぶると震え恐怖と戦いながら夢から覚めるのをただひたすら祈り続けた。
また誰かが私のすぐそばを走っている。パタパタと複数の小さな足音が聞こえる。

そんなはずはない。だって私が寝ているのは二段ベッドの上。
彼らは足音を立てながら空中を駆け回っていることになるのだ。

そんな恐ろしい夢が続き、私も随分とひどい鬱状態になっていた。
それがあれの仕業だと気づいたのは、昼間、うとうとと昼寝をしている時のことだった。
寝ているような起きている様な半覚醒の状態で私はまたしてもあの夢を見た。

「ねてる?ねてる?そろそろかな?そろそろかな?」
と話す子どもの気配を感じ、私はなぜか
(これはあの人形なんだ)
と目をつぶりながら思った。

なぜそう思ったのか説明もつかないし根拠もない、だけど絶対にそうだと思った。
…正確にいうとそうじゃないのかもしれない。
私の顔を覗きこんで執拗に私が寝たかどうかを確かめに来るそいつは”あのミルク飲み人形”ではなく、”ミルク飲み人形の中に潜んでいる何か”なのだと、そう思ったのだ。

こんな話、誰にも話せるはずがない。頭がおかしいと思われてしまうのが嫌だったので黙っていたけれど、二段ベッドの下で寝ている妹も何か不穏な気配を感じているかもしれない。
そう思って尋ねてみても、妹は不思議そうな顔をして「話し語なんかしなかったよ」といつもと変わらない様子で答えた。

ミルク飲み人形が怖くて怖くてたまらず、早く何とかしなくちゃと焦るけれど具体的にどうすればいいのかなんて子どもの私にわかるわけがない。自分が狂ったのではないかと怯え、本当に頭がおかしくなりそうだった。

どうして私だけが聞こえるのか、どうして私の元にだけ彼らはやってくるのか。
昔、ぼんやりとだけれど女性の幽霊を見たことがある。もしかしたら霊感というやつがほんの少しだけ私にあったのかもしれない。だから闇の中に潜む何ものかの気配を感じ取ってしまったのだろうか。

数日たった日の夜、また彼らがやってきて私の耳元でざわざわと話し始める。
目を閉じていたので実際見たわけではないけれど、気配で20人くらいはいたと思う。
とにかく部屋中人の話し声で溢れ、耳を塞ぎたくなるくらいの騒々しさだった。
その中の5人くらいがかならず私の枕元で「ねてる?ねてる?」と話しかけてくる。
私の顔を見ているのは、やはりあの人形だと思った。そいつは子どもの声でこう言った。

「おきてるよ、おきてるはずだよ」
すると周りの声も反応して
「おきてるよ、おきてるね」と一斉に話し出す。無邪気さの中にはっきりとした悪意と感じた。

「そろそろいいよね、もう入ってもいいよね?」
「入ってもいいかもね。入ってみる?入ってみようか?」
「入ろうよ、入ろうよ」

その時、私は「こいつらに体を乗っ取られるかもしれない!」という恐怖で悲鳴を上げそうになった。

でも相変わらず身体は金縛りにあったように動かせず、ただビクビクと震えるだけ。
ほんとにこのままではダメだと思ったので、初めて知っている限りのお経を頭の中で必死に唱えた。
子どもだったので本格的なお経を知っているわけでもなかったけれど、それでも知っている限りの言葉をかき集めて必死に唱えた。

気がついたら朝だった。今でもあれは夢だったんじゃないかとぼんやり思う。
いや、夢だったと思い込みたいのかもしれない。

それからすぐに私たちが住んでいる借家が取り壊しになることになり、私たち一家は新しい新築の家に引っ越した。あの人形はどうしたかというと、引越しの最中消えてしまった。

引越し作業に乗じて母が処分したかもしれないし、もしかしたら押入れの中に今もひっそりとしまわれているのかもしれない。不思議なことに新しい家に引っ越してからはそうした怪現象が起こることはなくなった。
古い家だったのでそういった何かも関係していたのかも。

今思えばおかしな話だけれど、どうしても説明がつかない妙な体験だった。

深夜に友だちと電話してた

深夜1時くらいに後輩が1人でリビングで勉強してたんだけど、
途中で集中力が切れて友だちと電話してたんだって。
後輩以外の家族は寝てたから起こさないように小声で。

で、少し経ったくらいに廊下から物音が聞こえたらしい。
耳をすますと、子どもの足音っぽい(ペタペタとかテトテトみたいな)。
後輩は弟(当時3歳)が起きたのかと思ってドアを開けて廊下を覗いたんだけど、誰もいない。
オカシイナーと思って電話を続けてたら、今度は足音と声が聞こえる。
その声は明らかに弟とは違う女の子の声。

後輩がやべーと思ってるうちに、足音と声はどんどん近付いてきて、リビングのドアの前で止まった。
で、その足音と声の主はなにかをぼそぼそと繰り返してる。
「そろそろやめないととまるよ」ってずっと言ってたらしい。
後輩は恐怖とかよりも、え?何が?って感じ。
その瞬間にバツン!って音がして、部屋の電気が一斉に消えた。
その部屋しか電気点いてなかったから断定できないけど、多分停電。
で、それまでずっと電話してた友だちに、
『今一人?後ろのほうでぼそぼそ声聞こえるんだけど』と言われて、
後輩はパニックになって電話を一旦切ってしまった。

電気は普通に点いて、気づいたら声も聞こえなくなってたらしい。
で、なんとなく大丈夫かと思って、後輩は今度は台所で電話を再開した。
ちなみに、リビングで使ってたのは子機で台所のは親機。
コードが繋がってるからその場にしゃがみ込んで電話してたんだけど、
またさっきの声でぼそぼそ言ってるのが聞こえた。
今度のはすぐ後ろから。
「いいかげんにしないと~~だよ(~~の部分は聞き取れなかったらしい)」

で、かなり怖かったんだけど思い切って振りかえったら、人形がちょこんと座ってたらしい。

といっても日本人形とかじゃなく、育児ごっこ用の声が出る可愛らしいやつ。
その人形は後輩が小学生になるくらいまでずっと可愛がってて、それ以降は押し入れにしまっといたらしい。
なんでその人形が今ここにあるのか。
そう考えた瞬間に一気に鳥肌が立って、電話は放置して親の部屋にダッシュ。
親に事情を説明して、その日は親と一緒に寝たそうだ。

その後は特になにも起こらず、その人形は近所の小さい子にあげたらしい。

仕舞いっぱなしの五月人形

前に親戚が「置くところが無い」って、ウチに五月人形を置いてったんだ。
でもウチは姉妹だし、納戸に入れっぱなしで数年放置してしまった。

で、ある年のひな祭間際、お雛様を出そうと納戸に入った瞬間、
頭上からずどんと音を立てて五月人形が(ガラスケースごと)落下して来た。
あと一歩踏み込んでたら、確実にぶつかってた…
肝を冷やしてたら、耳元で「ちっ!」って男の声が。
もうガクブルで半べそで、お雛様入りの箱だけ引きずって納戸から出たら、

納戸から も の す ご く 野 太 い 男 の 笑 い 声 が !

家族にも聞こえてたらしく、両親祖父母が飛んで見に来たけど、納戸の中には不審者はいなかった。
しかもケースごと落ちて来たはずの五月人形は、納戸の奥に段ボールに入って衣料品の下敷きになってた…
その後、近所のお寺から坊さんが来て、納戸で読経して五月人形回収していったよ。

双子の人形

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