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債務整理の方法で借金減額を請求する任意整理と特定調停 その違いとメリットとデメリット

債務整理の方法には、特定調停、任意整理、個人再生、自己破産があります。そのなかで借金の減額の動きをするのが任意整理と特定調停です。今や借金の減額は任意整理が大半ですが、その理由は安さだけで特定調停でのデメリットが大きいからだとされていますが、それぞれのメリット、デメリットとは?

更新日: 2016年09月22日

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この記事は私がまとめました

egawomsieteさん

■「特定調停」「任意整理」は、「債務整理」の方法のひとつ

借金を整理する方法としては、任意整理をはじめ、自己破産、個人再生、特定調停とあり、こういった手続きの総称が「債務整理」と呼ばれ、借金を合法的に整理する方法として知られています。
つまり、任意整理という手続きは、債務整理という借金を整理する手続きの中の1つです。

「特定調停」は、「債務整理」の方法の1つのです。
「債務整理」の方法には、「特定調停」の他にも「任意整理」「個人再生」「自己破産」があります。

「任意整理」が、裁判所を介さず、任意に貸金業者に対し減額に関する請求・話し合い行うものであるのに対し、「特定調停」は、裁判所を通して行うものです。

■特定調停と任意整理の違い

最大の違いは、特定調停は裁判所を通じて解決や交渉をし、任意整理は自分自身や法律事務所が直接債務者と交渉するということです。

よって、双方の話の折り合いが上手くいきそうな場合は任意整理で終わらせる場合が多くなります。
なぜなら、特定調停を債務者が申請する場合は申立書や自身の財産の状況や家族の収入、債権者名簿を作成して裁判所に提出しなければならないからです。

法律事務所に依頼する場合は債務者の負担も少ないでしょうが、自分自身で申し立てる場合は先ほどの書類を正しく書かなければなりません。

このように、特定調停は裁判所を通じるので自分自身がしっかりと手続きを進めれる状況であることが必要です。

費用の違い

特定調停は1社目の費用は収入印紙の500円、郵便切手代の1,500円の2,000円です。

2社目から追加費用は収入印紙500円+郵便切手256円の756円になります。

任意整理を法律事務所に依頼すると1社当たり2万円~5万円が相場でしょう。

例えば3社依頼した場合、特定調停では3,512円ですが、任意整理では6万~15万円となり、このように見ると数字だけの話で考えればかなり費用面の負担は異なります。

しかし、実際のところ特定調停を自分ひとりで行えば安いですが、法律のプロではありませんので、見落とす部分がある場合が多いでしょう。

例えば、過払い金について請求が可能であるのにそこのところを理解せずに調停を行ってしまったというケースも聞きます。

■手続きがスムーズな任意整理

任意整理とは、弁護士や司法書士が債権者と返済の方法や返済の額について交渉をして、支払いが可能になるような(今よりもよい)条件での合意を成立させる手続きです。裁判所は関与しません。
すべての債務整理の手続きの中で、最もよく利用されるのが、この任意整理の手続きです。

■任意整理は、基本的に貸金業者への返済自体は継続していく手続き

ただし、利息や遅延損害金といったものをカットし、借り入れた元金、もしくはそれに近い金額での返済になるため、手続き前と手続き後では、まったくといっていいほど返済への負担が違います。

また、貸金業者との交渉によっては、長期の分割返済が認められることもあるため、1ヶ月における返済負担が大幅に減少する点も、任意整理の特徴といえます。

他の債務整理手続きとは違い、任意整理では裁判所を介する必要がないため、手続き自体も非常にスピーディで、解決までの期間が短いことも特徴です。
さらに、払い過ぎていた利息が手元に戻ってくるという「過払い金請求」を併用することもでき、事情次第では、まったく返済することなく借金を完済できてしまう可能性が十分にあります。

任意整理は、自己破産とは違い、返済自体から免れるための手続きではないため、利用するのであればある程度の収入が必須条件です。

また、長期分割返済といっても、一般的な相場は3~5年(36回~60回)での返済とされているため、この期間内に返済できる見込みも必要です。

ただし、自己破産といった他の債務整理手続きとは違って、任意整理にはほとんどデメリットがないため、借金問題に悩まされている方なら、本当に誰でも利用することができる手続きです。

■任意整理のメリット・デメリット

任意整理にはほとんどデメリットがないため、借金問題に悩まされている方なら、本当に誰でも利用することができる手続きです。

メリット

任意整理をすることによって、返済負担が大幅に軽減されます。

また、任意整理では対象とする貸金業者(債権者)を選択することが可能となっていますので、一部だけ特別扱いもできるという、非常に自由度の高い手続きになっています。様々な事情に臨機応変に対応できるという点は、まさにメリットといえるでしょう。

さらに、任意整理を専門家に依頼すると、すべての返済がいったんストップすることになります

もちろん貸金業者からの取り立て行為もストップしますので、この期間中に返済への準備を整えることができるだけでなく、精神的な安息を得ることも可能です。

貸金業者からの催促の電話や郵便物というのは、借金に悩まされている方にとっては非常に耐えがたい苦痛の1つです。それが任意整理をすることによって、すべて解決することになります。

デメリット

任意整理をすると、任意整理による完済から5年程度は、新たな借入が困難になってしまいます。
つまり、新たにローンを組めなくなったり、クレジットカードを所持できなくなったりという不自由さを強いられることになります。とはいえ、こちらのデメリットはすべての債務整理手続きにて共通となっていますし、借金を整理しようというのだからこの点は致し方ないともいえます。

任意整理では、他の債務整理手続きとは違い、借入が困難になることくらいしかデメリットがありません。

このデメリットについても、考え方によっては、「借金がこれ以上増えない」、「浪費癖を治すことができる」と、プラス方向に捉えることも可能となっています。

捉え方次第でデメリットをデメリットに感じなくなるという点、他の債務整理手続きにはない、任意整理ならではのポイントといえます。

■任意整理に向いている人とは?

1.長期間借金をしている人

任意整理の手続きを進める場合、利息制限法に基づいて引き直し計算を行います。長期間、特に2006年以前から借金を返済をしている場合は、これまでに払いすぎている利息分を現在残っている借金から差し引いたり、もしくは過払い金が生じている場合は、お金が返ってくることもあります。

また、弁護士や司法書士は今後の返済分に関しては利息を付けないことを前提に交渉するので、減額された借金を返済することは以前に比べて非常に楽になるでしょう。

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2.特定の債権者からの借入を整理したい人

任意整理は全ての債権者に対して整理を行わなくてもいいのです。例えば現在自動車ローンが残っている場合、自分としてはどうしても自動車を手元に残しておきたいとします。その場合は、自動車ローンを任意整理から外すことによって車は手元に残ります。

また、連帯保証人や保証人を付けている債権者に対しては、保証人に迷惑をかけたくないので任意整理したくない場合、この場合もこの債権者を外して他の債権者に対して任意整理をすることができます。

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3.できる限り借金を返済したい人

任意整理は、将来利息をカットした借金の元金を、今後3年間(場合によっては5年間)で返済していくという手続きです。ですので、自分で借りたお金の元金だけでも可能な限り返済していきたいという人にとっては、任意整理が向いています。

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4.個人再生や自己破産ができない人

個人再生は基本的に5000万円以下の借金を大幅に減額することができます。自己破産の場合は、借金を免責してもらうことができます。

しかし、個人再生も自己破産も手続きが非常に複雑で、手続きにかなりの時間を要することもあります。個人再生も自己破産も様々な条件があり、その条件を見たいしていない場合は、手続きをすることができません。

例えば自己破産の場合、ギャンブルや浪費が原因で出来た借金は自己破産できません。また、借金の額が5000万円を超える場合、個人再生をすることはできません。

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5.家族にばれずに手続きをしたい人

任意整理の手続きは、自己破産や個人再生と違って裁判所を通さずに債権者と直接交渉する手続きです。通常任意整理をする場合、弁護士や司法書士に依頼することになると思うので、その場合は債権者との交渉は全て弁護士や司法書士が行ってくれます。

よって、平日に裁判所へ行く必要もありませんし、裁判所や債権者から電話連絡があったり、郵便物が届くなんてことはありません。ですので家族に全く知られることなく任意整理をする事ができます。

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■任意整理を成功させるためには

任意整理をどうしても成功させたいのであれば、専門家への相談は必ず検討しましょう。

任意整理という手続きは、なんといっても貸金業者との交渉が最重要となる手続きです。

というのも、任意整理における返済条件というのは、貸金業者との交渉のすえ、双方の合意によって成立することになり、その後の返済が開始されることになります。
よって、より負担の少ない返済条件で合意をするためには、貸金業者との交渉を有利に進めていく必要があるのです。

個人で任意整理を行おうとした場合、貸金業者に対して「借金をしているのはこちら側・・・」、という負い目の意識があるため、どうしても対等に交渉をすることができません。

しかし、専門家であれば、負い目の意識なんてものはありませんし、対等どころか知識量が遥かに貸金業者側を上回るため、こちらに有利な条件で合意に至る可能性が十分にあります。
もちろん、普段から交渉を行っている経験豊富な専門家であれば、その可能性はさらに上がるといえます。

こうしたことからも、任意整理を成功させたいのであれば、個人で無理に行おうとするよりも、専門家に力を借りてしまったほうが、成功への道は確実に開けるといえます。

■特定調停とは

特定調停とは,借金の返済が滞りつつある債務者の申立により,簡易裁判所が,その債務者(借主)と債権者(貸主)との話し合いを仲裁し,返済条件の軽減等の合意が成立するよう働きかけ,債務者が借金を整理して生活を立て直せるよう支援する制度です。

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