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小説 四月は君の嘘 6人のエチュード あらすじ

主要登場人物5人が語る、公生への思い。さらにくっきり浮かび上がる、公生像。漫画では描かれなかったエピソードも掲載。KC11巻限定版OVAのストーリーは、このスピンオフから広がった!

更新日: 2016年09月19日

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月刊マガジンの珠玉の音楽コミック「四月は君の嘘」が、小説に! 母の死がきっかけで演奏中に自分の弾くピアノの音が聞こえなくなってしまった、有馬公生。
華やかなその経歴と、孤独に苦悩する姿を、漫画とは違う目線で描く。
主要登場人物5人が語る、公生への思い。
さらにくっきり浮かび上がる、公生像。
漫画では描かれなかったエピソードも掲載。
KC11巻限定版OVAのストーリーは、このスピンオフから広がった!

CONTENS 目次

プロローグ♪君は弱虫だ  宮園かをり

#1♪有馬はヒーローだ  相座武士

#2♪有馬は嘘つきだ  井川絵見

#3♪公生は優しすぎる  澤部椿

#4♪公生は男なんだ  渡亮太

エピローグ♪君はすごい  宮園かをり

出典小説 四月は君の嘘 6人のエチュード

♪君は弱虫だ  宮園かをり

ガラコンサートの練習をしている時期のかをり目線の話。

アニメではテンション高いかをりですが、文章の口調は一線引いた感じです。

私は私の音を、届けたい。響かせたい。聴いた人の心に残したい。
この夏、君と二人でなら、それができる。
私は思いっきり弾いて、君と笑い合いたい。

出典小説 四月は君の嘘  6人のエチュード

♪有馬はヒーローだ  相座武士

相座君のお話です。

OVAの相座君が公生と出逢い、ヒーローと崇め、目標にしだした時期の話です。

有馬家に偵察に行き、川に飛び込む公生たちを見て、息抜きにサッカーをする武士、でお話は終わります。

♪有馬は嘘つきだ  井川絵見

井川絵見目線のお話です。

公生に対する想いが語られています。

出典小説 四月は君の嘘  6人のエチュード

公生の演奏に魅せられて始めたピアノ。

でも、小学生になり公生のピアノがコンクール仕様になっていき、絵見は自分が聴いた公生の演奏に戻ってほしいと願い、ピアノに想いを託して弾き続けます。

絵見が観客を魅了する演奏をしても、公生は全く反応しません。

6年生の時の毎報コンクールで公生は演奏の途中で弾けなくなった時、モニター室で見ていた二人。

武士は大声を出して部屋を飛び出し、絵見はその場にうずくまります。

公生がピアノを弾けなくなり、コンクールに来なくなった。

絵見は、公生がいないことに落ち込みやる気がなくなり成績が不安定になっていた。

一方武士は「勝ち続けて正確に演奏して、すごい技だって思われることで、有馬と比較され続けるんだ」
「比べ続ける限り、みんな、有馬を忘れない。有馬のあの正確な演奏を、確かな技術を。だから、俺はあえて、有馬と比べられるように弾く、有馬が帰ってくる日まで」
「俺が有馬の居場所をキープしとく!な、えみ・・・井川さん、いい思い付きだろ」と絵見と違う方向で公生を待つ。

勝手に私の心に響きを刻み、勝手に機械になり、勝手にいなくなった。
最初の演奏の中にいた本当の有馬を信じ続けた私を、勝手に裏切ってばかりだった。
本当の有馬を見せず、私に嘘ばかりついていた。嘘をついたまま消えた。

帰ってこい。もう一度わたしの前に、帰ってこい、嘘つき有馬
嘘でもいいから、帰って来い

出典小説 四月は君の嘘 6人のエチュード

♪公正は優しすぎる   澤部椿

椿ちゃん目線のお話です。

小学4年生の時からのお話です。

椿ちゃんが公生の傍にいることの大切さが分かります。

椿ちゃんは、公生が遊ぶのを止められていても、遊ばないと公生の顔色が悪くなっていくのに気づいて、あえて遊んでいた。

二人で遊んでいると捨て猫を見つけ、公生が飼いだしますが、公正ママにより捨てられます。

公生は懸命に探すけど黒猫チェルシーを見つけられず、ひどくしゃくりあげガタガタと震え「みんなの言うとおりだ。僕は、お母さんの作った、心の無い人形なんだ」と言って膝に顔を埋めて泣きます。

それに対して椿が「公生には、ちゃんと心がある」「ただ、隠すのが上手になっただけ。自分でも見つけられないくらいに」
「だから私が見つけてあげる。迷わないように、後悔しないように・・・、ずっとそばにいてあげる」という。

公正ママが亡くなり49日の法要が終わった後も、公生はいつも通りピアノを弾いていた。

椿が抱いているのは、公正ママの亡き後でてきた自作の猫のぬいぐるみ。
白いけど、公生はそれをチェルシーだと言う。

毎報コンクールでピアノが弾けなくなった公生。

椿は公生の傍にいます。


一緒に登校するし、普通に会話もする、いつも同じ服で汚れているとか、顔を洗っていないってことも無い。
でも・・・ピアノの音がしない。
いつだって、手を怪我しないよう、気を付けていたのに。体育でも手を庇う様子が無い、家庭科の調理実習でも包丁やフライパンを使う公生がいた。

そんな中、クリスマスを迎える。

澤部家がホームパーティの準備をしていると、隣家の有馬家は暗い窓辺で何かが動いた。

探ってみると、正体は公生。明りもエアコンもつけず、公生は家にいた。

「明るいと、怖くて。誰もいないのが、わかって・・・」とボソボソいう公生。

公生は澤部家のパーティに連れ出され、亡き公正ママ直伝レシピのポトフを食べる。

公生は食べるもトイレに駆け込み、30分経ってもトイレから帰ってこない。
様子を見に行くと、公生は寝ていた。「この家、気持ちいいかも」と言い、その日は澤部家で寝る。

椿は禄に食べていない公生に食べさせることに燃え、料理の特訓をする。
が、ちっとも料理は成功せず、大晦日にやっとおでんを作ることが出来て食べさせることができた。

中学生になり、公生は学校でピアノを弾くようになったけど、有馬家のピアノは静かなまま。

あと何年、公生はこのままちゅうぶらりんで迷い続けるんだろうか。

2年余り、私はもやもやしていた。中学3年生になった4月の始業式、クラスメイトの宮園かをりちゃんが、突然あることを言いだすまで

♪公生は男なんだ  渡亮太

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