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調理師免許を持っているなら内航船の船舶料理士なんてどう?

船員の職としては少し知名度が低いかもしれませんがとても大事な立場です!!

更新日: 2017年04月21日

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船舶料理士ってご存知ですか?

料理担当の船舶乗組員の事で船舶料理士は資格の名称です。船内では事務部・司厨部(しちゅうぶ)に属し,司厨部の長なら司厨長(しちゅうちょう)という職名で乗組員には「シチョウジ」や「チューシチョー」(司厨長の英語名がChief Stewardなので省略されて)と呼ばれます。

客船やフェリーのレストランで働くコックさんが頭に浮かぶかと思いますがこのまとめでは人材不足に悩む内航貨物船、内航タンカー等で働く船舶料理士について記載します。

そもそも内航船とは?

国内の海上貨物輸送を担う船舶の事で主力は船舶としては比較的小型の199トン、499トンが多い。国内の物流はトラックが主だと思われていますが内航船による輸送割合も多く物流全体の4割ほどが内航船の輸送によるものです。
3000トン、5000トンクラスの内航船の乗組員は9人から12人程度。その乗組員の朝昼晩の料理を作るのが船舶料理士(司厨部)の仕事です。

内航船は何年も前から慢性的な人手不足。航海士、機関士のみならず船舶料理士も1隻に1人という少ない需要ながら人手が足りない。

以前は海員学校に司厨・事務科という学科がありましたが無くなってしまい新卒で船舶料理士を供給することが難しくなってしまいました。

船員未経験でも調理師免許を持っていれば比較的入りやすい!

船舶料理士の求人なんて見た事ない!

そもそも航海士、機関士、船舶調理士(司厨員)を含む船員の求人情報は一般のハローワークにはありません。
海のハローワークである運輸局に求職登録をして求人を探す必要があります。

国土交通省の機関である運輸局、運輸支局の船員労政課等、船員の求人求職を取り扱う部署があります。

全日本海員組合に直接求職の問い合わせをしてみる手もあります。

ネットで船員求人を探すこともできます

「船員求人情報ネット」や海運会社のHPで司厨員募集を探しましょう。
キーワードは「司厨長」「司厨手」「司厨員」です。

仕事の内容は?

内航船では3ヶ月乗船1ヶ月休暇というサイクルが多いですが会社によってはもう少し短い乗船サイクルで回している場合もあるようです。
司厨長の仕事は朝昼晩の食事を作る事ですが深夜まで仕事(港への入出港や貨物の積み下ろし)にかかる場合は夜食準備もあります。

良い所は?

休暇がまとめて取れる。
毎日通勤する必要が無い。
給料が比較的高い。
居住地が比較的自由。東京の海運会社に雇われていたとしても関西地方や東北地方に住むことが出来ます。
一度船舶料理士として経験を積んだらより条件のよい船会社に転職しやすいです。

キツイ事も当然ある。

悪天候で時化た時は船なので当然揺れます。そんな時でも食事の準備しなくてはなりません。船酔いしない体質の人でも手元が狂ってしまうこともあります。
後は他の船員との人付き合いが大事。船乗りは荒くれ者や変人が多いので料理に対してうるさく注文や文句を言う人も居ます。
食材の購入も司厨長が自らやらなくてはなりません。船食と呼ばれる船舶食料専門品店(Ship Chandler)が各港にあり、あらかじめ電話注文すれば入港にあわせて届けてくれます。ですがスーパーで買うのと比べ割高なので使わない船も多いです。船食を使わなければ入港中の短い停泊時間(貨物の揚げ積みの間等)に司厨長が自転車やタクシーに乗りスーパーまで数日間分の食料の買い出しに行かなければなりません。

あまり夢をみて乗ってくるときついだけかもしれませんね・・・。
嘘偽り無いように欠点を多めに書きました。

少しでも興味を持ったら内航船に乗ってみませんか!?

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むぎちゃ丸さん

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