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J-POPの先駆者 言葉の魔術師「松本隆」

作詞家としてシングルセールス歴代3位の松本隆。ロックを日本語で歌うJ-POPの先駆者「はっぴーえんど(大瀧詠一、鈴木茂、細野晴臣、松本隆)」からスタートし約半世紀。松田聖子・KinKi Kids・斉藤由貴・薬師丸ひろ子はじめ、数多くの傑作・スターを生み出してきた。

更新日: 2017年09月21日

aku1215さん

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■半世紀近く、日本の音楽シーンのトップを走る松本

■作詞家別シングル トータルセールス歴代TOP5
1. 秋元康…1億22.6万枚
2. 阿久悠…6834.0万枚
3. 松本隆…4985.4万枚
4. 小室哲哉…4229.7万枚
5. つんく♂…3796.1万枚

2015年12月8日時点

『風をあつめて』

アルバム『風街ろまん』(1971)収録曲

風をあつめては半世紀近くも前の曲なのに、2015年の東京の街にもフィットする恐るべき名曲。時を超えて存在する匂いのようなものが、作者である細野晴臣さんと松本隆さんには見えているのでしょうか。それもまた恐るべき。

■単なる洋楽コピーからJ-POPへという日本の先駆者

「はっぴいえんど」(1969-1972)

1969年にメジャーデビューし、日本の音楽シーンに大きな衝撃を与えたバンド「はっぴいえんど」。同バンドのドラマーであり作詞を担当していた松本隆です。

20歳の時、細野晴臣、大瀧詠一、鈴木茂とともにロックバンド“はっぴ いえんど”を結成。これまでの“洋楽コピー”とは一線を画した、いわゆる「日本語ロック」の夜明けである。

ロックは英語で歌うものだという固定観念の枠組を飛び越え、あくまでも日本の原風景や空気を鮮やかに描いた日本語詞との混成は、現在のJ-Popシーンでは当然のことのように聞こえるが、当時の彼らがしたことはアヴァンギャルドな実験だった。

細野はキャラメル・ママ/ティン・パン・アレーからYMOを経てソロ活動、松本隆は作詞家として名を馳せ、大瀧と鈴木はソロ作品の発表やプロデュース活動を行い、多くのミュージシャンに大きな影響。

細野晴臣と松本隆。 細野さん「読書が好きなら作詞をしてみれば」 ・・・それまでは音楽好きな自分と、本好きの自分が平行していた。 だが細野さんのの言葉によって初めて「読書と音楽が交差した」。 知り合って半世紀、、、素敵な関係♪ pic.twitter.com/CjTMwTJAGm

■作詞へのこだわりと後世への想いが詰まった「松本語録」

歌詞作りは、曖昧で複雑な人間の感情の中から余計なものを削いで「上澄み」をすくい取る仕事だと思っています。

フィクションなんだけど、どこかにスパイスや、おそばの七味唐辛子みたいなものが入っているほうが感動できる。ぼくの作品はそういう形でできているんです。

昔から色々な境界線が嫌いで、それを超越しようとして歌詞を書いてきて、時代と世代については乗り越えられたと思うけど、性は結構頑固にあった。45周年になって初めて性を超越したような気がする。

今までに2千作品以上を作ってきて感じるのは、コツコツと作品を積み重ねていく姿勢がとても大事だということ。人間っていきなり大きな岩を置くことはできないけど、小さな石を丹念に積んでいけば、後世に残るようなピラミッドや古墳を作れるかもしれないんです。

音楽の作り方を知らない人が主流を占めてしまっているから音楽のマーケットが縮小しているんだと思う。その原因は基本的な音楽の作り方が継承されていないことにあって、これを正さないといけない。

これからクリエイターを目指す人に対しては、「売れてなおかつ良いものを作りなさい」というのがメッセージ。どっちかだけじゃダメなんです。

チャートには出なくても、本当に価値がある作品は後世に残っていきます。だから、その場限りのヒットを目指すのは意味がないことだと思う。「目先のえさにダマされるな」っていうのが若いアーティスト達へのアドバイス、かな(笑)。

■松田聖子の名曲の多くが松本作品

『風立ちぬ』(1981)

「はっぴーえんど」の大瀧詠一と松本が組んだ作品

2年目の「白いパラソル」以降アルバムを含むほぼすべての楽曲で作詞を手掛け実質的なプロデューサーを務めてきた松本隆。

1982年の名曲「赤いスイートピー」などを生み出した松本隆の作詞と呉田軽穂(松任谷由実)の作曲による黄金タッグ。

松本「当時はシングル盤に力を入れてアルバムは手を抜くという人がいたけど、僕はそれをしたくなかっただけ。シングルB面曲でも同じことで、松田聖子のB面は定評が高いでしょ?」

【用語解説】

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