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Quincados(カンカド) パリの50代は思春期だって。

更年期ならぬ幸年期だそう。一文字でずいぶん印象が変わります。幸せな期間、なんて素敵。

更新日: 2016年10月05日

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dmettanさん

Quincados(カンカド)の語源

社会学者のSerge Guérin(セルジュ・ゲラン)が3年ほど前から使い始めた「50代」を意味するquinquagenaire(カンカジェナール)と「思春期」を意味するadolescence(アドレッサン)の造語です。

1962年5月23日生まれ(54歳)

Quincados(カンカド)とはどんな人?

ヴィンテージものやダメージもののジーンズ、コンバースのスニーカーとTシャツ。子ども世代に受けている映画を見る、身体を若者のように鍛える、週に1回は明け方までフェット(パーティ)して、マウンテンバイクが大好き。若者世代と友人となり、話すことと言えば“若造り”。そんな感じの人たちです。

カンカドは自分を、本気で若いと思い込んでいますので、精神年齢が同程度の(20〜30歳も年下の)友人や恋人を持ち、ニューテクノロジーに夢中で、SNSやコミケに熱中しています。

娘とボーイフレンドをシェアって衝撃 「男友達を娘とシェア…まさに"幸年期"」だそう

「50代の思春期」とは、いったい何たることでしょう! 大人になりたくない? 永遠のティーンエージャー? 寝ぼけているのか、ホントにボケてきたのか……。いち早く傾倒していったのは、男性でなく女性だったよう。若ぶったヘアメイクに身を固めていま風の若者クラブに出入りし、娘とTシャツのみならずbf(ボーイフレンド)までシェアする(!)。ミッドライフクライシスに悩んでいた男性は出遅れたようです。

1960年から70年に生まれ育ったフランスのベビーブーマー世代。乏しさを知らないそれなりの暮らし、権利と自由に恵まれて忍耐を知りません。平均余命も伸びて、親世代より若々しく、ありあまる体力に自信を持っています。

ミッドライフクライシスとは

ミッドライフクライシスとは、中年期に思ってもみなかった自分の本心に気付き、価値観が揺さぶられたり、葛藤が起こること。

そういえば、一時期こんな写真がよくとられていましたね。
激太りしたり…
何か、思うところがあったのでしょうか?

「気付きは、深い傷を伴います。ものの見方や自分に対する意識が確立してくる中年期の気付きとは、『今までの価値観が無価値だとか、間違っていたかのように思える』という感覚に近いのです。今まで見えなかった現実が見えると、人は現実を受け入れがたく、時には恐怖すら感じます。すると、これまで自分が信じていたことや、ものの見方が間違っていたのではと考え、途方もない罪悪感や無力感を感じることも、しばしばあるのです

パリのマダムはR45から美しさを巻きかえす

美しさへの志向は、心豊かな生活を続けたいという素朴な気持ちに通じます。そして、心豊かな生活とは、愛――さまざまな人や物をめぐる愛――に恵まれた生活ではないでしょうか。フランス語で愛は「アムール」。放っておけば時間に押し流される人生を、フランス人はアムールによってせき止めようとするのです。

「ひとって、30後半に一度ピークが来て、次のピークは50歳すぎだと思う。たとえば、カントが著した3つの批判書(純粋理性・実践理性・判断力)は57歳で刊行されている。敬愛するLAの詩人、チャールズ・ブコウスキーは、ほんと、50歳からはっちゃけている。ひとの個体性と社交性がいい具合で交差する時間・空間に入ってくるんだよ」

ランヴェール/社会学者

若者たちの反応は?

本物の若い世代は、「若造りが極端だと笑っちゃうけど、別にいいんじゃない。歳とって辛気臭くなるよりはね」と。

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