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横須賀で最古参!? 「APL-40」ってどんなフネ?

横須賀・ヴェルニー公園から見える白い船、その意外な経歴とは。

更新日: 2016年10月10日

sibeQさん

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ヴェルニー公園から見える白い船

その正体は、ホテル代わりに使われる「宿泊艦」

米海軍横須賀基地で整備・ 修理中の艦艇の乗組員が宿泊するのに使われているようです。この手の宿泊艦は基本的に古くなった艦を転用するケースが多いのですが、実はこの船、最初から宿泊艦として作られた船なんです。

1945年の誕生から、最初の退役まで

太平洋戦争終戦の年・1945年に「ベネワ級」宿泊艦のうちの1隻「ニュエセス」(艦番号APB-40)として進水。しかし翌年の1946年にはフロリダ州グリーンコーブスプリングスにて不活性化されてしまいます。
そして約10年後の1955年に退役となり、テキサス州オレンジにて大西洋予備艦隊に編入されます。

ベトナム戦争で現役復帰

そんな彼女に転機が訪れたのは1968年、ベトナム戦争の激化によりブラウン・ウォーター・ ネイビー(米海軍河川部隊)「Task Force 117」の母艦が不足、彼女も現役に復帰します。その活動に対し戦闘行動章、殊勲部隊章、4つの従軍記章のほか、南ベトナムからの勲章等が贈られています。

二度目の退役、そして日本へ

1970年、ロングビーチにて再び退役。サンディエゴ、ポートランドを経た後、名を非分類雑役船「IX-503」に改めて1975年より米海軍艦船修理廠(SRF=USNaval Ship Repair Facity)佐世保分所にて運用開始。その後再びサンディエゴに配備されたりしつつ、1990年代中ごろ迄には横須賀に。

その後機関を撤去し2001年に「宿泊艦(非自走)」に艦種を再び変更。「APL-40」となった今も、艦艇乗組員の生活の場として横須賀の海を見守り続けています。

姉妹艦も活躍中です

姉妹艦の「APL-39」も佐世保基地にてまだまだ健在です。

そんなAPL-40を見たい!という方に

一番手っ取り早いのはJR横須賀駅を降りてすぐ、ヴェルニー公園から対岸を見渡せば、たいていの場合はそこにあるはず。灰色の軍艦がひしめく中、真っ白の船体は目立つので発見は容易でしょう。

洋上から見たい、またはヴェルニー公園から見えづらい位置にいる時には、横須賀本港・長浦港を周遊するYOKOSUKA軍港めぐりがあります。 当日券もありますが、事前予約が無難です。

もっと近くで見たい!という方には横須賀市観光協会の「日米親善ベース歴史ツアー」があります。主にドックを見学するツアーですが、APL- 40は大抵ドック前に停泊しているので大体の場合、比較的近い位置から見ることができるはずです(※確実に見られることを保証するものではありません)。ただしツアーの応募倍率は年々上がっているので少々運が必要かも?

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