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地球を12km掘った人類がそこで見つけた不思議な世界

人類史上、最も深い穴がロシアの西の果てにあります。24年間にわたり、深さ12kmまで掘り進めた地面の下に、学者たちが発見したものとは──。

更新日: 2017年03月28日

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西ロシアにある、世界一深い穴

今は錆び付いた蓋が溶接されているこの場所。
これが地球の中心に向かって人類が掘った「世界一深い穴」の痕跡だ。

人類の飽くなき欲求である「穴掘り」が国家規模で行われたこともあります。現在、世界で一番深い井戸として知られているのは、ロシアのコラ半島にある掘削坑("くっさくこう"と読みます)です。

1970年から1994年にかけ、ロシアでは科学調査の名目で地質学者たちが世界最大の穴を掘った。そんな経緯でできた掘削坑は、最終的に最深12kmにもなってしまった。

この世界一深い穴は、鉱山のように人間が入れる穴ではありません。
もっとずっと細いもので、石油の井戸のように、まっすぐ下に向かって掘ってある穴です。

その途中で彼らはいくつかの素晴らしいものを発見した。このような深さまで掘り進めることは、歴史をのぞき込むことに等しいのだ。

その掘削坑はまだロシアのザポリャルニの町にあるが、金属の蓋で塞がれている。

12kmにおよぶ掘削「コラ半島超深度掘削坑」

世界一深い穴は、フィンランドの国境にほど近い西ロシアに存在している。

コラ半島超深度掘削坑はソビエト連邦が行った地球の地殻深部を調べる科学的掘削計画である。1970年5月24日にコラ半島で掘削し開始、本坑から何本もの支坑が掘られた。

コラ超深層ボーリング。第一段階(深さ7600メートル)の掘削。1974年の写真。

掘削から約20年後の1989年に世界最深記録を更新しましたが、当時のソビエト連邦は巨額の費用と長い時間をかけて、一体なんのためにこんな深い穴を掘ったのでしょう?

「私たちが住む大地の下はどうなっているのか?」という疑問は、日本人だけでなく世界中の人が抱く共通の疑問です。旧ソビエト連邦は大陸を掘り進んで、「地殻」の深部がどんな岩石からできているのかを調べようとしました。

最も深いものは12,262mに達し(1989年)、世界記録であった。当初計画は深度15,000mであったが、予想を超えた地温180℃に遭遇し、1992年に断念した。

現在、掘削機は荒野の中で廃墟となっている。

この深度のボーリングは並大抵の手法ではなかなか実現できないらしい。
ロシアも深度15kmが目標だったが、19年かけてもついに実現できなかったのだ。

掘削計画終了後、施設は廃墟と化していて、訪れる人も少ない様子です。

2008年に施設は放棄され、付属設備も解体されて荒廃が始まった。2010年時点では掘削坑は保存されていたが、だんだんと崩壊が進んでいる。放棄された掘削坑と研究施設は廃墟愛好家たちのメッカとなった。

捨てられ廃墟と化した掘削施設。

地底12kmで科学者たちが発見したもの

この坑井は厚さ35kmとみられるバルト大陸地殻の1/3にしか達しなかったが、地球物理学に多くの情報をもたらし、地殻の化学成分と地殻上下部の違いが分かった。

ここではたくさんの興味深い発見がなされ、例としては、それまでに考えられていたよりも15億年も早く陸地は形成されていたことがわかった。

学者たちは20億年前の地層に存在していた生物の痕跡を見つけた。エッフェル塔を22基積み上げた高さにほぼ等しい6,700mという型破りな深度で、生物学者たちは小さなプランクトンの化石を発見したのだ。

従来地下深くでは有機物は存在せず、また存在し得ないと考えられていたが、14種類の微生物の化石が発見された。

岩石が破砕され、深部由来の水が充填していた

鉱物自体から生まれた水が大量に存在していたとのこと。

地底世界の都市伝説

人類が初めて到達した地下10kmには予想を遥かに上回る発見があったのです。
しかし、それ以上に学者たちや作業員を悩ませる不可解な出来事も発生しました。それは、地下空洞説や地底人の存在を伺わせる「何か」。

1989年、ロシアで地質調査をしていたチームによって奇怪な音が録音されました。 この奇妙な事件はフィンランドの新聞社の記事になり、通称「地獄の音」として世間に広まりました。

以下はAzzacov博士のインタビュー書き起こしです。
「地下1万4400メートルに差し掛かった時だ、ドリルが急に回転し始めた。それはそこに空洞か洞窟がある事を示している。 温度センサーは摂氏2000度まで上昇していた。我々はマイクを下ろし、岩盤の動きを調査する計画を立てた。 しかし、岩盤の動きの代わりに、我々は叫び声をあげる人間の声が聞こえたんだ。最初、その音は自分達の装備・設備から起こっていると思ってそれらを調整した。 しかしそれは我々が最も恐れていたことを確定させてしまった。叫び声は一人の人間のものではなく、何百人もの人間の悲鳴だったんだ・・・」

公式で発表されている掘削の深さは12.2kmですが、この博士は14kmまで掘り進め、そこで奇妙な声を聞いたと主張。

「私は天国や聖書を信じない。しかし、科学者として地獄の存在は信じる。 今回の発見をして我々は非常に驚いている。そこで何が起きたのか、何が起きたのかわかっている。我々はドリルで地獄の扉に穴を開けたと確信している。」

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