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言われてみれば確かに…! 全人類共通の文化「ヒューマン・ユニバーサル」

地球上には様々な人間がいて、多様な文化を各地で築いています。一見バラバラに見える人類ですが、中には全人類に共通して見られる要素「普遍文化(=ヒューマン・ユニバーサル)」が存在しています。

更新日: 2016年10月30日

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ヒューマン・ユニバーサルとは

この地球には、人類によってつくられた多様な文化が存在しています。

ヒューマン・ユニバーサル、あるいはカルチュラル・ユニバーサル、普遍文化とは地球上の全ての文化に共通してみられる要素、パターン、特徴、習慣のことである。

この普遍性が狭義の文化であるか、生物学的、遺伝的基盤があるかどうかは氏か育ちか論争の争点である。

① 言語を用いたコミュニケーション

他者とコミュニケーションをとるための手段のひとつ、「言語」。その種類に違いこそあれ、言語自体はヒューマン・ユニバーサルなもので、全ての言語は翻訳可能です。

言語を持たない部族が発見された例は一つもない。また、ある地域が言語の「ゆりかご」になり、従来言語を持たなかった集団にそこから言語が普及していった、などという記録も存在しない。

言語は、人間が用いる意志伝達手段であり、社会集団内で形成習得され、意志を相互に伝達すること(コミュニケーション)や、抽象的な思考を可能にし、結果として人間の社会的活動や文化的活動を支えている。

② 感情と表情

喜び、怒り、悲しみ、諦め、恐怖、驚きといった感情と、それに伴って顔面にあらわれる表情は、文化にかかわらないヒューマン・ユニバーサルなものです。

文化的背景に関係なく、また文化が孤立しているか他の文化に曝されているかに関係なく他の感情との関係は文化普遍的である。

基本的な感情とそれに結びついた表情は文化普遍的だが、その表現の強さは文化によって大きく異なる。

特定の感情を表出することをタブーとしている文化やシチュエーションも多く、その制御は文化的要因が強い。

進化心理学では、感情の仕組みは、環境に応じて素早く行動を決定するための生物学的適応であり、進化の過程で形成されたと考える。

③ 個人名をつける

あらゆる文化において、人はその個人を特定するための「名前」を与えます。
多くの文化では生まれてすぐに名前をつけますが、中にはその子が名を呼ばれて分かるようになってから付けるといった慣習を持つ民族もいるようです。

多くの場合、「所属を示す名前」と「個人を指す名前」の組合わせが用いられる。あるいはそのどちらか1種類だけの場合もある。その数や扱いについては様々な習慣・制度が見られる。

「所属を示す名前」の一例は日本や欧米など世界各地で一般的なファミリーネーム、姓ですね。

アメリカ大陸の先住民族など、個人を指す名前のみを用いる文化もある。サウジアラビアのように、3代前にまで遡って4つの部分からなるフルネームを用いることが当たり前の文化などもある。ブラジルのように一貫していない場合もある(これは、姓を持つ習慣が普及しつつあるが、完全に普及しきっていないためであると考えられる)。

④ 調理をする

人類が火を使って調理を始めたのは200万年近く前といわれており、調理を覚えたからこそ「人類に進化した」とも言われています。
調理はヒューマン・ユニバーサルなものであり、生物学的にも欠かせないものになっています。

最新の研究によると、およそ180万年前に人類の脳のサイズが急激に大きくなったのは、加熱調理の登場が直接影響しているという。

現生人類の祖先と考えられているホモ・エレクトスは、60万年の間に脳が2倍に進化しています。
この急激な進化の要因が「加熱調理を覚えたこと」だと言われています。

ゴリラやチンパンジーなど大型類人猿は、体の大きさはヒト属とそれほど変わらないが、未加工の食料しか食べないので、脳の拡大が起きなかった。

『生命維持活動の時間』を大幅に節約でき、また同じ量の食物からより効率よくたくさんの栄養を摂取できるようになったワケです。
そして、空いた時間を思考に充てる。そうやって人類は“進化”してきた

⑤ 性交は隠される

人類は普遍的に人前でのセックスを避けます。
種の維持に不可欠な行動がタブーとなってしまった理由は、「繁殖期がない」「一度のセックスに時間がかかる」「快楽を求める側面がある」など独自の進化に起因していると考えられます。

殺人や窃盗が集団の秩序を乱すことで集団そのものの維持を難しくすることで禁止されているのに対し、人前での性行為は、さらに人間の深い部分に根ざしたところで禁じられていると考えられます。

今世界に存在しているのは人前でのセックスを嫌う人類と、そんなことは平気な他の動物例えばチンパンジーがいるだけです。過去どのように文化的な禁忌が組み込まれてきたかを正確に知ることは困難です。

ヒトに最も近いといわれているチンパンジーやボノボでさえ、集団の中で普通に交尾をします。

原始人がセックスをオープンにしていたなんていうことは、まずないでしょう。
今日でも、人類学の研究対象になるような未開社会は多数ありますが、例外なくセックスは夫婦同士で、かつ基本的には夜に屋内で行うでしょう。

⑥ 呪術的思考、宗教

呪術的思考、魔術的思考とは、ある事象について、理性と観察においては因果関係が正当化できない物事に原因を求める思考である。宗教や民俗、迷信において、信仰心や祈り、儀式や生け贄、タブーの順守などと、それに対して期待される報酬や利益が結び付けられた。

人類は普遍的に、ある行動や考えが災難や悲劇的な出来事と相関関係があると考える傾向があります。
そしてこの普遍的傾向は、「宗教」の発生・存在と密接に関わっていると考えられています。

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