1. まとめトップ

話題のボリウッド映画『プレーム兄貴、お城へ行く』はこんな作品!

インディアン・フィルム・フェスティバル・ジャパン(IFFJ)2016で日本公開された、大ヒットボリウッド映画『プレーム兄貴、お城へ行く』にハマる人続出! 2015年のヒンディー映画興業成績2位のこの作品、実は、莫大な製作コストをかけて作られた作品です。

更新日: 2016年10月16日

chalo_nakanoさん

  • このまとめをはてなブックマークに追加
1 お気に入り 3432 view
お気に入り追加

2015年ヒンディー映画興業成績第2位、純「マサラ映画」が待望の日本上映!

©Rajshri
(2015年11月公開/ ヒンディー語/164分)

監督・脚本:スーラジ・バルジャーティヤ 

音楽:ヒメーシュ・レシャミヤー

振付:アーメド・カーン、ムダサール・カーン、シャビーナ・カーン、ラーディカー・ラーオ、ヴィナイ・サプル

出演:サルマーン・カーン、ソーナム・カプール、ニール・ニティン・ムケーシュ、アヌパム・ケール、サンジャイ・ミシュラー

【あらすじ】
プリータムプール王国の王位後継者のヴィジャイ・シン(サルマーン・カーン)王太子は、近隣の王国のマイティリ王女(ソーナム・カプール)と婚約中、間もなく戴冠式を迎えようとしていた。だが、王位を狙う弟、アジャイ・シン(ニール・ニティン・ムケーシュ)の陰謀に陥れられ、事故に遭う。

一方、劇団員のプレーム(サルマーン・カーン)は、かつて災害被災地でボランティアをしていた際に見かけたマイティリ王女に憧れ、貯めていた募金を渡したいと、王女が訪れる予定のプリータムプル王国を訪れる。だが、マーケットで会ったヴィジャイ王太子の廷臣たちに頼まれ、王になりすまして王国の危機を救うことに・・・。

予告編はこちら!(字幕がなくてスミマセン)

三つの見どころ

戴冠式を間近に控えたヴィジャイ王太子と、プリータム王国をたまたま訪れただけの劇団員役プレーム。王子になろうとしてもなりきれない劇団員プレームの場面は、作品の重要なコメディ要素。そして、腕っぷし兄貴ならではの格闘シーンもあり。

サリー姿の女性が激減したボリウッド映画。準主役のソーナム・カプールは劇中8割でインド服を着用しているだけでなく、大勢のバックダンサーとの群舞シーンもあり。インド映画群舞マニアは必見です!

王位継承権があるヴィジャイ王太子と、その弟アジャイの確執、さらには側室の娘チャンドリカーとラーディカー。ヴィジャイ王太子の影武者になったプレームは仲が冷えきった兄弟姉妹の間に挟まれ、再び仲良くなってほしいとあれこれ手を焼きます。インド映画にありがちな家族のストーリー、でもいつも涙が出ちゃうんですよね。

『ゼンダ城の虜』が原案

アンソニー・ホープが1894年に発表した小説の映画化、らしい。

2015年のヒンディー映画興業成績第2位!

100カロール(=10億ルピー)を超えると大ヒットとされるヒンディー映画界で、200カロールの興業成績を挙げた作品!

この年の興業成績トップ作品は、『タイガー伝説のスパイ』が日本でも公開された、カビール・カーン監督、サルマーン・カーン主演の『Bajrangi Bhaijaan』。『プレーム兄貴、お城へ行く』はそれに続く興業成績を叩き出し、100カロール(=10億ルピー=約15億円)を超えると「大ヒット(ブロックバスター)」と言われるヒンディー映画界において、207カロールの興業成績を記録した。

主演のサルマーン・カーンは、2015年、主演作2本がトップ1、2位となり、興行成績は総額で527カロールを記録。

海外興業収入も含めると、ヒンディー映画興業成績、歴代6位もしくは7位!

「全インド映画」の場合、2位には「バーフバリ・ザ・ビギニング」(2015/タミル・テルグ)が入ります。海外興業収入を含めた成績が媒体によって揺らいでいるのですが、6位がChennai Expressという報告もあるものの、10位内に入ることは確実!

主演は「庶民の兄貴」と呼ばれる、サルマーン・カーン

1965年12月27日生まれの50歳。俳優、歌手、映画プロデューサー。本名はAbdul Rashid Salim Salman Khan。父は映画脚本家、弟のアルバーズは俳優、監督、プロデューサー。1988年に脇役でデビュー。日本公開作は『タイガー、伝説のスパイ』『ダバング大胆不敵』などがある。

2000年代に沈んだ時期があったが、南インド映画のリメイク『Wanted』(2009)から再浮上、『ダバング大胆不敵』(2010、日本公開は2014)で人気再燃、2016年は落ちぶれたレスラーの復活を描いた『Sultan』が大ヒット。マッチョな兄貴は全インド男子の憧れ、女子ファンは少ない。

主演のサルマーン・カーンは、「3カーンズ(Khans)」と呼ばれるボリウッドトップ俳優の一人。残り2カーンズは、『オーム・シャンティー・オーム 恋する輪廻』のシャールク・カーン、『きっとうまくいく』『PK』のアーミル・カーン。3人とも1965年生まれ。アーミルが3月、シャールクが11月、サルマーンは12月生まれ。

共演はボリウッドのファッショニスタ、ソーナム・カプール

1985年ムンバイ生まれ。父は『スラムドッグ・ミリオネア』でクイズ番組司会者を演じた、アニル・カプール。ヒンディー映画の助監督を経て、サンジャイ・リーラ・バンサーリ監督作品『Saawariya』(2007年、共演はランビール・カプール)で映画デビュー。出演作『ミルカ』が日本でも公開されている。

2011年よりカンヌ国際映画祭のレッドカーペットにも毎年登場。

その他出演作は『I Hate Luv Stories』『ラーンジャナー』『Khoobsurat(美しい人)』など。

驚きの製作コスト!

準備に1000日以上、撮影は15か月間200日に及んだ。宮殿のシーンはラージャスタンのKumbhalgarhでのロケ撮影に加え、宮殿のセットも組んで撮影を敢行。エキストラは5000人、ダンサーは1500人、使われた花は5000キロ、お菓子は1200キロ、キャストは50人、スタッフは500人・・・。

製作費総額180カロールと言われるこの作品。ヒンディー映画業界では最高コスト。ちなみに、インド映画史上で製作コストが最も多い作品は、南インド映画『バーフバリ・ザ・ビギニング』(テルグ、タミル2言語で製作。2015年現地公開)で200カロール。現在ラジニカーントの『ロボット』続編『2.0』はなんと350カロールのコストを掛けて製作中なのだそう。
(100カロール=10億ルピー=約15億円)

出典:https://www.quora.com/What-are-the-10-most-expensive-Indian-movies-ever-made

設計に2年を要し、300人のスタッフが24時間体制で90日掛けて製作された鏡の宮殿は、1960年の映画『偉大なるムガル帝国(Mghal-e-Azam)』を模して製作されたそう。

鏡の王宮、メイキングはこちらから。とにかく素晴らしいの一言! 撮影の後、どうなってしまったのか気になるほど素晴らしいセット。

全ての規模が巨大すぎて想像がつかない!

挿入歌はなんと10曲!

近年、上映時間の短縮化のため、1作品あたり4〜5曲程度のボリウッドにおいて、ダンスシーンはYoutubeに上がっているだけで8曲、サウンドトラックは10曲。さらには、結婚式のシーンで13分に及ぶ曲もあったという噂も。しかし残念ながらカットになった様子・・・。

作曲はヒメーシュ・レシェミヤー、ボリウッドの人気音楽家です。時々間違えて映画に主演していますが、あまりヒットしていません。

タイトルソングはこちら。超豪華! 「こんなに豪華な映画は久しぶり」と、廷臣役のアヌパム・ケールさんが、メイキングビデオで話してました。

1 2





印度映画広報委員会中野支部。勝手にインド映画を広報しています。