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【批判殺到】青森県の黒石写真コンテスト入賞作に自殺と見られる中2女子の姿 入賞取り消し

2016年度「黒石よされ写真コンテスト」の最高賞・黒石市長賞の内定をもらった写真が、内定を取り消された。理由は、写真に写っている人が、自殺した生徒だったという。

更新日: 2016年10月22日

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kageyasuさん

●なぜ?最高賞の黒石市長賞を内定した後、一転して取り消し

写真コンテストを実施した青森県黒石市の「黒石よされ実行委員会」が、いったんは最高賞を内定していた作品への授賞を事実上撤回していたことが17日、分かった。

黒石よされは「日本三大流し踊り」の一つ。津軽の代表的な民謡“よされ”にあわせて市民一体となって踊ります。約3000人の踊り子が中心商店街で一斉に流し踊りや乱舞などを繰り広げ、見る人を圧巻します。
●黒石よされ写真コンテスト
夏祭り「黒石よされ」(8月15日~20日)期間中に撮られた写真を対象にした写真コンテスト

いじめ被害を訴えて8月に自殺した青森市の中2女子生徒が被写体だったことが理由。遺族は同日、受賞予定だった写真を公表、氏名を葛西りまさん(13)と明らかにした。

中心に写る少女が亡くなった葛西りまさん
(遺族提供、画像の一部を加工してます)

遺族は「娘の願いを伝えたい」として氏名を葛西りまさんと公表、最高賞を撤回された写真を、地元紙の東奥日報で10月18日に公開した。

りまさんの父(38)は「いじめられても、笑顔だった姿をたくさんの人に見てほしい。二度といじめをしないでという娘の願いを伝えたい」と公表理由を話した。

実行委と遺族によると、青森市の男性が8月15日、黒石市内の祭り「黒石よされ」で踊りを披露したりまさんを撮影し、同25日に亡くなったことを知らないまま、コンテストに応募。実行委は、遺族の了解を得た上で男性の写真に最高賞の市長賞を贈ると内定した。

●「祭りの写真としてふさわしくない」と反対。

しかし発表間近の今月13日、責任者の元黒石観光協会会長が「祭りの写真としてふさわしくない」と反対した。黒石市の高樋憲(たかひ・けん)市長も14日、実行委に「多くの人に祭りを知ってもらうという賞の趣旨になじまない」と伝達。実行委は応募者の男性に賞の辞退を求め、男性は応じた。

「祭りの写真としてふさわしくない」と反対

16日までの取材に「写真が公になり、さまざまな臆測が出ることを懸念した」と話した。

生徒の父親は「(受賞内定を)家族みんなで喜んだのに突き落とされたような思い。(取り消しの理由は)面倒に巻き込まれたくないと言っているように聞こえる」と話している。

女子生徒の祖父は、「孫が一生懸命に踊っている写真が受賞したと連絡を受けた時は家族みんなで喜びましたが、取り消されて残念です。主催者側に理由を尋ねても納得できるような説明ではありませんでした」と話しています。

りまさんは、駅のホームから列車に飛び込み亡くなった。中1だった昨年6月から同級生に「死ね」などの悪口を言われるようになり、遺書には「二度としないで」と記されていた。

●批判うけ一転し「最高賞」へ

「葛西りま」さんの写真、批判をうけ黒石市が一転し「最高賞」へ

高樋憲・黒石市長は19日、「改めて市長賞を授与したい」と述べた。氏名や顔写真が報道によって公開されたことを理由とした。高樋市長は記者会見で、「混乱を生じさせて(葛西さんの)ご家族に深くおわび申し上げる」と謝罪。市長賞を取りやめた理由について、「他市が調査中の事案であり、公開されていない氏名や写真を公にしていいのかと思った」と述べた。市長自ら葛西さんの家族に会って、再授賞の了解を得たいとしている。

賞撤回で自殺中2女子遺族に黒石市長謝罪

青森県黒石市の高樋憲市長は20日、いじめ被害を訴えて8月に自殺した青森市立中2年の葛西りまさん(13)の自宅で遺族と面会し、内定していた市長賞の撤回など写真コンテストを巡る一連の対応を謝罪した。

面会は非公開。

高樋市長は面会後、記者団に「対応の不手際を心からおわび申し上げた。遺族とともに、いじめをなくす取り組みを進める」と語った。

りまさんの父剛さん(38)によると、写真の撮影者が受賞辞退を申し出ており、市側は遺族に賞を受け取ってほしいとの考えを伝えた。

剛さんらは受け入れ、11月に黒石市内で開かれる祭りで写真を展示することを快諾した。

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