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「卵でピカソを買った男」伊勢彦信氏の志が高かった!

「森のたまご」などで知られるイセグループは世界一の「卵」企業。富山の小さな鶏卵会社を、ここまで育て上げた会長の伊勢彦信氏は米国では「エッグ・キング」とも呼ばれる。世界有数の美術コレクターとしても知られ、ピカソを茶室に飾るなど、真の「数寄者」。コレクションを無料で貸し出す志の高い人物でもある。

更新日: 2019年04月20日

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aku1215さん

▼物価の優等生「卵」

物価の優等生」なんて言葉があります。小売り価格がほとんど変わらない商品を指し ていう言葉ですが、その代表格とされるのが「鶏卵」です。

わが国の鶏卵生産は、大規模と機械化による合理化などの低コストへの努力によって物価の優等生と言われてきた。

*価格だけでなく安全性も世界一

日本の卵が世界に誇れる理由は、国産食材の安全性を象徴しているからだ。外国では基本的に卵の生食を勧めていないが(殺菌された卵はある)、日本は生食を基準としている。

■トップブランド「森のたまご」の「イセ」は世界一の卵企業

ブランド卵「森のたまご」(イセ食品)
http://www.ise-egg.co.jp/

「森のたまご」などのブランド卵を持ち、国内鶏卵市場で約15%のシェアを握るイセ食品。

日本、アメリカ、中国などで1日22百万個以上の「たまご」を毎日生産し続ける世界一の「たまご」の企業グループ。

連結ベースで17社、非連結会社や関連会社を含めると国内で計22社のグループ。連結対象企業の内訳は、仕入部門、生産部門、製造・販売部門(イセ食品等3社)、流通部門、金融部門。

■創業100年を超える老舗を世界一に導いた伊勢彦信氏

イセグループは、100年以上も「たまご」一筋に歩んできた世界で最も歴史ある食品企業のひとつ。

【伊勢彦信氏】1929年生まれ。農業学校卒業、父親が経営する伊勢養鶏人工孵化場に入る。52年イセを設立。80年米国に進出、4年で全米の上位に食い込む。92年イセグループ各社会長に就任。

会長「1980年にアメリカで会社を設立。銀行から25億円借り入れ、養鶏場を建てたり、現地の養鶏場を買収。当時、アメリカに挑戦し、現地の企業を買収しようとする人は少なかったので、銀行にとっても私にとっても未知の挑戦でした。」

会長「幸いにも良い仕事相手に恵まれ、とても順調に事業を進めることが出来ました。現在イセアメリカでは、東海岸で生産量1位、ニューヨークでも65%のシェアを占めています。」

東南アジアの養鶏業者140社への卵生産技術・ノウハウのライセンス提供に取り組む。

■日本有数の美術コレクター 楽しみ方も型破り

伊勢氏のコレクションの一部(中国陶磁器)

artnetが選ぶ世界のアートコレクターTOP100(第1弾)。45位にイセ食品・伊勢彦信会長がランクイン。同社はNYにも拠点を置くイセ文化基金を運営。なおTOP50のうち半数をアメリカ人コレクターが占める。 news.artnet.com/art-world/artn…

「『卵でピカソを買った男』という一代記があるようにピカソに惚れ込んでいますが、その他にもルノアールやセザンヌなどの印象派コレクターでもある。中国陶磁器、アールヌーボーのガラス器、尾形光琳の日本画なども多数集めていますね」(都内の美術館職員)

最後の夢は、約4000坪の大美術館を開くこと。建設にかかる費用は数億円を下らないだろうが、100億円は軽く超えると言われるほどの美術品を所有する伊勢氏なら、実現するだけの資金力は十分。

伊勢氏はかつてアメリカの有名新聞に「エッグ・キング」として紹介されたことがある

▽ピカソを茶室に飾る真の「数寄者」

中国陶磁をお茶会の席にも使う。マチスやセザンヌの絵と中国陶磁を組み合わせて、お茶の席を設えると、これまでになかった少々型破りのお茶会を楽しむことが出来る。

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