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2着馬に今後注目?2歳牝馬の重賞アルテミスステークス レース情報

勝ち馬からGI馬は出ていないものの、12年2着アユサン(桜花賞)、14年2着レッツゴードンキ(桜花賞)、15年2着のメジャーエンブレム(阪神ジュベナイルフィリーズ、NHKマイルC)と2着馬からGI馬が出ているなど、出世レースとして注目度は高くなっています。

更新日: 2019年10月22日

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egawomsieteさん

良血リアアメリア、デビュー2連勝なるか/JRAレースの見どころ

リアアメリア(牝2、栗東・中内田充正厩舎)は母が米GI勝ち馬という良血のディープインパクト産駒。6月の新馬戦は2着に8馬身差を付け圧勝した。今回はそれ以来の休み明けとなるが、仕上がりは上々。デビュー2連勝で重賞制覇なるか。

サンクテュエール(牝2、美浦・藤沢和雄厩舎)は半兄に米GIを2勝しているヨシダがいるディープインパクト産駒。8月の新馬戦では2番手から抜け出して快勝した。デビュー前から注目されていただけに、重賞の舞台でどのような走りを見せてくれるか注目したい。

 その他、新馬戦・コスモス賞を連勝しているルーチェデラヴィタ(牝2、栗東・西村真幸厩舎)、クローバー賞を勝ったワールドエース産駒オータムレッド(牝2、美浦・手塚貴久厩舎)、新潟2歳S3着のビッククインバイオ(牝2、美浦・牧光二厩舎)、3戦目で勝ち上がったラインオブダンス(牝2、栗東・矢作芳人厩舎)なども上位争いを狙う。発走は15時45分。

■過去5年の結果から傾向

☆キャリア キャリア2戦の馬が4勝2着3回と好成績。キャリア1戦は【0・1・1・19】と苦戦。

 ☆前走 勝ち馬4頭までが前走を勝っており、うち3頭は未勝利Vからの参戦。

 ☆レース間隔 勝ち馬5頭は中1週〜中7週での参戦。2カ月以上ぶりの馬は未勝利。

 結論 ◎ラテュロス ○シスターフラッグ ▲タイドオーバー

■17年出走馬情報

混戦模様ながら、主役候補と目されるのはウラヌスチャーム(美浦・斎藤誠厩舎)。新潟でのデビュー戦は、スタートで立ち遅れて最後方からの競馬となったが、直線で大外から矢のような伸びを見せてハナ差ながら差し切った。上がり3ハロン32秒0は、2歳馬としては史上最速タイという驚異的な瞬発力。2着に退けたカーボナードが直後に未勝利戦を勝ち上がり、続くサウジアラビアRCで3着に好走しているように、対戦相手のレベルも上々だった。「初戦は正直、60~70%の感じで使った」と斎藤誠調教師。2戦目で相当な上積みを期待できそうだ。

ラッキーライラック(栗東・松永幹夫厩舎)は、父が新種牡馬のオルフェーヴル。母も米GIアシュランドS(ダート1700メートル)の勝ち馬だ。近親にはマイルGI・2勝のミッキーアイルや、今年のNHKマイルCを勝ったアエロリットがいる。デビュー戦は直線に向いたところで前が塞がったが、外に持ち出すと鋭い伸びで2着に1馬身半差、3着にさらに5馬身差をつけて完勝した。スケールの大きさはウラヌスチャームと双璧といっていい。ウラヌスチャームの新馬戦にも騎乗していた石橋脩騎手がこちらに乗るのも興味深いポイントだ。

母ブルーミンバーがオープン2勝など計7勝を挙げているトーセンブレス(美浦・加藤征弘厩舎)も注目の一頭。中山のマイル戦を、4コーナー12番手から差し切って初陣を飾った。父ディープインパクト×母の父ファルブラヴという血統面から、直線の長い東京でさらに末脚を生かせそうだ。今回はクリストフ・ルメール騎手とコンビを組む。

 叔父にGI・6勝のゴールドシップがいるシスターフラッグ(栗東・西村真幸厩舎)は、新馬戦Vから挑んだ札幌2歳Sでも中団からしぶとく脚を伸ばして0秒3差の4着。前走で騎乗した岩田康誠騎手が「軽い芝でも大丈夫」と話しており、速い上がりが出やすい東京の馬場にも対応できそうだ。初めてのマイル戦の流れに戸惑わなければ、V争いに加わるだろう。今回は北村宏司騎手とのコンビで臨む。

函館2歳S3着で、前走りんどう賞2着のアリア(栗東・沖芳夫厩舎)も、今回が初のマイル戦。展開に注文がつかず、折り合い面の不安がない馬なので、200メートルの距離延長は問題なさそうだ。北海道からコンビを組み続ける丸山元気騎手にとっても力が入るところだろう。

 新種牡馬ロードカナロア産駒のグランドピルエット(美浦・田村康仁厩舎)も侮れない。母ザレマは09年の京成杯AHの勝ち馬で、母の兄弟にはマルカシェンク、ガリバルディといったマイル巧者が並ぶ。デビュー戦は4番手から抜け出し、センスの良さを見せた。牝馬らしからぬ力強い走りで、いかにも東京のマイル戦が向きそうだ。

ディープインパクト産駒のダノングレース(美浦・国枝栄厩舎)は、母がイタリアオークス馬。札幌芝1500メートルの新馬戦ではゴール前の競り合いを制しており、勝負根性は非凡なものを持っている。厩舎は先週まで42勝を挙げ、関東リーディングのトップ。10年の3冠牝馬アパパネなど実績を残してきた国枝厩舎と蛯名正義騎手のコンビで一躍その名を上げるか。

 他にも、7月の中京マイルの未勝利戦を2馬身半差で勝ち上がったスカーレットカラー(栗東・高橋亮厩舎)、ディープインパクト産駒で母が仏GI・2着の実績があるラテュロス(栗東・高野友和厩舎)なども能力が高く、上位進出が期待できそうだ。

■リスグラシューが1番人気に応えてV!

10月29日の東京11Rで行われた第5回アルテミスS(2歳オープン・牝馬、GIII、芝1600メートル、18頭立て、1着賞金=2900万円)は、武豊騎手騎乗の1番人気リスグラシュー(栗東・矢作芳人厩舎)が流れが落ち着いた3コーナー手前から馬なりのままポジションを上げ、直線でも長くいい脚を使って後続の追撃を封じ込めた。最後まで2着のフローレスマジック(2番人気)が追いすがってきたが、相手が伸びるぶんだけこちらも伸びており、1/2馬身という着差以上の強さを感じさせた。タイムは1分35秒5(良)。

 リスグラシューは、父ハーツクライ、母リリサイド、母の父アメリカンポストという血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、(有)キャロットファームの所有馬。通算成績は3戦2勝。重賞1勝。矢作芳人調教師、武豊騎手ともにアルテミスSは初勝利。

◆武豊騎手「初めて乗りましたが、理想的なレースができました。(向こう正面で)ペースが落ちたので付き合うこともないと思って。(最後も)いい脚でしたね」

■穴馬データ

今年で5回目と歴史は浅いが過去4回はすべて人気薄の激走馬で好配当が飛び出している。今年はフルゲート18頭でかなり波乱の雰囲気が漂っており、かなりの好配当が飛び出すかも。

 過去4年で6番人気以下で3着以内に飛び込んだのは6頭、その傾向は以下の通り。


・騎手は関東所属か単騎免許の外人騎手のみで関西所属はゼロ

・馬体重は406-496kgで500kg以上の重量馬は軽視

・前走は1~5番人気以内、重賞なら8番人気以内

・前走着順は1着か3着のみ

・前走距離は1500から1800m戦出走馬

・前走で新馬勝ち馬は除外。2戦以上の経験が必要で特に未勝利戦勝ち馬に注目

・前3走以内に勝利実績のある馬のみ


 以上の項目から浮上する今年の穴馬候補は以下の2頭。

アピールバイオ
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各条件に合致する注目の穴馬。新潟2歳ステークス4着の実績も評価したい。


パフォーム
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最低人気になるかもしれないが各条件に合致しており穴馬として注目したい。

■過去4年の傾向から

☆人気 1番人気は【1・2・0・1】で連対率は高いが、一昨年は9番人気ココロノアイ、昨年は12番人気デンコウアンジュが制して中波乱。

 ☆前走 オープン特別以上からの参戦が【2・2・2・17】。500万、未勝利、新馬、地方からの参戦が【2・2・2・39】。

 ☆脚質 逃げ【0・1・0・3】、先行【1・0・2・9】、差し【2・2・2・31】、追い込み【1・1・0・13】。差し馬が優勢。

 結論 ◎トーホウアイレス ○フローレスマジック ▲リスグラシュー

■リスグラシュー 目を見張る加速で4F53秒8!

前走レコードVで注目を集めるリスグラシュー(矢作)は坂路単走で素晴らしい伸びを披露。ラップを刻むごとに加速して4F53秒8。ラスト2Fは12秒5―12秒2。矢作師は「(体重の軽い、坂井)瑠星が乗っていたからね(レースは武豊)。問題なくきてます」と話した。新潟でデビューしており「左回りに輸送も経験してますから」と不安はない。気をもんでいるのは週末の天気で「切れる馬なので、良馬場がいい」と好天を願っていた。

■良血フローレスマジック 狙うは初タイトル

東京土曜「第5回アルテミスS」のフローレスマジックは、同舞台の前走で、好位追走から楽に抜け出して4馬身差の圧勝だった。木村師は「新馬戦(2着)より内容が良かった。レースがどういうものか分かってきた感じ」と評価。

 「ダメージがなかったので使う。重賞といっても1勝馬同士で力差は感じない」と初タイトルを狙う。G1馬ラキシスを姉に持つ良血で、将来性も高く注目の一戦だ。

■16年出走馬情報

血統やレースぶりから注目されるのは、今回と同じ東京のマイル戦で未勝利戦を快勝したフローレスマジック(美浦・木村哲也厩舎)。全姉にエリザベス女王杯馬ラキシス、全兄に京王杯スプリングCの勝ち馬サトノアラジンを持つ良血馬で、8月新潟のデビュー戦はハナ差2着に敗れたものの、ひと息入れて臨んだ前走は4馬身差の大楽勝を演じた。スワンSに出走予定の兄サトノアラジンと、同日に兄妹重賞Vを成し遂げる可能性も十分にあるだろう。

同様に、新潟の新馬戦2着後、2戦目(前走)で衝撃的な勝ち方を見せたのがリスグラシュー(栗東・矢作芳人厩舎)だ。前走の阪神未勝利戦(芝1800メートル)は、1分46秒2という圧巻の2歳コースレコードで4馬身差V。よどみのないペースを好位で追走して、楽々と抜け出す圧勝だった。1週前追い切りでは、新コンビの武豊騎手を背に栗東坂路で4ハロン50秒6という破格の時計を馬なりでマーク。期待がふくらむ重賞初挑戦となる。

夏の北海道で未勝利戦-コスモス賞を連勝したサトノアリシア(栗東・平田修厩舎)は、栗東での調整から東京への輸送となるだけに、未知の部分も多い。環境の変化に対応できるかが鍵だが、これまでの3戦はいずれも大人びた内容で、勝負根性にも秀でた面を見せている。東京の軽い芝をこなせるようなら、3連勝のシーンも見込めるだろう。

新馬戦-サフラン賞と無傷の2連勝を飾ったトーホウアイレス(美浦・田中清隆厩舎)は、非凡な末脚が持ち味。母トーホウドルチェはダート短距離で活躍したが、父にハーツクライを迎えたことで芝で決め手を生かすレースぶりが目を引く。1週前に坂路で主戦・柴田善臣騎手を背に好タイムをマークしており、中間も順調そのもの。堂々の3連勝となれば、一気に2歳女王へ王手をかけることになる。

新潟2歳S4着、サフラン賞3着と堅実な走りを見せているのがアピールバイオ(美浦・牧光二厩舎)。前走は逃げなくても競馬ができることを証明しており、今回は内田博幸騎手とのコンビで巻き返しを図る。

 未勝利戦V後のききょうSで、しんがり人気ながら2着と好走したマルモレイナ(栗東・木原一良厩舎)は、母がファンタジーS(芝1400メートル)の勝ち馬。今回はさらに距離が延びるだけにマイル克服が鍵となるが、母の主戦でもあった田中健騎手とのコンビで母子重賞Vを狙う。

ほかにも、新馬戦の勝ち方が目を引いたシグルーン(栗東・宮徹厩舎)、ヒストリア(美浦・栗田徹厩舎)、ライジングリーズン(美浦・奥村武厩舎)や、まだ底を見せていないヴィーナスフローラ(栗東・須貝尚介厩舎)、トワイライトライフ(美浦・黒岩陽一厩舎)、キャリアを積んで良さが出てきたパフォーム(美浦・相沢郁厩舎)、函館2歳S4着の実績があるメローブリーズ(美浦・石毛善彦厩舎)といった馬たちは素質を感じさせる。百花繚乱(りょうらん)の様相を呈した若き牝馬たちの戦いは見応え十分となりそうだ。

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