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2着馬に今後注目?2歳牝馬の重賞アルテミスステークス レース情報

勝ち馬からGI馬は出ていないものの、12年2着アユサン(桜花賞)、14年2着レッツゴードンキ(桜花賞)、15年2着のメジャーエンブレム(阪神ジュベナイルフィリーズ、NHKマイルC)と2着馬からGI馬が出ているなど、出世レースとして注目度は高くなっています。

更新日: 2016年10月29日

egawomsieteさん

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■リスグラシューが1番人気に応えてV!

10月29日の東京11Rで行われた第5回アルテミスS(2歳オープン・牝馬、GIII、芝1600メートル、18頭立て、1着賞金=2900万円)は、武豊騎手騎乗の1番人気リスグラシュー(栗東・矢作芳人厩舎)が流れが落ち着いた3コーナー手前から馬なりのままポジションを上げ、直線でも長くいい脚を使って後続の追撃を封じ込めた。最後まで2着のフローレスマジック(2番人気)が追いすがってきたが、相手が伸びるぶんだけこちらも伸びており、1/2馬身という着差以上の強さを感じさせた。タイムは1分35秒5(良)。

 リスグラシューは、父ハーツクライ、母リリサイド、母の父アメリカンポストという血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、(有)キャロットファームの所有馬。通算成績は3戦2勝。重賞1勝。矢作芳人調教師、武豊騎手ともにアルテミスSは初勝利。

◆武豊騎手「初めて乗りましたが、理想的なレースができました。(向こう正面で)ペースが落ちたので付き合うこともないと思って。(最後も)いい脚でしたね」

■穴馬データ

今年で5回目と歴史は浅いが過去4回はすべて人気薄の激走馬で好配当が飛び出している。今年はフルゲート18頭でかなり波乱の雰囲気が漂っており、かなりの好配当が飛び出すかも。

 過去4年で6番人気以下で3着以内に飛び込んだのは6頭、その傾向は以下の通り。


・騎手は関東所属か単騎免許の外人騎手のみで関西所属はゼロ

・馬体重は406-496kgで500kg以上の重量馬は軽視

・前走は1~5番人気以内、重賞なら8番人気以内

・前走着順は1着か3着のみ

・前走距離は1500から1800m戦出走馬

・前走で新馬勝ち馬は除外。2戦以上の経験が必要で特に未勝利戦勝ち馬に注目

・前3走以内に勝利実績のある馬のみ


 以上の項目から浮上する今年の穴馬候補は以下の2頭。

アピールバイオ
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各条件に合致する注目の穴馬。新潟2歳ステークス4着の実績も評価したい。


パフォーム
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最低人気になるかもしれないが各条件に合致しており穴馬として注目したい。

■過去4年の傾向から

☆人気 1番人気は【1・2・0・1】で連対率は高いが、一昨年は9番人気ココロノアイ、昨年は12番人気デンコウアンジュが制して中波乱。

 ☆前走 オープン特別以上からの参戦が【2・2・2・17】。500万、未勝利、新馬、地方からの参戦が【2・2・2・39】。

 ☆脚質 逃げ【0・1・0・3】、先行【1・0・2・9】、差し【2・2・2・31】、追い込み【1・1・0・13】。差し馬が優勢。

 結論 ◎トーホウアイレス ○フローレスマジック ▲リスグラシュー

■リスグラシュー 目を見張る加速で4F53秒8!

前走レコードVで注目を集めるリスグラシュー(矢作)は坂路単走で素晴らしい伸びを披露。ラップを刻むごとに加速して4F53秒8。ラスト2Fは12秒5―12秒2。矢作師は「(体重の軽い、坂井)瑠星が乗っていたからね(レースは武豊)。問題なくきてます」と話した。新潟でデビューしており「左回りに輸送も経験してますから」と不安はない。気をもんでいるのは週末の天気で「切れる馬なので、良馬場がいい」と好天を願っていた。

■良血フローレスマジック 狙うは初タイトル

東京土曜「第5回アルテミスS」のフローレスマジックは、同舞台の前走で、好位追走から楽に抜け出して4馬身差の圧勝だった。木村師は「新馬戦(2着)より内容が良かった。レースがどういうものか分かってきた感じ」と評価。

 「ダメージがなかったので使う。重賞といっても1勝馬同士で力差は感じない」と初タイトルを狙う。G1馬ラキシスを姉に持つ良血で、将来性も高く注目の一戦だ。

■16年出走馬情報

血統やレースぶりから注目されるのは、今回と同じ東京のマイル戦で未勝利戦を快勝したフローレスマジック(美浦・木村哲也厩舎)。全姉にエリザベス女王杯馬ラキシス、全兄に京王杯スプリングCの勝ち馬サトノアラジンを持つ良血馬で、8月新潟のデビュー戦はハナ差2着に敗れたものの、ひと息入れて臨んだ前走は4馬身差の大楽勝を演じた。スワンSに出走予定の兄サトノアラジンと、同日に兄妹重賞Vを成し遂げる可能性も十分にあるだろう。

同様に、新潟の新馬戦2着後、2戦目(前走)で衝撃的な勝ち方を見せたのがリスグラシュー(栗東・矢作芳人厩舎)だ。前走の阪神未勝利戦(芝1800メートル)は、1分46秒2という圧巻の2歳コースレコードで4馬身差V。よどみのないペースを好位で追走して、楽々と抜け出す圧勝だった。1週前追い切りでは、新コンビの武豊騎手を背に栗東坂路で4ハロン50秒6という破格の時計を馬なりでマーク。期待がふくらむ重賞初挑戦となる。

夏の北海道で未勝利戦-コスモス賞を連勝したサトノアリシア(栗東・平田修厩舎)は、栗東での調整から東京への輸送となるだけに、未知の部分も多い。環境の変化に対応できるかが鍵だが、これまでの3戦はいずれも大人びた内容で、勝負根性にも秀でた面を見せている。東京の軽い芝をこなせるようなら、3連勝のシーンも見込めるだろう。

新馬戦-サフラン賞と無傷の2連勝を飾ったトーホウアイレス(美浦・田中清隆厩舎)は、非凡な末脚が持ち味。母トーホウドルチェはダート短距離で活躍したが、父にハーツクライを迎えたことで芝で決め手を生かすレースぶりが目を引く。1週前に坂路で主戦・柴田善臣騎手を背に好タイムをマークしており、中間も順調そのもの。堂々の3連勝となれば、一気に2歳女王へ王手をかけることになる。

新潟2歳S4着、サフラン賞3着と堅実な走りを見せているのがアピールバイオ(美浦・牧光二厩舎)。前走は逃げなくても競馬ができることを証明しており、今回は内田博幸騎手とのコンビで巻き返しを図る。

 未勝利戦V後のききょうSで、しんがり人気ながら2着と好走したマルモレイナ(栗東・木原一良厩舎)は、母がファンタジーS(芝1400メートル)の勝ち馬。今回はさらに距離が延びるだけにマイル克服が鍵となるが、母の主戦でもあった田中健騎手とのコンビで母子重賞Vを狙う。

ほかにも、新馬戦の勝ち方が目を引いたシグルーン(栗東・宮徹厩舎)、ヒストリア(美浦・栗田徹厩舎)、ライジングリーズン(美浦・奥村武厩舎)や、まだ底を見せていないヴィーナスフローラ(栗東・須貝尚介厩舎)、トワイライトライフ(美浦・黒岩陽一厩舎)、キャリアを積んで良さが出てきたパフォーム(美浦・相沢郁厩舎)、函館2歳S4着の実績があるメローブリーズ(美浦・石毛善彦厩舎)といった馬たちは素質を感じさせる。百花繚乱(りょうらん)の様相を呈した若き牝馬たちの戦いは見応え十分となりそうだ。

■リスグラシュー「線の細い馬なのでカイバ食いを落とさずにレースを迎えたい」

未勝利戦を4馬身差Vのリスグラシューも前途洋々だ。陣営も仕上げに力が入る。

 矢作調教師「1週前追い切りを見ていて53秒くらいと思っていたのに、50秒6と表示された時はびっくりした。多少モタれる面もジョッキー(武豊)につかんでもらえたのは良かったと思う。線の細い馬なのでカイバ食いを落とさずにレース当日を迎えたい」

■トーホウアイレス舞台替わり歓迎

デビュー2連勝中のトーホウアイレス(田中清)は、坂路の1週前追い切りで4ハロン52秒4-12秒7をマーク。併せた古馬をあおったように調子はさらに上向きだ。前走のサフラン賞は鼻差でぎりぎり差し切った。田中清師は「少し詰まったが、外に出してよく伸びてくれた。切れる馬。府中の方がもっと競馬しやすい」と話しており、中山からの舞台替わりは歓迎材料。3連勝も視野に入る。

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