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下痢止めが効かない! あなたの下痢 ”胆汁”が原因かも? 症状と対策

胆汁性下痢症。もし、下痢止めがあまり効かず、下痢が続くようなら、この病気を疑った方がよいかもしれません。直し方(食事、対処療法、根本治療)について調べました。

更新日: 2019年08月01日

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胆汁とは?

胆汁は肝臓で作られ、97%は水で、そのほかに胆汁酸、ビリルビン(胆汁色素)、コレステロールなどが含まれ、消化酵素は含まれていません。胆汁酸は脂肪を乳化し、消化・吸収させやすい形に変化させる働きをします。また、水に溶けない脂溶性ビタミンの吸収を助けます。胆汁の大部分は小腸から吸収されて、他の吸収された栄養分と一緒に血管を通って肝臓に戻り、再利用されます。(腸肝循環)

胆汁が下痢を引き起こすメカニズム

胆汁は大腸に入ると下剤と同じ作用をします。通常、胆汁は小腸の入口(十二指腸)で分泌され、小腸の末端で吸収されます。この胆汁が何らかの原因で大腸に流れ込んでしまうと、大腸が大量の水を出してしまいます。その結果、水びたしになった大腸は下痢を起こしてしまいます。

胆汁が大腸に流れ込む理由

・小腸が炎症を起こし機能が劣化
・過去に盲腸の手術で小腸を切っている
・手術で胆のうを摘出した
・前の晩に飲み過ぎて胆汁がたくさん作られた

などの理由で小腸の胆汁を吸収する機能が低下していることが考えられます。

通常の下痢と胆汁性の下痢との見分け方

胆汁は夜の間に胆のうに蓄えられ、「食事が腸に入ってきた」タイミングで分泌されます。 症状としては強烈な便意がありますが、腸が動いて便を出し、胆汁がなくなってしまえば調子が回復すると考えられています。

<胆汁下痢が疑われるケース>

・その日の最初の食後に起こる。(朝食後1~2時間後が多い)
・お腹に強い傷みはない。
・下痢の後はおさまる。
・様々な下痢止めを試しても効果が無い。

ご飯を食べた後にすぐに便意がある場合は、食事の刺激で腸の神経が刺激されて便意が催される「胃直腸反射」という反応です。これは体に害の無い正常の生理現象です。

胆汁性下痢の対策

胆汁による下痢は、一般的な下痢止めの効果がなかなか得られない事が知られています。まずは生活習慣の工夫で対策をすることが大切です。

■朝ご飯のタイミングを変える
朝ご飯のタイミングを変えることで、下痢をするタイミングをある程度コントロールできると考えられています。家にいるうちにトイレを済ませたり、トイレの無い場所に行く前には食事を控えたりすることで、突然の下痢のリスクを減らすことができます。

■朝ご飯を軽めにする
朝ご飯の量を少なめにすることで、出てしまう胆汁の量を減らし 大腸にかかる刺激を少なくすることができると考えられています。

対処療法と根本治療

あくまで個人的な意見ですが、胆汁性下痢に対する「コレバイン」や過敏性腸症候群に対する「イリボー」などは、対処療法としては有効であって、症状が治まることで毎日の生活は楽になり、精神的にも開放されるため非常に有効であると同時に、薬を飲まないと症状が出てしまうため、薬なしで過ごせるようになるわけではありません。

根本的には、腸を健康に丈夫に保つことが大切で、例えば、健康な人であれば多少、胆汁が大腸に流れ込んでも下痢になることはありません。対処量表と同時に、根本的に腸内環境を改善して腸年令を若く保つ、あるいは弱ってしまった腸を回復させるための食事療法や、サプリメントによる腸内フローラの改善は平行して進めるようにしましょう。

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