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オーディオの音を良くする各種方法の落とし穴

オーディオ機器、アクセサリー類について落とし穴に落ちない為に一度立ち止まってみませんか?

更新日: 2016年11月12日

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この記事は私がまとめました

bokuthedogさん

昨今「ハイレゾ」という作りだされたブームがあります。
何も知らず考えずに商品を選ぶと、陥る落とし穴の数々について今回は
まとめました。(違うご意見・ご見解がある事は承知しております)

1) 高価なオーディオアクセサリーを妄信しない

最も陥りやすい穴です。値段が高くカッコいい外見と新素材と称するもので
作られたケーブル、端子類を雑誌、レビューなどをそのまま信じて購入し、
どつぼにはまることです。音を今より良くしたいと思ったら、今の状況が
どうであるかを正確に把握し、どうしたいかを整理して考えないといけません。
新素材を「?」と思っていてもあえて試してみる酔狂な趣味や、
むやみやたらに高価なものを買い漁るのは、所有欲、優越心を伴う趣味としては
結構ですが、それを望まない人にとっては落とし穴です。

そこで、現状を知るために必要なことは次の2)~4)です。

2) 科学(物理法則)を理解する

例えばスピーカーで音のことを考える時に真っ先に思いつくのが「空気中の音速 」の話です。
湿度が変わると音速も変わります。気温も関係します。
https://www.osaka-kyoiku.ac.jp/~masako/exp/kichu/experiment/theory/sitsudo.html
これは当たり前の事として前提にしなければなりませんが、抜け落ちている場合があります。
聴いている部屋の大きさに対して、これらの値を考慮(補正)せずに
良い音を突き詰めようとするのは闇雲に向かって暴走する車のようです。
なぜ音楽室やライブハウスに温度と湿度計があったか、記憶の隅から引き出して下さい。

幸いにも計算できるホームぺージがあります。
http://keisan.casio.jp/has10/SpecExec.cgi?path=05000000.%95%A8%97%9D%8C%F6%8E%AE%8FW%2F03000100.%89%B9%81E%8C%F5%2F10000300.%8B%F3%8BC%92%86%82%CC%89%B9%91%AC%2Fdefault.xml

とことんやるなら1)の高価なアクセサリーは論外です。まずやらなければならないのは、
リスニングルームの音場補正をどうするか(プロ機材を使うか、測定マイクを
複数立ててルームアコースティック(部屋残響)を補正するイコライザを掛けるか)でしょう。
しかし、音楽を気楽に楽しみたいのであれば、そもそもここまでする必要はありません。

では、高価な端子類やケーブルはどうでしょうか?
ブランドで選びましたか?ちょっと待ってください。
その端子を素手で触っていませんか?手油、皮膚などで抵抗値が激変する事を
ご存知ですか? そもそも高級な端子類のパッケージに納得いく接触抵抗値が
明記されていたでしょうか? いや接触抵抗値はどれくらい影響があるのでしょうか?

高価なオーディオアクセサリーを実際に測定したことはありますか?
http://fixerhpa.blog.fc2.com/blog-entry-264.html
http://monoadc.blog64.fc2.com/blog-entry-70.html

今日、盛んに「クロストーク」という言葉が躍っていますが、
実際にヘッドフォンイヤフォンで「人間の聴覚で検知出来るクロストークがどの程度か」
考えたことはありますか?
http://monoadc.blog64.fc2.com/blog-entry-67.html
http://www38.tok2.com/home/shigaarch/OldBBS/5223crosstalk2.html

電子工学の知識は無く据え置きオーディオも持っていない若者が、
今オーディオに興味を持って、
数万円の高級ポータブルオーディオ製品を初めて購入しようと
するとき、業界が仕掛けた「ヘッドホンのバランス駆動=高音質」
という刷り込みにさらされている現状を、苦々しく見ています。

こういう見方もあります。

■リケーブルの前に理解しておくべきいくつかのこと
・「音が変わると感じる」のと「実際に音が変わる」のは全く別のこと
・物理的に変化があることと、人が変化を感じ取れるかどうかは別問題
・リケーブルの前にアンプの出力インピーダンスに注意
・リケーブルの効果の程はケースバイケース(リケーブルの効果は簡単に計算できる)
・ケーブルの抵抗値が小さいほど音が良くなるというわけではない(逆もまた然り)
・線材にこだわるのは無意味
抵抗は定性的には確かに変わります。ただし、その変化は銅から銀にしても約6%、
OFCからさらに純度を高めたところで1%以下に過ぎません。
どの特性が何dB変化するのか、計算して定量的に考えましょう

・リケーブルより音質への影響が大きい要素が多くある
アンプの出力インピーダンスはもちろんのこと、他にもイヤホンの個体差、
イヤーピース、耳への挿入深度などはリケーブルよりずっと大きな影響をもたらす場合が多い

音質に影響する(?)要因集
http://monoadc.blog64.fc2.com/blog-entry-77.html

同じ方のブログですみませんが、一度見て考えてみてください。

そしてリケーブルです。することで音がなんでも良くなると思う方もいますが、
実際はどうでしょうか?例えばハイインピーダンスのものにリケーブルという意味は?

http://monoadc.blog64.fc2.com/blog-entry-68.html

3) 音声信号は電気信号に変換されていることを理解する

従来のアナログオーディオ信号がデジタル信号に対して劣っているという
見方が「もし」あるとすれば、そもそも不思議であり、
デジタルオーディオとは何かの仕組みを知らずに
オーディオ機器について考えることはできない。

以下、河合一氏がEDNに2012年連載した記事
「デジタルオーディオの基礎から応用」を紹介、一部引用。

デジタルオーディオには、従来のアナログオーディオとは異なるデジタル特有の仕様や特長、性質が存在し、それらのほとんどは再生系においてはD-A変換システムに集中することになる。

「デジタル理論精度」とは何か?
「量子化分解能」と「サンプリング周波数」の2つである。これらにより、PCM信号の基本理論特性(デジタル理論精度)が決定される。このデジタル理論精度はデジタルオーディオの基本であるが、意味するところは実に重要である。

ここ数年、デジタルオーディオ分野の業界専門誌やオーディオ雑誌、PCオーディオ雑誌などで頻繁に登場するキーワードに「クロックジッター」がある。重要なキーワードであるにも関わらず、記事の筆者が内容を明確にしないまま、解説しているケースも多い。

4) 自身の耳スペックと機材の特性を知る

これが最も重要な要素かもしれません。
聴力検査は受けた方が多いと思いますが、実際どのhzが聴こえていたのか教えてくれません。
(難聴など問題がある場合にのみ、先生から呼び出されます)

そこで、海外のホームページに44.1khzの各種オーディオチェック信号で
自身の環境を試すことができる、便利で興味深いものがあります。

「audiocheck.net」
http://www.audiocheck.net/index.php

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一番需要がありそうなヘッドフォン、イヤフォン用チェックページが以下です。
http://www.audiocheck.net/soundtests_headphones.php
「Frequency Response」と書かれたところの下にある
ボタンを押してテストシグナルを再生してみてください。まず低域、そして高域と
二つのボタンが用意されています。
もし再生して、奇妙な浮き沈みや連続的に下降するスイープのように
本来聞こえないものが聞こえる場合は、サウンドカードとエイリアシングを疑ってください。
そのチェック用ページも用意されています。周到ですね!
http://www.audiocheck.net/audiotests_aliasing.php

ヘッドルームとは言えませんが、ダイナミックレンジも測れます。
「Dynamic range」と書かれたところにある再生ボタンを押してください。
最初がフルスケールの音、そして男性の声だけがどんどん小さくなっていきます。
お使いの機器でどこまで聞こえるでしょうか?

「Quality」は低音を主としてチェックができる項目です。
(ボリュームの上げ過ぎに注意)

他にもヘッドフォンの左右バランスを確かめたりすることができます。
便利ですね。

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