「マグダラのマリアの悔悛」というテーマは、イエスの復活・昇天の後、彼女が孤独な生活に身を隠し、瞑想と祈りの日々を送ったという伝説に基づくもの。
聖書の中にはそうした場面は出てこない。

「ひとりで祈る」というような状況で、なぜ裸なのかというと、衣服を脱ぎ捨てるという行為が、地上の虚飾を捨て去って天上の幸福を求める、という意思を象徴するかららしい。
絵によっては、まわりに宝石や装身具が散らかっていることがあり、これもまた「現世の富を捨てる」という行為を示している。

また絵の特徴として、マリアの髪が非常に長い。
これは本来「のび放題で手入れをしていない」ことを示していたはずなのだが、逆に官能的な魅力が加わり、その魅力を一層ひきたてている。

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【神聖なるエロス】キリスト教を題材にした裸婦の画像集(芸術鑑賞のヒント)

キリスト教を題材にした裸婦の絵をまとめました。新約聖書に基づくというよりは、伝説や創作をテーマにしたものがほとんどです。「マグダラのマリア」なんかは着衣の絵も多いのですが、本稿ではヌードのみ掲載しています。それにしても、聖人すら裸婦の題材にしちゃうんだから、美術の世界はすごいですね。

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