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花粉症を食べて治せる?!【花粉症治療米】って知ってる?

いまや国民病ともいわれる花粉症。その数は年々増加しています。そんな中、国や各研究機関にて花粉症を【米】を食べて治す食品が研究開発されているのをご存知でしょうか。

更新日: 2017年06月04日

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この記事は私がまとめました

【お米】で花粉症が?!その名も【スギ花粉症治療米】

どういうお米なの?

スギ花粉症の患者向けに作られたスギ花粉症治療米を3ヵ月、毎日一回食べるだけで、花粉症の症状が劇的に改善する治療法です。

「毎日のご飯を食べることによって、スギ花粉に対する減感作治療法をしよう。」というものです。

注射に比べればはるかに簡単な接種方法ですし、また、長期にわたって何回も病院に通う必要もありません。薬と違って飲み忘れも少ないと思われますから、患者さんにとって負担の少ない治療法だと考えられます。

どういう仕組みなの?

米の遺伝子を組み替え、中にスギ花粉の抗体を入れ込んだ米をつくるというもので、その米を毎日食べ続けると、免疫作用により体が徐々にスギ花粉に慣れていき、花粉症の症状が軽減するという効果が期待できる『経口減感作治療法』になります。

現在使用されている花粉症薬や、舌下免疫療法との違いは?

現在の花粉症治療はヒスタミンの働きを止める薬を服用するという対症療法が主流

治療米は一定期間食べ続けると、体が徐々にスギ花粉に慣れ、アレルギー反応が起きなくなるという。花粉が体内に入ってきても、異物と認識しなくなるからだ

舌下免疫療法は、治療期間も2年から5年程度と結構長期にわたって治療する必要があります。

その点この花粉症緩和米は、毎回の食事の際に普段のお米を花粉症緩和米に変えるだけですし、8週間程度食べ続けると免疫に効果が表れる

効果はあるの?

スギ花粉症を発症して苦しむサルでも実験した。花粉に対してアレルギー反応を起こす免疫反応が大幅に抑えられることを確かめた。

治療米と普通の米を3週間食べさせた後、スギ花粉を与えた。治療米を食べたマウスはアレルギー反応を引き起こすヒスタミンという物質の量が半分以下に減り、くしゃみの回数も4分の1に減っていた。

30人のスギ花粉症患者を2つのグループに分けて食べてもらった。実験開始から終了までに6回、被験者の血液を採取して免疫細胞の活性化の程度を調査した。

通常の米を食べたグループは、花粉が飛散し始めると実験開始のころの3〜4倍も免疫細胞の活性が高まったが、この米を食べたグループは変わらなかった。症状の改善では明確な差は出なかったが、耳鼻咽喉科医が鼻づまり改善の傾向を認めたという

このスギ花粉症治療米を開発した東京慈恵会医科大学では、すでに2月からこの治療の臨床試験が開始し、その効果が明らかになってきました。

重度の花粉症であった中年の女性は、毎年マスクをして花見をしていたが、このスギ花粉症治療米の治験に参加して、わずか3ヵ月で、マスクを装着しないで快適に花見をすることができるほどの高い効果がでています。

効果が見られました

こんなに素晴らしい花粉症米ですが、課題も

花粉症の方には、救世主になる可能性がある「花粉症緩和米」ですが、市場に出すための大きな問題があります。それは、この米が「遺伝子組換え食品」であるということです。

自然界には存在しないものなので、拡散した場合に自然の植物との交配で新しい特性を持つ植物ができ、生態系に悪影響を及ぼす可能性がある。

さらに、消費者にとっては、遺伝子組み換えそのものへの拒否反応もある。

ご飯の薬で花粉症治療、とても手軽で効果もあるようだが、遺伝子組み換えというアレルギーも無視できない。

当初、この『スギ花粉症緩和米』は食品として開発されていました。
しかし、厚生労働省から『医薬品として取り扱うべきではないか』という判断を受け、医薬品としての開発に方針を変更したことによって、実用化は当初の予定よりずいぶんと遅れているようです。

『スギ花粉症緩和米』は現在、安全面においての研究が進められています。
そして、すべての面において安全が確認されたときには、花粉症で苦しむ人にとって便利で有効な対策になることでしょう。

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