その露悪趣味全開の倒錯した世界は、当時隆盛を誇ったデヴィッド・ボウイやTレックスなどのグラムロックと共通するものがあった。ロイヤル・コートでの1ヶ月公演は大成功。 8月、映画館を改装した230席の劇場へと場所を移し、さらに500席のキングス・ロード劇場へと進出した。
 アメリカ西海岸のロック界の大物、ルー・アドラーが噂を聞きつけてロンドンまでやってきたのはその頃だった。ルーはショーを見るなり、その日のうちに上演権を獲得。翌1974年3月、ロサンゼルスの有名なライブハウス「ロキシー」でアメリカ公演が始まった。演出はジムが続投、キャストはティム・カリー以外は一新された。ライブハウスで行われるミュージカルショーというシチュエーションも功を奏し、LAのヒップな連中に大ウケした。観客の盛り上がりはロンドン以上だったという。連日満員の大ヒットとなり、エルヴィス・プレスリーやキース・ムーンといったロック界のセレブリティーも来場した。今度は20世紀フォックスの重役が噂を聞きつけ、あれよあれよと映画化が決定した。

出典【コラム】最高のロック・ミュージカル!「ロッキー・ホラー・ショー」 | NOAHBOOK

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キング・オブ・カルト映画!! 「ロッキー・ホラー・ショー」の魅力

「ロッキー・ホラー・ショー」…■監督ジム・シャーマン■原作リチャード・オブライエン ■出演ティム・カリー バリー・ボストウィックスーザン・サランドン リチャード・オブライエンジョナサン・アダムス ミート・ローフチャールズ・グレイ パトリシア・クイン

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