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【ノロ】実はアルコールが『ノロウィルス』に効くという事実。次亜塩素酸だけじゃなかったの?

今までの情報では、ノロウィルスは「次亜塩素酸ナトリウムしかきかない」と言うのが世間の常識であった、2013年あたりより医療機関ではアルコールの消毒効果があるのではないかと言われ始めていた。2016年のガイドラインにはアルコールも有用となった

更新日: 2019年07月10日

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この記事は私がまとめました

miyamontaさん

ノロウィルスの消毒は・・・

第一選択は次亜塩素酸ナトリウムか熱消毒という理解は間違いではないが、アルコールも効果がないわけではないという報告が最近はあります。詳細をみてみましょう

2016年は『ノロウィルスにアルコール』でも効果あり

ノロウイルスによる感染性胃腸炎や食中毒は、一年を通して発生していますが、特に冬季に流行します。
 ノロウイルスは手指や食品などを介して、経口で感染し、ヒトの腸管で増殖し、おう吐、下痢、腹痛などを起こします。健康な方は軽症で回復しますが、子どもやお年寄りなどでは重症化したり、吐ぶつを誤って気道に詰まらせて死亡することがあります。
 ノロウイルスについてはワクチンがなく、また、治療は輸液などの対症療法に限られます。
 従って、皆様の周りの方々と一緒に、次の予防対策を徹底しましょう。

ノロウィルスの症状は・・・

潜伏期間(感染から発症までの時間)は24~48時間で、主症状は吐き気、嘔吐、下痢、腹痛であり、発熱は軽度です。通常、これら症状が1~2日続いた後、治癒し、後遺症もありません。また、感染しても発症しない場合や軽い風邪のような症状の場合もあります

2015年ごろまでは・・・

ノロウイルスの一般常識~アルコール消毒が効かない~

このように、アルコールの除菌効果は否定されていました・・・しかし・・・

厚生労働省は2015年6月「ノロウイルスに関するQ&A」では・・・

効果なし⇒一定の効果を認める

消毒用エタノールについて失活効果なしから一定の効果を認める記述に変更

アルコールがノロウイルスに効かないと思い込まれている理由

ヒトノロウイルスは培養不能のため,消毒薬の評価には2種の代替ウイルスが用いられている。これまでの報告では,アルコールはマウスノロウイルスには有効であったものの,ネコカリシウイルスに対する効果にはばらつきが見られた。そのため「効かない」と判断されていると考えられる。

1.クロイツフェルト・ヤコブ病 2.B型肝炎。これらは、アルコールが利かないとされ、その後効果があることになっているが、それが否定された現在でも「アルコールはウイルスに無効」という印象だけが根強く残っているのだという。抗菌スペクトルから見れば,効果に差はあれ「アルコールの効かないウイルスは存在しない」

アルコールが効果があるとする根拠①

『消毒用エタノールなどのアルコールはノロウイルスに対する殺菌力が劣るとさてれてきました。
これはネコカリシウイルスを用いた実験結果からそのように言われてきた経緯があります。
しかし、最近になってマウスのノロウイルスを用いた実験結果では、アルコールも有効であることがわかりました。
ヒトのノロウイルスは、ネコカリシウイルスよりもマウスのノロウイルスに類似していることから、アルコール消毒(清拭)も有効であると考えられるようになりました。
ただし、ノロウイルスは消毒薬抵抗性を示すウイルスであるため、二度拭きが望ましいとされています。
清拭して15秒間ほど経過したあとに再び清拭することが大切です。

次亜塩素酸ナトリウムは木材と接触すると効力がなくなることから、木質の手すり等の消毒には、次亜塩素酸ナトリウムよりも消毒用エタノールの方が適しています。
また、ドアノブなどの金属やトイレの便座などのプラスチックは、次亜塩素酸ナトリウムでは劣化しますが、消毒用エタノールはそれに比べて劣化作用が少なく、また臭いも少ないので使いやすいでしょう。』
道薬誌 Vol.30 No.3(2013)

アルコールが効果があるとする根拠②

5.感染経路の遮断の第一は手指衛生である。
流水と石けんを使用し物理的除去が最も確実と言われている。
消毒薬は次亜塩素酸ナトリウムが効果的であるが、生体には使えない。
速乾性擦式アルコール製剤や手指消毒薬による効果は、さまざまなエビデンスがあり議論中であるが、その有効性を示唆する報告がある。

アルコールが効果があるという根拠③

それでも次亜塩素酸ナトリウムは第一選択・・・しかし

ノロウイルス対策の第一選択は次亜塩素酸ナトリウムであるが,同剤が適しない条件は意外と多い

木材や有機物と接触すると抗ウイルス力が減弱するため,木製の手すりや椅子などの除菌には不向き

アルコール協会から・・・

ノロウイルスは消毒薬抵抗性を示すウイルスであるため、二度拭きが望ましいとされています。
清拭して15秒間ほど経過したあとに再び清拭することが大切

結論

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