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『ポケモン』の改造・販売が犯罪/違法な理由(逮捕者続々)|警察・弁護士らの見解&過去の判例と考察

結論、ポケモンの改造は違法。 改造ポケモンの販売も購入も罪に問われます。 ポケモンの改造をお考えの方・使っている方は必読。 チート行為は、私電磁的記録不正作出・同供用、偽計業務妨害の容疑で警察に逮捕される時代に突入(ドラクエ、モンハン、パズドラのチートユーザーが2016年に一斉逮捕された)

更新日: 2016年12月20日

dqmalさん

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※お急ぎの方は「★6. 結論」からご覧ください


結論から言うと、ポケモンの改造は違法です。


長らく「ゲームの不正改造は違法か?」の結論は有耶無耶でした。
が、2016年10月頃から改造ツール利用者が続々と“逮捕されています”。

かつて改造の違法性は著作権侵害(親告罪)の視点から審議されて来ました。
しかし近年、改造は「私電磁的記録不正作出・同供用罪」や「偽計業務妨害罪」(共に非親告罪)にあたると法解釈が改められ、警察が動き逮捕に至るケースが激増。

ツール提供者、改造ポケ/改造産の子使用者/販売者/依頼者、全員が未遂を含めて刑に処されます。
ある日突然警察が来て、即逮捕です。

<目次>

◆1. ポケモンの改造/販売に関する基礎知識
 1.1. 『本まとめで取り扱うポケモンの改造/販売』とは?
 1.2. 『ゲームデータの改造/販売』は禁止行為という大前提
 1.3. 『ゲームデータの改造/販売』が違法行為になる瞬間

■2. ポケモンの改造/販売への見解・スタンス
 2.1. 『弁護士』の見解・法的な解釈
 2.2. 『警察』の見解・法的な解釈
 2.3. 『ポケモン公式/ゲームフリーク』の見解・スタンス
 2.4. 『任天堂公式』の見解・スタンス
 2.5. 『コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)』の見解・スタンス

▲3. ゲームデータ改造/販売に関する有名な裁判
 3.1. 『三國志Ⅲ』裁判
 3.2. 『ときめきメモリアル』メモリーカード裁判
 3.3. 『デッド オア アライブ2(DOA2)』裁判

●4. 改造/販売に関する事件の数々
 ○4.1. ポケモン関連の事件
  >『2013 Global Showdown』=ポケモン公式世界大会で計1558人の改造発覚事件
  >『ポケモン ORAS』オンライン対戦時・無差別データ破壊テロ事件
  >『ポケモン サン・ムーン』海賊版ユーザー特定&大規模BAN祭り事件
 ○4.2. NINTENDO関連の事件
  >『とびだせどうぶつの森』チーター一斉BAN事件
 ○4.3. 改造(チート)で逮捕に至った事件
  >『パズドラ』チートツール制作者・利用者逮捕事件
  >『モンハンF』チート代行販売業者逮捕事件
  >『ドラクエⅩ』チート関係者一斉書類送検事件

▼5. ポケモンの改造に関する様々な具体例
 5.1. 【罰則】オンライン接続・公式大会参加が不可能に
 5.2. 【炎上】ガガガ氏の改造バレ炎上騒動を参考に
 5.3. 【通報】逮捕→何件もの前例あり・訴訟→ほぼ敗訴
 5.4. 【交換】改造ポケモンを交換に出すのもアウト
 5.5. 【2世】改造ポケモンを親に持つ子(改造2世)もアウト
 5.6. 【乱数】乱数産ポケモンもアウト?

★6. 結論《総括・まとめ》
 6.1. 『ゲーム改造で逮捕』が当たり前の時代へ
 6.2. 『ポケモンの改造/改造代行/販売/依頼/過剰擁護』→逮捕に直結
 6.3. 『ポケモンの改造』で逮捕される仕組みと具体例

☆7. 改造/販売の通報・問い合わせ先
 7.0. 「改造ポケモン通報方法・通報先・通報内容テンプレ」まとめ
 7.1. 『ポケモン公式』への問い合わせ
 7.2. 『任天堂公式』への問い合わせ
 7.3. 『コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)』への問い合わせ
 7.4. 『インターネットホットラインセンター(警察)』への問い合わせ

□8. 資料集
 8.1. 『炎上』実際の様子
 8.2. 『改造売買/配布』実際の様子


※本まとめは、公共の利害に関する事実を、公益を図る目的で掲載しております

◆1. ポケモンの改造/販売に関する基礎知識

1.1. 『本まとめで取り扱うポケモンの改造/販売』とは?

ゲームデータに外部ツールでアクセスして"ポケモン個体のデータを改変・制作"した時点で【改造】(チート)と扱われる。
作り出したものが、たとえゲーム内で「ステータス的には理論上存在し得る正規数値のポケモン」であっても、【改造】であることに変わりは無い。

また、改造個体の子(改造2世)も改造個体と同義である(5.5. 【2世】参照)。

ポケモン公式サイドに許可なく、ポケモン(改造ポケモン/改造していないポケモンを問わず)を販売=ゲームデータを現実の通貨(リアルマネー)で売買する経済行為は【RMT】(リアルマネートレーディング)と呼ばれる。

1.2. 『ゲームデータの改造/販売』は不正行為という大前提

ポケモンシリーズの開発/販売元のゲームフリークおよび任天堂は、ポケモンだけでなく開発/販売しているゲームすべてのデータ改造行為を「不正行為」と定めている。

すなわち、改造は不正行為=ゲームを遊ぶ上で完全なルール違反である。

よって、改造を許す許さないといった議論は意味をなさない。禁止行為に許すも許さないも、ない。
そもそも改造は違法であり(後述)、犯罪を容認するのは問題外だろう。

一部で販売されている、ゲームソフトのレポートを改造する装置を使い、改造コードにより改ざんされたデータを含むポケモン、および改造コードを使用して出現させたポケモンについては、ゲームを正常に進められなくなったり、レポートが壊れたり消えたりするおそれがありますので、使用を禁止します。

基本的に「不正行為の禁止」は任天堂HPや各ゲーム(電子)取扱説明書に明記されている。

1.3. 『ゲームデータの改造/販売』が違法行為になる瞬間

▽改造:ポケモンを例に考える
・ネットにつながずに遊ぶ→グレー
・ローカル通信をして改造ポケモンを交換→OUT
・オンラインの誰かと改造ポケモンを交換→OUT
・オンラインで改造ポケモンを使って対戦→OUT

電子計算機損壊等業務妨害罪,器物破損罪,電磁的記録毀棄罪,著作権侵害,私電磁的記録不正作出・同供用罪などに問われる

▽RMT:ポケモンを例に考える
・正規ポケモンを販売→OUT
・改造ポケモンを販売→OUT

信用毀損罪,業務妨害罪,著作権侵害,不正競争防止法違反などに問われる

大多数のポケモンユーザーにとって改造ポケモンの不特定多数の環境での利用は望まれないため、不特定多数との通信でのポケモン交換の利用は両者の納得がある場合以外はほぼ禁止行為とされる。

違法の可能性が高いことと同時に、改造ポケモンでの対戦・交換は忌み嫌われる行為である。

たとえば、ポケモン対戦界において改造ポケモンの保持や利用は強く忌避される禁止行為とされており、改造ポケモンの保持、利用をした場合、単一のみならず複数のコミュニティから追放等制裁を受ける例がしばしば見られる。

改造ポケモンの使用が発覚した場合、使用者の信頼・立場・居場所を尽く消し去り、ポケモン界隈への再起は絶望的となる(過去の事例については後述)。
事実、ポケモン公式サイドが「改造ユーザー」である把握している人物に関しては、公式大会やイベントから永久追放される措置がとられている(詳細は後述)。
また、改造を行ったROM並びにゲーム機であると任天堂が判断した場合、同媒体でのネットワークへのアクセスが永久禁止されるペナルティを科せられる(詳細は後述)。

■2. ポケモンの改造/販売への見解・スタンス

2.1. 『弁護士』の見解・法的な解釈

現状、ほとんどの弁護士が「著作権法の『同一性保持権侵害』に該当する」という共通認識を持っているようだ。

「著作権法違反」は親告罪である。
任天堂やゲームフリークや(株)ポケモンが訴えることによって罪に問われる。
「訴えられなければ怖いもん無し」とも言えるが、訴えられた時点で敗訴→賠償金、の流れは確定的である。

あまり知られていないのが「改造の依頼者も共犯」という点。
ポケモン販売人などに「性格○○の6Vメタモンが欲しい」と依頼した側も、販売した人間と同罪に問われるのだ。

データの改変は、著作権者が許していない場合、著作権法違反に該当する可能性が相当程度あります。
これを依頼することも著作権法違反の共犯となるでしょう。

先に述べたように、ポケモンの販売はRMTに該当するだろう。

日本では「RMTは違法」と明確に定めている法律が存在しない。しかし、法律が無ければ違法ではないというのは安易な考えである。

RMTは単なる"手法"に過ぎず、RMTによってもたらされた/もたらされる恐れのある、ポケモン公式サイドへの「不利益」や「サイバートラブル」といった損害は、紛れも無く法律に違反するものである。

利用規約において,RMTの禁止,及び違反の場合の措置について明確に定めておくことが重要です。
RMTに付随する行為や,RMTの態様によっては,著作者人格権の侵害や,不法行為に基づく損害賠償請求,電子計算機損壊等業務妨害罪や不正アクセス防止法違反の対象となる可能性もあります。

通常のポケモンと同機能程度の「改造ポケモン」であれば、コンピュータウィルスの定義から外れている。

しかし、後述しているような「受け取った瞬間、データを破壊するなどのプログラムを有しているポケモン」は“コンピュータウィルスに該当”する。

こういった改造ポケモンの作成や頒布は「不正指令電磁的記録作成等(いわゆるウィルス作成罪を含む)」や「不正指令電磁的記録取得等」の罪にも問われる。

※未遂並びに保管だけでも処罰される

「コンピュータウイルス対策基準」(通商産業省告示)による定義は次のとおりである

第三者のプログラムやデータベースに対して意図的に何らかの被害を及ぼすように作られたプログラムであり、 次の機能を一つ以上有するもの。
1.自己伝染機能 自らの機能によって他のプログラムに自らを複製又はシステム機能を利用して自らを他のシステムに複製することにより、 他のシステムに伝染する機能
2.潜伏機能 発病するための特定時刻、一定時間、処理回数等の条件を記憶させて、発病するまで症状を出さない機能
3.発病機能 プログラム、データ等のファイルの破壊を行ったり、設計者の意図しない動作をする等の機能

2.2. 『警察』の見解・法的な解釈

A「私電磁的記録不正作出・同供用罪」
B「〃幇助・同供用幇助罪」
C「〃未遂・同供用未遂罪」
という不正アクセス禁止法に関連した二つの法律がある(
条文については以下を参照)。

聞き慣れない法律だが「文書偽造」の電子版という認識で問題ない。

電磁的記録(ゲームプログラム)を、運営(ポケモンのオンライン機能の管理運営元≒公式サイド)の許可なく改ざんして使用、または他者に提供し、運営の業務を妨げた(ポケモン公式が禁止と定める行為=改造を行った)場合、同罪を犯したものと判定される(A)。
また、改造依頼を行った者など関係者全員も同一の刑に処される(B)。
未遂でも同一の刑に処される(C)。

第161条の2
1.人の事務処理を誤らせる目的で、その事務処理の用に供する権利、義務又は事実証明に関する電磁的記録を不正に作った者は、5年以下の懲役又は50万円以下の罰金に処する。
2.前項の罪が公務所又は公務員により作られるべき電磁的記録に係るときは、10年以下の懲役又は100万円以下の罰金に処する。
3.不正に作られた権利、義務又は事実証明に関する電磁的記録を、第1項の目的で、人の事務処理の用に供した者は、その電磁的記録を不正に作った者と同一の刑に処する。
4.前項の罪の未遂は、罰する。

「人の事務処理を誤らせる目的」というのは、ゲーム公式が改造は不正行為として禁止しているにも関わらず、公式に「改造ではない」と誤認させる行為と言い換えられる。したがって、改造データ保有状態でオンラインに接続する行為がアウトとなる。

ここ2~3年、チートユーザーはこの法律が起因して警察に逮捕/書類送検されるケースが後を絶たない。
近年ではネットに接続するタイプのゲーム「モンスト」、「ドラクエⅩ」、「モンハンF」などでチートユーザーが逮捕されている。
いずれも未遂であっても罰せられるというのもポイント。

2.3. 『ポケモン公式/ゲームフリーク』の見解・スタンス

ポケモン公式サイドはシリーズディレクター増田氏のツイートが示すように、改造に対して否定的であると共に「違法」というスタンス。

また、公式大会にて改造ポケモンを使用したユーザーは、公式大会・公式イベントに金輪際エントリーできなくなるという処置がとられている。


なお、2015年8月にポケモン公式が公表した「改造プレイヤー」への声明は以下のとおり。

日頃より「ポケモングローバルリンク」をお楽しみいただき、ありがとうございます。
この度、ランダムマッチレーティングバトルやインターネット大会をご利用いただいている一部のプレイヤーにおきまして、以下の事象を確認いたしました。

●現時点で、通常のゲームプレイでは公開されていない不正なポケモンのデータを用いて対戦している
●ゲームソフトのデータ自体を不正に改ざんし、改ざんしたデータを用いて対戦している

これらの不正行為を確認したプレイヤーにつきましては、ランダムマッチレーティングバトルにおいて、トレーナーランキング集計の対象外とさせていただきました。
また、今後開催されるインターネット大会への参加エントリーも制限させていただきます。

なお今後、不正行為を確認したプレイヤーにつきましては、定期的に同様の対応をとらせていただくとともに、不正なセーブデータの利用が続くプレイヤーには、ランキング集計対象外とする対応だけではなく、その他制限措置を適宜検討のうえ、予告なく実行させていただきます。

『ポケットモンスター』シリーズは、他のプレイヤーと通信機能を使って対戦・交換等ができますが、不正なポケモンや改ざんされたセーブデータで通信を行った場合、相手の方にも正常にゲームがプレイできなくなるなどの悪影響を及ぼし、迷惑をかける場合もございます。
今後ともプレイヤーのみなさまが安心してお楽しみいただけるよう、「ポケモングローバルリンク」では、不正なデータを用いた事象について定期的に監視を行い、不正行為・迷惑行為への対応を継続的に取り組ませていただきます。

プレイヤーのみなさまにおかれましては、育てていただいた大切なポケモン、セーブデータを守るためにも、取扱説明書に従った正しい遊び方で『ポケットモンスター』シリーズをお楽しみいただきますよう、ご理解・ご協力のほど、よろしくお願いいたします。


引用:全文が掲載されていた元ページ(前者)は現在閲覧不可能となっているので、同文を掲載しているサイト(後者)より引用
http://3ds.pokemon-gl.com/information/80efa449-d902-4658-9266-ddc42774ccc8
http://monokuro6262.blog.fc2.com/blog-entry-974.html

なお、株式会社ポケモンが開催しているゲームの大会では、参加者が通常プレイ以外の方法で手に入れたポケモンを使用した場合、発覚した時点で失格とし、今後開催される全ての大会への参加もお断りさせていただきます。

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dqmalさん

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