日韓両政府は23日、防衛機密の共有を可能にする軍事情報包括保護協定(GSOMIA)に署名した。

北朝鮮が核兵器や弾道ミサイルの開発を進める中、安全保障に関する機密情報の迅速な共有や保護の態勢を整え、日韓が北東アジアの安定を支える新たな一歩を踏み出す。

ソウルの国防省で午前10時(日本時間同)から非公開で行われた署名式には、韓国から韓民求国防相、日本から長嶺安政駐韓大使が出席。署名後、協定は早期に発効する見通しだ。

同協定は2012年6月にも締結寸前にまでこぎ着けたが、閣議決定などを公表せず、「密室処理だ」と批判を受けた韓国が、署名1時間前になって延期を要請。土壇場で締結が先送りされた経緯がある。北朝鮮の脅威が高まる中、韓国政府は先月27日に協議再開を発表し、1カ月足らずで署名に至った。

韓国では協定に反対する野党が、親友による国政介入事件で朴槿恵大統領への攻勢を強めている。締結に関しては朴氏が押し切る形となったが、今後も反発は続く見込み。韓国国防省報道官は、22日の記者会見で「継続して理解を求める努力をしていく」と話した。

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