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【民法・相続 9】 遺言の方式 論点 まとめ

遺言の方式に関する論点をまとめました。司法試験、司法書士試験、行政書士試験、公務員試験の対策や、法律問題や相続手続きのトラブルシューティングにお役立て下さい。

更新日: 2016年11月28日

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tarouyamaさん

遺言-遺言の方式

遺言の方式の概観

遺言の方式の種類を大まかに挙げよ。

・普通方式が3種類、特別方式が4種類ある。

普通方式の遺言の種類

普通方式による遺言の種類を挙げよ。

1.自筆証書遺言(民968)

2.公正証書遺言(民969)

3.秘密証書遺言(民970)

普通方式による遺言のうち、公証人及び証人の関与が必要とされるのはどれか。

・公正証書遺言と秘密証書遺言。

普通方式-自筆証書遺言

自筆証書遺言の作成方法と訂正方法を言え。

1.自筆証書により遺言をする場合、遺言の全文・日付・自分の氏名を遺言者が自書し、これに印を押さなければならない(民968-1)。

2.自筆証書遺言の訂正は、遺言者が変更した部分を指示し、変更したということを付記し、付記した後に署名し、かつ変更した場所に印を押さなければ、変更の効力を生じない(民968-2)。

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自筆証書遺言の訂正方法は、常に民法968条2項の方式によることを要するか。

・明らかな誤記の訂正については、民法968条2項所定の方式とは異なった訂正方法でも認められる場合がある(S56.12.18、S44.11.17)。

自筆証書遺言において、日付の記載の訂正を民法968条2項の方式によらずに行い、その訂正により前の日付が判読不能となった場合、当該遺言は無効となるか。

・日付の記載を欠くものとして無効となる(S50.2.27)。

他人が代筆したり、タイプライターや盲人点字器、ワープロ等で作成された遺言は有効か。

・無効である(民968-1)。
・秘密証書遺言であれば、他の要件を整えていれば代筆等による遺言も有効となることと比較すること。

遺言者が他人の手助けを受けて自筆証書遺言をした場合、その遺言は有効か。

・遺言者が他人の支えを借りただけであり、かつ、他人の意思が介入した形跡がない場合に限り、有効とされる(S62.10.8)。

自筆証書遺言に氏または名しか記載されていない場合には、その遺言は無効か。

・氏名の表示は遺言者の同一性が明らかになる程度で十分であるので、戸籍上の氏名だけでなく、通称や芸名等でも、遺言書のほかの記載と照らすことにより遺言者を確定できれば有効な氏名の記載と言えるから、氏または名しか記載されていなくても無効とは言い切れない(T4.7.3)。

自筆証書遺言の日付の記載で認められないものはどのような記載か。

・「平成22年1月吉日」という記載は、特定の日を表示していないので、その遺言書は無効である(S54.5.31)。
・「長野オリンピック開会式当日」という記載は、特定の日が客観的に判明するので有効である。
・日付が真実の作成日付とは異なっていても、その誤記と真実の作成日が、遺言証書の記載等から容易に判明する場合には、この誤記により無効な遺言とはならない。

自筆証書遺言の日付として年月しか記載されていない場合であっても、他の文書によって作成日を特定することができるときは、遺言は有効となるか。

・遺言は要件を欠くものとして無効である(T7.4.18)。

1通の遺言書が数葉にわたる場合、契印や編綴(へんてつ)等は必要か。

・契印や編綴等は不要である(S36.6.22)。

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