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日本政府に「難民受け入れ拡大」を要請、国連難民高等弁務官

日本を訪問している国連のグランディ難民高等弁務官は、日本の政策について、「難民の認定などをもっと拡充する必要がある。少しずつしか進まないことは理解しており、われわれとしても支援していきたい」と述べました。

更新日: 2016年11月30日

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国連のグランディ難民高等弁務官

日本を訪れている国連のグランディ難民高等弁務官は、欧米各国が内向きな姿勢を強める中でほかの地域も難民の受け入れに消極的になることへの懸念を示しました。

国連のグランディ難民高等弁務官は、アメリカの大統領選挙でトランプ氏が勝利したりイギリスがEU=ヨーロッパ連合からの離脱を決めたりするなど欧米の間で内向きな動きが強まっていることについて、「伝統的に難民保護の最大の支援者としてお手本となってきた先進国がその役割を果たさなくなると、ほかの国々も追従してしまう」と述べ、ほかの地域も難民受け入れに消極的になることへの懸念を示しました。

そのうえで難民の中に危険な人物が紛れ込むことは認定などの手続きによって防ぐことができるとして、各国に積極的に難民を受け入れるよう働きかけを強める考えを強調しました。

また日本の政策について、内戦が続くシリアの若者を来年から留学生として受け入れる支援策は評価した一方、「難民の認定などをもっと拡充する必要がある。少しずつしか進まないことは理解しており、われわれとしても支援していきたい」と述べて、引き続き日本政府に対して積極的な難民受け入れを求めていく考えを示しました。

本28日午後4時05分から約20分間,萩生田光一内閣官房副長官は,訪日中のフィリッポ・グランディ国連難民高等弁務官(Mr. Filippo Grandi, United Nations High Commissioner for Refugees)による表敬を受けた。

萩生田光一内閣官房副長官

萩生田副長官から,難民問題が深刻さを増す中,国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)が中核機関として本件に取り組んでいることを評価するとともに,日本はG7議長国として,引き続き積極的に難民問題に取り組んでいく旨述べました。

また,国連総会の際の難民サミットで表明した支援を着実に実施し,長期化する人道危機に対応するために,「人道と開発の連携」を重視し,国際協力機構(JICA)の経験や能力を積極的に活用していく旨述べました。また,国連のサミットで合意された「難民グローバル・コンパクト」の策定を支援するため,同コンパクトのパイロット・プロジェクトに4億円を支援する旨表明しました。

これに対し,グランディ高等弁務官から,今回の支援表明を含め,日本からのUNHCRに対する継続した拠出とともに,今年の世界人道サミットや国連総会の際の難民サミットにおける日本のリーダーシップへの謝意が述べられました。

また,日本企業や国連UNHCR協会を通じた支援にも言及し,引き続き,日本との関係を強化していきたいとの言及がありました。

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arakinoimomushiさん

好奇心の赴くままに。