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うつ病で障害年金が貰えるって本当?申請・受給するポイントを徹底解説

年金というと、老後蓄えがすぐに思い浮かぶと思いますが、現役世代にとっても、不慮のけがや病気などで障害の状態になったときや、家計の支え手が亡くなったときなどに、「障害年金」「遺族年金」が支給されます。うつ病やそう鬱病、統合失調症などの精神の病でも病状によっては 障害年金がもらえます。

更新日: 2016年11月30日

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Burunoさん

うつ病などの精神障害でも、障害年金の受給は可能です

仕事に支障がでてしまうと、休職や退職を余儀なくされることもあります。社会生活はもちろん、日常生活を過ごすことも困難な状態になります。また、生活費や治療費、薬代などの負担も大きくのしかかります。

うつ病でもらえる障害年金はいくら?

障害基礎年金
1級975,100円(+子の加算額)
2級780,100円(+子の加算額)

具体的な目安として、2級の場合、支給金額は1ヶ月18万円程度
3級の場合(厚生年金加入者)は6万円程度です。

※妻や子どもがいる場合の加算金額や平均賃金などにより支給額は変わります。

うつ病での受給の場合1級は難しいので、2級を目指していきましょう。

受給条件

・初診日が年金の加入期間中であること

・各級の障害にあたる状態があること

・初診日の前日までに、保険料納付済期間が加入期間の3分の2以上、もしく免除されている

・65歳未満で、初診日の前々月までの1年間に保険料の未納がないこと

どこで申請すればいい?

手続きの流れ

1.障害年金の受給条件を満たしているか確認

2.初診日を確定、初診日の証明書を取得

3.医師に診断書を作成を依頼する

4.病歴・就労状況等申立書作成

5.戸籍や住民票など必要書類を揃える

6.障害給付裁定請求書を作成し役所へ提出

7.役所や国民年金機構での書類審査

8.年金受給決定通知書等が届く

9.審査が通った場合、障害年金の受給がスタート!

最近、うつ病等の障害年金の認定が厳しくなったと聞きますが……

そうなのです。以前なら2級と認定された方が3級と認定されるケースが増えています。
どういうケースかというと、初診日から1年6か月しか経過していない段階で、障害年金の申請をされる方に多いようです。障害年金の審査で、病歴の長さも考慮にいれるようになったと感じています。

精神障害年金は数値で明確に判断できない

うつ病や統合失調症などで支給される精神障害年金は、身体障害年金のように明確な数値で判断することができません。
そのため「医師の診断書」や患者が書く、「病歴・就労状況等申立書」で支給するかどうか判断されます。

3つの重要な要件を満たせば、障害年金を受給出来ます。

1.初診日に厚生年金保険の被保険者であること。

これを初診日要件と言います。

2. 障害認定日に障害等級(1級~3級)に該当すること。

これを障害等級要件と言います。

3.初診日の前日において、初診日の属する月の前々月までに、国民年金の被保険者期間があるときは、当該被保険者期間のうち、保険料納付済期間と、保険料免除期間を合算した期間が 3分の2以上であること。

これを保険料納付要件と言います。

国民年金保険料を長年に亘り未納だった人が、障害年金を受給できた事例

国民年金保険料の未納期間が長いと、病気やケガで一定の障害が残っても障害年金を受給することはできません。しかし、その保険料納付要件には「原則」と「特例」があり、特例では長年に亘り未納にしていても直近1年以内に未納がなければよいことになっています

Aさんは、学校卒業後家業を手伝い、そのまま継いで20歳から約32年間、一度も国民年金保険料を払ったことがありませんでした。ところが52歳のとき、事業が破綻して、知り合いの会社に雇い入れてもらいました。それから4年後の56歳のときに、脳梗塞で倒れました。

 右半身麻痺の障害が残り、会社を辞め、奥様の介護を受けながら、58歳になった今、2級の障害基礎年金と障害厚生年金で生活しています。障害厚生年金には、奥様の加給年金(家族手当のようなもの)も加算されています。

 Aさんは、原則どおりの納付要件では障害年金を受給することができません。直近4年間の厚生年金加入により、特例措置を利用することで、受給できたのです。

 もし、Aさんの事業がずっと順調に経営できていたなら、国民年金保険料なんて払う気もなかったでしょうから、障害年金を受給することができなかったはずです(老齢基礎年金も受給できない)。事業破綻後に会社勤めをして、強制的に厚生年金保険料を天引きされていたおかげで、しかも現役のときに倒れたので、障害基礎年金にプラスして障害厚生年金も受給することができたのです。

 人生、どのように転がるかわかりませんね。

 脳梗塞の後遺症で不自由な生活になってしまったのは不幸なことで、元気で長生きできるほうが幸せに決まっています。しかしAさんの場合は、元気で長生きできても大変な老後になっていたでしょう。

年金の未納を埋める方法

(1) 直近2年以内の保険料をまとめて納める

保険料を徴収する権利は2年で時効となるので、2年分を払ってとりあえず障害・遺族年金の受給資格を確保する。

(2) 10年前の分までさかのぼって納める

平成27年9月までの時限措置で、過去10年分までさかのぼって保険料を納めることができる(「後納制度」という)ので、これを利用すれば老齢基礎年金の受給資格の確保も可能。ただし、2年を過ぎた期間については加算金(利子のようなもの)が上乗せされる。後納保険料は、古い順に納める。

(3) 低所得の人は、さかのぼって免除申請する

平成26年4月実施の改正により、2年を経過していない期間についてさかのぼって保険料の免除を申請できることになった。(※外部参照)所得が低くて保険料を納めるのが困難な人にはおすすめ。

うつ病による障害年金の認定基準

1級:気分(感情)障害によるものにあたっては、高度の気分、意欲・行動の障害及び高度の思考障害の病相期があり、かつ、これが持続したり、ひんぱんに繰り返したりするため、常時の介護が必要なもの

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