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順風満帆より、ドラマチックな人生の方が尊敬される仕事、バーのマスターになる。

色々な人生があると思います、順風満帆で綺麗な履歴書。そういう中でこそ勤められる企業や職種もあると思いますが、我々夜の仕事は、そういうことよりも人生の中でドラマチックな経験、しかもそれが多いほど人々に慕われるような気がします。そんなことを書いてみました。

更新日: 2018年10月19日

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yuujiokumuraさん

不思議なもので、そこに到達するまでが複雑な程、ウケる仕事、それは…

筆者は2003年からバーの経営をしています。今日はオーナー・バーテンダーとして、どんな人が魅力的なのかを考えてみました。決して筆者がこれから皆さんに読んで頂く内容を全て兼ね備えているわけではありませんが、他の仕事が上手くいく人でも上手くいかなかったり、その逆もあったりで興味深かったのです。

世の中には色々な仕事がありますが、例えば大学を出て新卒で…みたいな綺麗な履歴書の世界を善しとする業界などがあるとすれば、我々水商売は決してそんなことが無い世界です。

今回は、バーのマスターになりたい人向きに書いていきますが、他の方が読んでもつまらなくない様に工夫しましたので、是非最後までお読みください。

何となく生々しい人生の匂いが欲しい…

人生には、生まれて、歩いて、言葉を覚えて、進学して、アルバイトして、就職して、結婚して、転職して、出産して、子育てして、起業して、親が死んで、離婚して、倒産して…など、今書いた全部を経験する人は少ないかもしれませんが、かなり重大な出来事が幾つもあるものです。

バーで起業する人の人生は、その重大な出来事を、それをしない人に比べて一つ多く体験する事になります。

そして、起業する人を見る世の中の目は、「人生経験豊富な人」にもなる場合があります。

順風満帆だと話が続かない…

実際未だ見ぬお店を持ったとして、お客様との会話を想定してください。「マスターは、この仕事を始めるまで、どんな生活をしてたの?」なんていうことを聞かれることは日常茶飯事ですが、貴方は起業前の人生をどう説明できますか?

この場合、お客様は起業した人のドラマチックな人生に興味を示していると考えられます。

なので、「僕は、大学を出て、商社に入って、やめて独立しました。。。」なんていうと、「なんだ、マスター普通の人なんだね。。。」と詰まらない感じになってしまいます。

どう今日を迎えているかのドラマが欲しい…

そこは、もっとドラマチックにいきましょう。「僕はですね…高校のときタバコ吸って停学になって、謹慎中に喧嘩して退学になっちゃったから、大検受けて大学に入って、卒業してからは海外を放浪したり、劇団をやったりしてたんですけど、『これだ』っていうものが見つからなくって…それで、飲食店のバイトしながら食いつないでたんですけど、意外とこの仕事が面白く感じられて、自分でやってみたくなって独立したんですよ…」なんて言うと、お客様は関心されます。そんなもののようです。

ということで、自分の人生をなるべく起業前までにドラマチックにしておきましょう!!と言っても、急にドラマチックにはなりませんね。

ただ、どのような人生にも必ずドラマはあるものです。履歴書的なストーリーでは話として面白くありません。失敗談や、笑いを混ぜながら、「それがあったから今があるんだ」的なものが欲しいと思います。

では、筆者はというと…

筆者自身も、筆者の婚約者のお腹の中の子どもが筆者の子じゃなかったことや…もちろん破談(笑)、破談相手と住まうために23歳でマンションを買ったは良いけど、住宅ローンが払えなくて、職場で男性のルームメイトを募集したこと。

嫌になるとすぐ辞めるから、何度も転職をしたことや、一度やってみたかったのでやってみたタクシーの運転手だった時のこと、大卒の人に腹が立って意地で通信制の大学に行き27歳でやっと卒業したこと。

友達が盗んだバイクにたまたままたがってて補導されたこと、会社員時代に常に副業をしていたこと、一応プロ志向だったバンドの人気が出なかったこと、俳優になろうと難関を突破し劇団に入るも、芝居があまりにも下手で劇団を辞めたこと、音楽雑誌が大好きで音楽ライターを20年以上も志しているけど未だ叶っていないこと等…シーンに合わせて小ネタを準備しています(笑)

稀少なストーリーが求められている。

貴方にも、筆者のように幾つかの他の人には無い経験があるはずです。それを経たから今があるはずです。

バーで起業した暁には、そんなストーリーも上手く話せるようになりたいですね。実際、日々ネタが転がっています。変なことこそネタだと思ってやってみるくらいの気概が欲しいですね。後に、起業後の話のネタという財産ですよ。

バーに集う人々は、自分がそこまではやれない多少羽目を外したことや、なかなかしにくい人生経験を、バーテンダーのストーリーの中に求めているのかなと思うことがあります。

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