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飛行機墜落による露楽団全滅の件で調べてみた。軍隊に音楽隊が必要な理由とは?

ロシアが誇る軍楽隊アレクサンドロフ・アンサンブル(赤軍合唱団)のメンバーのほとんどの命が奪われてしまった12月25日の航空機事故。世界が文化的に失ったものは大きいですが、赤軍合唱団はその名の通りロシア軍直属の楽団。そもそも、軍隊に音楽隊が必要な理由とは?

更新日: 2016年12月27日

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ロシアが世界に誇る「赤軍合唱団」が飛行機事故で壊滅

ロシアの伝統ある楽団。
2016年12月25日、シリアに向かう飛行機が墜落し、メンバーの大多数の命が失われた。

ロシア南部ソチからシリアに向かっていたロシア軍所属のTu-154(ツポレフ154)型旅客機が、離陸から20分後の12月25日午前5時40分(日本時間同11時40分)に消息を絶った。

ソチからの離陸直後に黒海に墜落したのはTu-154型機(1984年製)。

ロシア軍機Tu-154がシリアへの途次、黒海に墜落。搭乗していた全員が非業の死を遂げた。

救難信号は発信されていなかったと報道されています。

同機には有名なロシア軍の楽団「アレクサンドロフ・アンサンブル」のメンバーや、ジャーナリストなど乗客84人と乗員8人が乗っていた。

飛行機事故に巻き込まれたのはロシア軍直属の音楽隊「アレクサンドロフ・アンサンブル」。
「赤軍合唱団」の名でも知られ、世界的に著名な音楽団でした。

音楽団は新年の祝日の前にラタキア近郊の空軍基地で兵士のためのコンサートを行う予定だった

2016年12月25日に起きた航空機墜落事故で献花をするロシアの人々

墜落の原因は、飛行中のミスか技術的な故障である可能性があると伝えられている。

現時点でテロの可能性が完全に排除されたわけではありません。

ほぼ全員の生存が絶望視されており、メンバーの大半が失われることとなった。

この飛行機事故での生存者はいない、と伝えられています。
ロシアは伝統ある楽団を失う事態となりました。

最後の指導者は2016年5月にアンサンブルに加わったヴァレーリー・ハリロフ氏。だが同氏は12月25日、航空機事故で帰らぬ人となった。

2014年ソチオリンピックの開会式でダフト・パンクのカヴァーを歌う赤軍合唱団。

欧州最大の音楽コンテスト、ユーロビジョン・ソング・コンテストでロシアの有名な歌曲を圧巻のパフォーマンスで披露しつつ、ラストにはt.A.T.uとの共演もキメた赤軍合唱団。

ロシアが誇る軍楽隊、アレクサンドロフ・アンサンブル(赤軍合唱団)

アレクサンドロフ・アンサンブルは、ロシア軍所属の楽団。旧ソ連時代の1928年、アレクサンドル・アレクサンドロフ少将が結成した演奏集団が原型。

ソ連国歌を作曲したアレクサンドル・アレクサンドロフ少将が1928年に結成。

アンサンブルは少数のソリスト、大勢の合唱団、バラライカやバヤンといったロシア伝統民族楽器を取り入れたオーケストラ、ダンサー集団、指揮者や団長等といった幹部から構成される。

アレクサンドロフ・アンサンブルは合唱団だけでなく、演奏家やダンサーなども含まれた大所帯です。

50名を越えるプロフェッショナルな男声合唱団と民族楽器オーケストラの組み合わせに加え、秀逸な編曲で演奏するロシア民謡は圧巻

「カチューシャ」「カリンカ」などのロシア民謡を始め、軍歌や革命歌、オペラなどレパートリーは多岐にわたる。

古くからロシア各地や旧東側諸国は勿論、冷戦時代にもアメリカや西ヨーロッパ諸国、日本といった旧西側諸国も積極的に巡業し、冷戦終結後の現在も変わらず精力的に活動しており、その世界的名声や評価は高い。

アレクサンドロフ・アンサンブルとトルコ軍楽隊の歴史的な共演という、敵対国同士の音楽による交流も話題となりました。
ロシア歌曲の「カチューシャ」「カリンカ」、最も有名なトルコ軍楽である「ジェッディン・デデン」の奇跡的なコラボが聴けます。

ドイツのユニット、ジンギスカンの大ヒット曲「モスカウ」を逆輸入?で歌うアレクサンドロフ・アンサンブルの皆さん。

そもそも、軍隊に音楽隊が必要な理由とは?

音楽と言うのは、国家や軍隊のシンボルであり、歴史を語るものでもあります。

無線通信が無い時代には、音楽は効果的な軍隊の指揮、通信手段でした。ですから、音楽により、前進、突撃、退却、待機など、必要な指揮を行い、軍楽隊と伝令はセットになり、司令官とは密接な関係をもっていました。

元々、軍楽隊の役割は戦場における自軍の士気向上、敵軍への威嚇、信号の伝達などでした。

ですが、戦闘の規模はますます巨大化し、ついにはラッパの音では全軍に命令伝達するのが困難な規模にまでなってしまいます。
実は「腕時計」の普及は、大軍が同時攻撃を行うタイミングを確認するのに時計が不可欠になった「第一次大戦」に始まると言われています。

戦闘の規模が巨大化するにつれ、軍楽隊の役割はそれまでとは違うものになっていきます。

これ以降、「軍楽隊」の「士気鼓舞」という意義は重要ながら、戦場での行動というより、儀礼的な方向へと変わっていきます。

現在の軍楽隊は、戦場での士気高揚というよりはイベントなどで担う役割が重要になってきています。

音楽隊は必要である。実際にないと困る。
儀式には欠かせない。外国元首、高位高官の来訪に音楽隊は必須である。また、自衛隊で戦死者が出た時のお弔いにも困る。

宣伝要素でも必要もある。戦争中には出征や凱旋、出入港で、勝ったことを演出する必要がある。そのための景気付けも欠かせない。

日本の自衛隊の場合

日本の自衛隊にも音楽隊が置かれており、非常にレベルの高い演奏を行なっています。

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