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なんの証拠もなかった…将棋界のソフトカンニング事件に衝撃の結末

プロの将棋棋士である三浦弘行九段が対局中にソフトを不正使用した疑惑について驚くべき発表がありました。日本将棋連盟が設置した第三者委員会によれば、なんと不正の証拠は一切見つからなかったというのです。このニュースに将棋ファンには動揺が走っています。

更新日: 2016年12月27日

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酷すぎ…三浦弘行九段に不正行為の証拠は無かった!

2016年10月、将棋界のトップ棋士である三浦弘行九段が対局中に将棋ソフトを不正使用したという衝撃的なニュースが流れた。これは初のソフトカンニング事件であり、性善説に則ってこれといったルールを設けていなかった将棋界に大きな衝撃を与えることとなった。その後、将棋連盟は第三者委員会を設置し、事実の解明を依頼したが、昨日発表された事件の真相は驚くべきものであった。なんと、不正の証拠は一切見つからなかったというのである。

日本将棋連盟が設置した第三者の調査委員会は二十六日、「不正行為に及んでいた証拠はない」とする報告書を発表した。

連盟の出場停止処分については「非常事態で、やむを得なかった」と判断した。

事の発端は三浦九段に対するソフト不正使用疑惑だった

三浦弘行九段1996年の棋聖戦で羽生七冠の一角を崩した棋士として一躍有名になった棋士である。タイトル獲得こそ一期に止まっているものの、複数の一般棋戦優勝に加え、棋界最高位の名人に挑戦した経験もある有力棋士の一人である。また、現在でも順位戦最上位のA級に在籍している文字通りのトップ棋士である。そのような棋士が不正行為に手を染めたという報道は将棋界に大きな衝撃を与えた。

疑惑の発端となったのは、三浦九段に対して複数の棋士から「対局中に不自然な離席が多い」「将棋ソフトと指し手の一致率が高い」といった指摘があったこと

疑惑を持たれたのは、2016年7月26日の竜王戦決勝トーナメント(相手・久保利明棋士)、同8月26日の同挑戦者決定三番勝負第2局、9月8日の同第3局(以上相手・丸山忠久棋士)、10月3日の名人戦A級順位戦(相手・渡辺明棋士)の4対局

三浦九段は疑惑を否定し、「疑念を持たれたままでは対局できない」「休場したい」と話した

日本将棋連盟は今年10月12日、三浦九段に対し、直後の竜王戦を含む、年内の公式戦出場を停止する処分を下した。

告発を主導したのは渡辺竜王らであると見られていた

週刊文春によると、10月10日夜にトップ棋士らの会合が島九段の自宅で開かれたとされている。参加者は島九段、渡辺竜王、佐藤天彦名人(28)、羽生三冠、棋士会長の佐藤康光九段(47)、プロ棋士で最もソフトに精通していると言われる千田翔太五段(22)、将棋連盟会長の谷川浩司九段(54)の7人だった。その席で渡辺竜王が三浦九段の不正行為について説明を行ったとみられている。その場では積極的に疑惑を否定する声は聞かれなかったとされている。その後、常務会を経て三浦九段に対する処分がくだされた。渡辺竜王はその常務会にも出席していたという。

複数の報道では、タイトル保持者として迎え撃つ立場だった渡辺竜王が自ら主導し、三浦九段の処分を連盟側に強く進言したと伝えられてきた

「トップ棋士でも、ソフトとの一致率は高い人で平均約70%。三浦九段は離席が多く、感想戦で示す手もソフトと一致していた。不正の疑いが強い以上、理事会に対応してもらう必要があると判断した」

渡辺竜王

20日には、10月3日の対局で三浦九段に敗れた渡辺明竜王(32)がカンニング疑惑について「間違いなく“クロ”」と断定する実名告発を掲載した『週刊文春』が発売された

「人を疑うことは本来良くないこと。ただ、複数の棋士から『疑わしい』という声が上がったことは、本人に話を聴くには十分に値することだと思います」

渡辺竜王

観戦記者の後藤元気氏はかなり以前から問題視されていたと証言

たとえば今回の三浦九段の一件はかなり前から問題視されており、何人か集まればだいたいその話題になります。はっきりと疑念や不満を言って感情を露にする棋士、それを諌める棋士、何も口にせず眉をひそめる棋士…その誰もが、言いようのない不安と戦っているように感じられました。

観戦記者の後藤元気氏によればこの件はかなり以前から問題視されていたという。「何人か集まれば必ずその話題になった」そうである。しかし、この証言については上野裕和五段が否定的な見解を示していた。

三浦九段の出場停止が発表された日が境だとすると、その前にも後にも様々な情報が入ってきていますし、その真偽を考え続けています。現状自体はいくつか考えていた想定のひとつですが、実際に起こったことによって受けたショックは想定外で、自分でもびっくりしました。

今はそれぞれの立場で懸命に考え、行動していると思います。世間が情報を求めるのは当然ですが、情報をどのように開示するか、しないかは個々もしくは所属元の判断。今回は棋士全体が当事者なので慎重になるのは仕方ない。僕は僕で考え、行動し、もしかしたら後で長い文章を書くかもしれません。以上。

橋本崇載八段(32)が運営する店舗の公式ツイッターでは「個人的には1億%黒だと思っている」というツイートが発信された

つまりハッシーはこれまで呟いたことがなく、勝手に呟かれたと 1億%黒だのは、知らぬ存ぜぬってこと? それはさすがに… pic.twitter.com/YlDP33oZLp

橋本 崇載 @shogibar84
ファンには酷な知らせと思うが、個人的にも1億%クロだと思っている。
奴が除名になるかどうかは知らないけど、俺は二度と戦う気しない。
以前からソフト指し、モラル、カンニング、再三警鐘を鳴らしてきたつもりだが、最悪の形になりただただ残念だ。これでも潔白を信じるという人はどうぞご自由に。
(橋本八段は以下のツイートで自身の言葉ではないと否定)

夜分に失礼します、橋本崇載です。この度の不正疑惑問題について、たびたび自分の名前が報道されていることにつきまして、抗議をさせていただきたく存じます。 こちらは、公式な声明ととって頂いて構いません。ただし、このアカウント自体は、私の公式アカウントではございません。

その後、橋本八段は自身の発言ではないと訂正した。

私が三浦弘行九段の不正を断定した。という事実はありません。そもそも、私はこの件の取材を一切断っています。また、私が将棋連盟に対し、三浦弘行九段の処分を求めた、という事実もありません。そもそも、騒動後に私が将棋会館に行ったのは対局の日以外には一切ありません。

橋本八段が三浦九段の不正を断定したという事実はないという。何が何やら分からないがとにかくそういうことらしい。

更に、橋本八段は自身の著書で次のように証言

橋本八段の証言によればこのカンニング事件は以前から問題視されており、棋士の間でも話題になっていたという。三浦九段の行状に怒りを示す棋士もいたという。しかし、後述するようにこの怒りは根拠に乏しいものであったようである。

普段は将棋会館にも出入りせず、他の棋士との交流機会は少ないほうなので、私がその噂を耳にしたのは棋士の中でも決して早いほうではなかっただろう

話を聞いたのは奨励会員の青年からだったが、奨励会員とは要するにプロ棋士のタマゴである。そんなところまで話が伝わっていたことから考えても、八月のうちにはすでに棋士のあいだでこの件をなんらかの形で知っていた人は少なくはないだろう

私が噂の対象が三浦九段であり、竜王戦のトーナメントから疑惑が起きたということを知ったのは十月に入ってからであり、発表がある一週間ほど前のことで複数の棋士から耳にした。その際にはっきりと、ある対局相手がものすごく怒っていたという話も伝え聞いた。

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