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三浦九段が流した涙…将棋界を揺るがしたカンニング事件の酷すぎる結末

2016年の将棋界を揺るがした三浦弘行九段の不正行為疑惑について、ついに大きな進展が見られました。26日には調査を依頼された第三者委員会が「不正の証拠はない」と発表し、それを受けて三浦九段が記者会見を行いました。更に、将棋連盟も三浦九段への謝罪を行うという急展開を見せています。

更新日: 2016年12月28日

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カンニング疑惑をかけられた三浦九段が涙の記者会見

将棋界で問題になっている三浦弘行九段の将棋ソフトを使用した不正行為疑惑について大きな進展がありました。
26日に第三者調査委員会の報告が行われたことを受け、渦中の三浦弘行九段が記者会見を行いました。第三者委員会の発表によれば、三浦九段の不正行為を裏付ける事実は全く確認されなかったとのことでしたが、三浦九段はその結果を「当然」と語りました。そして時折涙を浮かべながら自身にかけられた疑惑について悔しさをにじませていました。将棋界を揺るがした今回のカンニング事件ですが、まさかの結末を迎えることになってしまいました。

三浦弘行9段(42)が27日、ソフト不正使用の証拠はなかったとする第三者調査委員会の報告を受けて東京都内で会見し、「ご心配をお掛けして申し訳ない。復帰して頑張りたい」と早期復帰を願った

涙を浮かべ「自分はずっとシロだと思っていた。私を信じていた人も多いので、ホッとした」と話し、「竜王戦のやり直しは難しいかもしれないが、元の状態に戻してほしい」と悔しさをにじませた

出場停止処分は不当で「元の状態に戻してほしい」と訴える半面、「一刻も早く復帰したい」として、処分が明ける1月にも対局に戻る意向を示した。

改めて身の潔白を訴えた三浦九段

三浦九段は時折涙を浮かべながら自身の潔白を改めて主張した。三浦九段はこれまで二度にわたって自身の潔白を訴える声明を発表していた

「不審な点がなかったのなら、なぜ竜王戦に出場させなかったのか、そのことに驚いた。本当に何とかならなかったのか、残念でしかたがない」

「(将棋の)勉強どころじゃなかった。シロと証明するのは不可能ですけど、シロに近づけるように頑張った生活だった」

同席した弁護士は連盟の不当な対応を批判

三浦九段の代理人を務める弁護士は会見で「出場停止処分の妥当性はみじんも認められない」と指摘。

「金銭的なものや名誉的な部分、そして謝罪などを求めることができると思います。ただ具体的な話はまだしていません」

「個人に対する名誉棄損などについては協議中です。また三浦九段は早期復帰を望んでいますが、現状は連盟の判断を待ちたい考えです」

一方、日本将棋連盟も会見を実施「辛い思いさせた」

将棋連盟は三浦九段に対する金銭的な補償を行うことを示唆するとともに、順位戦最高峰であるA級への無条件残留を認める方針を発表した。また、今回の事件における自身らの調査方法のずさんさを認め、ルール整備などを怠ってきた点についても反省の弁を述べた。

しかし、三浦九段に対する出場停止処分の妥当性については、第三者委員会が認めたように緊急性に迫られてのことであったという姿勢は崩さなかった。

日本将棋連盟の谷川浩司会長は二十七日、ソフト不正使用の証拠はなかったとする第三者調査委員会の報告を受け、三浦弘行九段(42)に謝罪の意を表明するとともに、幹部の減給処分を発表した。

谷川会長は会見で「三浦九段につらい思いをさせた。申し訳なかった」と述べた。

谷川会長は、名人戦の挑戦者を決める順位戦でのA級クラス維持など特例措置は取るとしたものの、三浦九段が挑戦権を失った今年の竜王戦のやり直しはしない方針を示した。

「(三浦九段が)対局に専念できるよう環境づくりに最大限努力する。名誉回復に全力で努めることを約束する」

このカンニング騒動の発端は棋士からの告発だった

三浦九段に対しては対局した棋士などから「不自然な離席が多い」「特定の将棋ソフトとの一致率が高い」などの疑念の声が寄せられていたという。このような声に応じ、連盟は三浦九段の行動を監視していたとされる。しかし、その監視中には不自然な行動は見られなかったという。

三浦九段の疑惑は、七月の対局で「終盤に約三十分の不自然な離席があった」との指摘が発端となった。

三浦九段のソフト使用疑惑にあたっては、「不自然な離席が多い」「将棋ソフトとの指し手の一致率が非常に高い」などが根拠として挙げられていた。

三浦九段は疑惑を否定し、「疑念を持たれたままでは対局できない」「休場したい」と話した

三浦九段が不正を否定する中、同連盟は同月27日、不正行為の有無、処分が妥当だったか、の2点について、第三者調査委員会に調査を委嘱していた

特に三浦九段の疑惑を追及したのは渡辺明竜王であった

メディアによると、連盟に対して三浦九段の疑惑を解決するように迫ったのは渡辺竜王であるとされている。自身も週刊文春誌上でその理由について説明するなどしており、今回の事件で大きな役割を果たしたことは間違いが無さそうである。また、渡辺竜王の主導で10月10日夜にトップ棋士らの会合が島九段の自宅で開かれたとされている。参加者は島九段、渡辺竜王、佐藤天彦名人(28)、羽生三冠、棋士会長の佐藤康光九段(47)、プロ棋士で最もソフトに精通していると言われる千田翔太五段(22)、将棋連盟会長の谷川浩司九段(54)の7人だった。そこでは三浦九段の潔白を訴える声はなかったとされる。

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