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日本人必修!「正座」に関するすごい雑学

日本人には馴染み深いスタイル「正座」。日本独特の伝統作法とも言われています。海外における正座事情や、足が痺れにくい正座の方法など、日本人なら知っておきたい正座に関する雑学です。

更新日: 2016年12月29日

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この記事は私がまとめました

「正座」という日本の伝統作法

正座とは、正しい姿勢で座る事。正座における正しい姿勢とは、膝を曲げ畳み、背筋を伸ばして座る座り方。

膝を前に揃えてたたんだ座法(屈膝座法)のことを、日本では正しい座り方、つまり「正座」と呼びます。

両足をそろえ、膝を折りたたんで、かかとの上にお尻をのせる座り方。足首はまっすぐにし、足の甲が床についています。

世界中で日常的に正座をする国は日本だけだと言われている。

正座=日本人というイメージもあるほど、私たちにとって身近な座り方です。

腰から上だけに関していえば、正座は非常に身体に優しい座り方です。ただし、足がしびれる、ひざや足首に負荷がかかるなどのマイナス面もあります。

身近な座り方である反面、足がすぐに痺れる、かしこまりすぎる、といったような印象を持っている方も多いのではないでしょうか。

坐は「すわる」、座は「席」のことである。だから正確には「正坐」と綴るべきなのだが、当用漢字のお定めで坐が座に指定されて、「正座」になった。

正座が苦手な人も多いのではないでしょうか。しかし、正座は心を落ち着かせ、精神統一ができ、体にも良いとされています。

背筋を伸ばして正座をすることにより、胃腸などの消化器系、心臓、肺などが圧迫されず健康効果があるという主張があります。
少なくとも、きちんと正座をすると気持ちはシャキンとしますよね。

外国人にはツラい? Seiza(正座)

正座は、英語ではそのまま「Seiza」「Seiza-style」で通じ、日本の伝統的な座り方として知られています。

「正座する」は英語圏の人が正座をすることがないので、英単語がない。柔道や武術が普及しているので、「Seiza」で通用するらしい。

正座の座り方を表す語は英語にはありません。

正座って外国人からすると痛かったり、違和感があったりして出来ない人も多いんだそうです。

正座に慣れていない人は、そもそも正座ができないことも。

大森貝塚を発見し日本考古学の歴史を拓いたと言われるE・S・モースはその著書『日本人の住まい』の中で、「端坐の姿勢は外国人にとっては相当に苦痛で、それに慣れるためにはただ練習する以外にはない」と、正座の辛さをこぼしている。

日常的に正座をする習慣のない外国人には難しい座り方なのかもしれません。

海外の正座事情、日本の正座の源流

「正座」の元になっているのは、「長跪合掌(ちょうきがっしょう)」という姿勢で、仏事でひざまずいて合掌するときに行われるもの

「長跪(ちょうき)」とは古い礼法の一つで、両ひざを地につけて上半身を直立させてする礼のこと。

礼は古代からインドの習俗で、仏教とともに日本へ入ってきた尊敬を表わす身相です。礼拝とは相手を尊び恭しく敬いの意を体で表現する方法で、インドでは九種類もあるそうです。

インドから伝わった9種類の礼のうちのひとつが「長跪」で、それが日本の「正座」になりました。

古代のエジプト、ギリシア、中国にすでにあり、礼拝中のイスラム教徒の座位も正座に近いことからも知られてます。

古くは世界各地に正座のスタイルがありました。

イスラム教モスクで、正座が座拝のカタチであることは、周知の事実です。正座は日本独自のものではありません。

西洋人から珍しがられるため勘違いが起こりやすいですが、正座は日本人独自のものというのは誤りです。

中国では唐の時代までは正座の習慣があったというが、西方からアラビア人など異民族の文化が入ってくると椅子の生活が定着し、宋代(10世紀頃)には正座の習慣がなくなってしまった。

となると、現在も日常的に正座をしているのは日本人と、モスクで座拝をするイスラム教徒くらいなのかも。

意外なところでは、イースター島(ラパ・ヌイ)の石像モアイにも「正座」の姿を見ることができます。
正座をしているモアイはかなり初期のもので、「トゥクトゥリ」と呼ばれています。

実は意外と浅かった、日本人と正座の歴史

そもそも正座の元となる姿である格好は「かしこまる姿」という意味で使われ、本来仏事でしか使わないものです。

仏教由来だったとは、驚きですよね。

正座とは、元々、神道での神、仏教で仏像を拝む場合や、征夷大将軍にひれ伏す場合にのみとられた姿勢であった。日常の座法は武士、女性、茶人などでも胡座(あぐら)、立膝で座る事が普通であった。

では、正座が日本人の中で「ただしい座り方」となったのはいつ頃なのでしょうか?

江戸時代以前には「正座」という言葉はなく、「かしこまる」や「つくばう」などと呼ばれていた。1889年に出版された辞書『言海』にも「正座」という言葉が出ていないことから、「正座」という観念は明治以降に生まれたと考えられている。

書籍で初めて「正座」の語の使用が確認されているのは、明治15年(1882年)に出版された『小学女子容儀詳説. 上編』の中の「凡そ正座ハ、家居の時より習い置くべし」の一文だとされています。

実は正座というのは、日本に浸透してまだ100年ほどしか経っていないのです。

日本の古来からある伝統的な座り方かと思ってたけど、意外と歴史は浅いようです。

正座はなぜ痺れる? 痺れない正座の方法は?

さて、雑学はこのくらいにして、最後に覚えておいて損のない “正座のコツ” を紹介します。

正座をして足がしびれるというのは、血流が関係しています。下肢の血管が圧迫されたことで、筋肉や神経への血流が悪くなるからです。

よくないのは、良くある、くるぶしを合わせてかかとに全体重が乗るような座り方です。かかとの上にお尻をどかっと乗せてしまうと体重がかかり、すぐにしびれてきます。

くるぶしを合わせるように座る正座は、すぐに痺れてしまいます。

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