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ドイツ アウトバーンの真実

日本人の持つアウトバーンのイメージと本当のアウトバーンの実情は大きく違う。本当のアウトバーンを紹介します。

更新日: 2017年01月15日

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FantasticAKBさん

ドイツってどんなところ?

ドイツの面積は日本とほぼ同じ。
人口は8000万人程度で日本よりも少ない。

日本が国土の8割が山であるのに対し、ドイツは8割が平野。
つまり面積はほぼ同じでも、人が住める広い平野に日本よりも少ない人間が住んでいることになる。

感覚的には、全土が北海道ような国。

アウトバーンとはどんなところ?

ドイツの高速道路。料金は無料。
ドイツは大雑把にいうと長方形をしており、網目状にアウトバーンが張り巡らされている。

小さな村を除けば、基本的にどの町にもアウトバーンが通っており、遠出するだけでなく、隣町に行ったりする時にも使う。

日本では国道が網目状に張られており、国道を使う人が多いが、ドイツでは同じような感覚でアウトバーンを使う。
もちろん、高速道路のため、信号などはない。

一般的には2車線。少し大きな街のエリアでは3車線。大都市圏では4車線、5車線となっている。

アウトバーンは速度無制限ではない

アウトバーンには速度制限区域と無制限区域がある。
よく言われる速度無制限で飛ばし放題ではない。

無制限区域もあり、無制限区域では飛ばし放題である。

基本的にはほとんど直線であるが、カーブが続くエリアや大きめの街を通る場合、工事区間などは速度制限が設けられる。

一般的に制限される速度は、80km/h, 100km/h, 130km/hである。

無制限エリアであっても、交通状況によって速度制限が入ることが多い。

アウトバーンはオービス(速度取り締まり装置)が多い

速度制限区間、無制限区間に関わらず、固定式のオービスが多数設置されている。

無制限区間であっても、速度制限が入ることが多く、速度制限が入っているときに制限速度を超えていれば速度違反として取り締まられる。

アウトバーンの速度取り締まりは厳しい

アウトバーンに限らずドイツでは一般道でもオービスが多い。

5km/h超えていればほぼ間違いなく撮影される。

アウトバーンの場合、25km/h以上超過すると罰金だけでなく、日本と同様に減点がある。
1年間に2回25km/h以上超過すると免許停止となる。

25km/h以下の場合は減点が無く、罰金だけで、日本に比べると罰金は1万~2万円程度ですむ。

アウトバーンは右車線走行が基本

ドイツでは右側走行のため、左車線が追い越し車線となる。
基本的に追い越しをする時のみ左車線を走り、追い越したら右車線に戻る。
3車線の場合は一番右を走る。

日本の様に3車線の真ん中車線を走り続ける行為や追い越し車線を走り続ける行為はNG。

アウトバーンで右側からの追い越しはNG

日本の高速道路ではいつまでも追い越し車線を走る車や、3車線道路の真ん中車線を走る車が多いため、
速度を出している車が走行車線から追い越していく光景は珍しくないが、ドイツではNG。

右側から追い越しをした場合は、無法者、クレイジーなドライバーという扱いを受ける。

後ろからパッシングをして道を譲らせるか、右側車線から並んで、道を開けろ。というジェスチャーをする。

ただし、ドイツ人ではない外国人が増えてきており、マナーが悪くなりつつある。

お礼にハザードはNG

ドイツではお礼にハザードを出すのはNG。

日本と同様に欧州各国ではお礼にハザードを付ける光景を目にすることは少なくないが
ドイツではハザードを付けるのは緊急時のみ。

お礼をするときはバクミラーで相手の顔を見ながら、運転席と助手席の間から後ろの車に見えるように右手を軽くあげる。

一般的的な走行速度は140km/h

アウトバーンの速度無制限区域の推奨速度は140km/hであり、平均すると140km/hで走っている。

トラックも多く、トラックは右車線を100km/hで走っている。

3車線道路を例にすると右車線をトラックが100km/hで走行。一般車の遅い車も右側を100~120km/hで走行。
中央車線は120km/hから160km/hで走行。トラックが多い時は120km/hで走るとすぐにトラックに追いついてしまうため、右車線に入る余裕はない。

左車線は前の車に追いついて追い越しをかける場合に使用する。ただし、160km/hを超える速度で走る場合は、すぐに前の車両に追いついてしまうため、左側車線を走り続けることになる。

140km/h以上で走行中に事故を起こすと保険が効きにくい

アウトバーンの速度無制限エリアでは速度を出すのは自己責任とされている。
このため、140km/h以上の速度で走行して事故を起こすと、運転者の過失割合が発生し、
保険が100%降りなくなる。

このため、140km/hを意識して走るドライバーも多い。

ドイツのガソリン(軽油)代は高い

ドイツではディーゼル車が大半であるが、軽油代は日本のガソリン代並の値段となっている。
速度を出せば出すほど燃費は悪くなるため、燃費を気にして速度をセーブして走るドライバーも多い。

アウトバーンを走る速い車で200km/h

更には速い速度で走る車も中には存在する。通常見かける最も速い車で200km/h。
割合としては全体の3%程度(予想)と思われる。

著者がドイツ在住中はアウトバーンを毎日200kmの距離を200km/hで走行していたが、
1日当たりに追い抜かれるのはせいぜい2,3台であった。

アウトバーンを300km/hで走行する人はいない

アウトバーンを300km/hで走行などという話があるが、ごく一部のYoutuberのみの行為である。

ドイツ車はそもそも300km/hも出ない

ドイツ車の最近のトレンドはダウンサイジングターボである。
排気量の小さな車ではターボを付けたとしても速度は出にくい。

2000ccクラスのエンジンを持つ車でせいぜい200~230km/hが限界のため、物理的に300km/h出すことが出来ない。

また、排気量の大きい車であってもドイツ車には日本車と同様にスピードリミッターが取り付けられている。
ドイツ車のスピードリミッターはポルシェを除いて260km/hである。
ポルシェはスピードリミッターが無い。

結論

アウトバーンは日本よりも全体的に走行速度は早いが、日本人が思っているほど飛ばしていない。

ドイツ人は堅実な正確なため、速度制限に気が付かず速度違反を取られること、事故のリスクや燃費などを考え、堅実に走行している。

また、車自体も日本人が思うほどの速度は出ない。

一方、ドイツに駐在する日本人は、会社から車もガソリン代も保険も支給されていることが多いため、何も気にせず飛ばしていることが多い。

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