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嵐吹き荒れる驚異のジューイッシュJAZZ、ダニエル・ザミールがヤバい

今もっとも勢いのあるイスラエル・ジャズシーンの中で、一際異彩を放つ若手サックス使いのダニエル・ザミール(Daniel Zamir)。嵐のジューイッシュJAZZ、このかっこよさを知ってほしい!

更新日: 2019年08月10日

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イスラエルの若き才能、ダニエル・ザミール

1981年、イスラエル生まれのジャズサックス奏者/ヴォーカリスト。

ダニエル・ザミールは1981年にイスラエルで生まれたユダヤ人です。ごく普通の家庭に生まれた彼は12才からサックスを吹きはじめ、イスラエルの芸術高校を卒業後にアメリカのニューヨークへ渡りました。

テルアビブ近郊の都市ペタ・ティクバ生まれ。
生まれは1980年〜1982年までメディアによって記載が違っており、真実は不明。

ニューヨークでジョン・ゾーンに見いだされTzadikから3枚のアルバムをリリース、その後再びイスラエルに戻り活動している

アメリカ合衆国のサックス奏者/作編曲家のジョン・ゾーンが主宰するレーベルTzadikからデビュー。

とにかく圧巻のダニエル・ザミールの演奏を、ぜひ爆音でご覧ください。

他のイスラエルジャズメンとの決定的な違いは「バリバリのジューイッシュ・ジャズ」なところ。キッパー(ユダヤ教徒が被る帽子のようなもの)を被って演奏する独特のスタイルです。

多数のジャズミュージシャンを輩出するイスラエルはいまやアメリカ合衆国NYに続くJAZZの聖地。
そんな精鋭揃いのイスラエル・ジャズマンの中でも、彼の存在は一際異彩を放っています。

伝統的なジューイッシュ音楽、クレズマー、ハシディックなどの東欧音楽にジャズのエッセンスをまぶしたその独特の音世界。

循環呼吸も駆使して怒涛の勢いでフレーズを紡ぎだしていく様は圧巻。

循環呼吸とは息を吸いながら吐き出し、息継ぎを行わずに延々と吹奏楽器を演奏するテクニックです。

既に人気はうなぎ上り!

スタイリシュとジューイシュがまじりあったようなサウンド

香り立つ臭気でクラクラしてしまうほどの雰囲気が最高なイスラエル産のジャズです。

ジューイッシュ特有の哀愁をたっぷりと帯びたメロディがディープでスピリチュアル、ときに洗練されたジャズのテクスチャと溶け合った、ここでしか味わえない本物の”イスラエル・ジャズ”。

ダニエル・ザミールのおすすめ盤。
2009年作。

CDのクレジットにほとんど英語がないため詳細が不明なのですが、何のインフォメーション無しに聴かされてもブッ飛ばされる凄まじい内容。

彼の作品の中には、すべてヘブライ語表記のものもいくつか…(笑)

旋回するクレズマーな音と変拍子も惹きつけられる。

“モード”という概念が元々は宗教音楽や民族音楽からジャズへと輸入されたという経緯もありますし、それを考慮するとダニエル・ザミールの音楽はある種理想的なモード・ジャズと呼べるのかもしれません。

おすすめ演奏動画

同郷イスラエルのSSW、Eviatar Banaiとの共演。

2006年のアルバム『Amen』に収録の人気曲。

冒頭で紹介した名曲「Hatikvah」のスタジオ録音バージョン。

みんなの声

ダニエル・ザミールのTZADIK盤が旧お茶の水ジャズ館に初入荷したとき、新譜チェックでかけてみて「なんだこいつは!」とスタッフ一同騒然としたのが懐かしい。

Daniel Zamir/Oneを聴いてる。民族的なヴォーカルも面白いが、なんといってもソプラノサックス。潤沢な音色と滑らかに複雑なラインを吹ききる技巧がとにかく快感。

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