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江戸時代の脱力系ゆるふわ絵師、仙厓義梵の絵画にほっこりする…♡

江戸時代の禅僧・絵師の「仙厓義梵(せんがいぎぼん)」さんのゆるカワな絵に、日本画のイメージがことごとく破壊された…。

更新日: 2017年01月24日

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仙厓義梵(せんがい・ぎぼん)を知っていますか?

せんがい・ぎぼん(1750-1837)
江戸時代後期の僧侶、絵師。
数々のユーモラスな禅画をのこした。

この絵は「自画像」。

仙厓義梵は江戸時代の臨済宗古月派の禅僧、画家。禅味溢れる絵画で知られる。

19歳で僧門へ入り、禅修行の傍ら、40代後半頃から狩野派の絵師について習うなど、絵を描き始めます。

還暦を過ぎた頃から書画に本腰を入れはじめ、80歳を過ぎてもなお制作意欲は衰えることなく、現存する作品だけでも2000点を超えると言われています。

仙厓のユーモラスで楽しい禅画は人気を博すとともに、地位や名誉を求めずに生涯を黒衣(こくえ)の僧として過ごした潔さと、気さくで正義感の強い性格ともあいまって多くの人に慕われました。

仙厓和尚の絵は、とにかく「ゆるふわ」!

その絵はまるで現代のヘタウマなイラストのようで、昔のものとは思えないほど新鮮で、まさに〝ゆるカワ〟。

左端に聖福寺の仙厓が描いたとする落款を記すのみで、画中に作品解釈の手がかりがなく、仙厓禅画の中では最も難解な作品とされている。

本格的に絵を描き始めたのは40代後半になってからと見られている。仙厓の絵は生前から人気があり、一筆をねだる客が絶えなかった。

若い時は、狩野派にならい、詳細まで技巧的に描いた山水画等を描いていました。老境に入るにしたがって、画風はだんだんと簡略化され、「かわいい」と言われるマンガ的・即興的な禅画が増えていきます。

仙厓さんも若いときは普通にすごく上手な画を描いていた。それがのちになんともユルイ、ユーモアたっぷりの画に変貌する。ピカソみたいだと思った。

子供達と戯れる布袋さんのほのぼのとした情景のようだが、「月」を暗示する賛文「を月様幾ツ、十三七ツ」の存在から、禅の根本を説いた教訓「指月布袋」の図であることがわかる。

「禅画」の多くでは、絵画本体の余白スペースに、絵の内容と連動して仏教の教えに基づいた詩歌や文章が描かれています。これを、「画賛」といいます。

仙厓義梵の作品も多くが「画賛」が書かれています。

仙厓の禅画の世界は、素朴な表現や、ゆるカワともいえる脱力系の筆致によって身近に感じられますが、そこには仙厓独自の禅の哲学が込められています。

仙厓は絵画の余白に書いた「画賛」を通じて、禅の教えを説きました。

83歳の時、庭に「絶筆の碑」を建て断筆宣言をしたが結局やめられず、没年まで作品は残っている。

ゆるカワだけど奥深い、仙厓義梵の禅画ギャラリー

寒山・拾得はともに唐代の禅僧。
寒山は経巻、拾得は箒を持って描かれていることが多い。禅僧において、両者は普賢・文殊の化身として崇敬されており、数多くの水墨画に描かれている。

出典edo-g.com

あくびをする布袋様。

二匹の犬を無造作に描いている。
画賛「いざなぎハ土用に犬を見玉ハす」
土用の時期は一年で最も暑く、人々は精力を失うが、神々は“そのこと”に関しては支障なく…といった、簡単に言えば下ネタである。

(おそらくは)博多の祝い歌を唄っている人物と、彼が連れている犬。
仙厓義梵は大の祭り好きで、時間をつくっては博多の町に出て祭りや興行を楽しんでいたと言われています。

出典i0.wp.com

丸い円を描くことは円満な悟りの境地の表明であるとして、古来より禅僧たちが好んで描いてきた。
だが仙厓さんはこの図に「これ食うて茶のめ」という画賛を記した。まるで一円相を饅頭か何かに見立てたかのようだ。

右の黒い袈裟を着た仙厓和尚と、左の男性が「立ちション」勝負。
仙厓さんは「まけたまけた」、左の男は「龍門の滝 見ろ見ろ」と自慢げ。
男の友情。

出典edo-g.com

紙袋をかぶり、それを脱ごうと後ずさりする猫を童が面白がっている図。
「見んか 見んか」という画賛があり禅画としての意味は難解。

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