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まんが「マギ The labyrinth of magic」の世界 【簡単説明書】★

「マギ」が今一つ大ヒットしない理由を考察したサイトが見つかりました。私はこの作品、人に推薦したいくらいいいマンガ作品だと思うのですが、少年マンガなのにキャラクターが女子ウケなのも、それによるとヒットしない理由らしく…、女子の私には反論のしようもないのですが。でも、凄く奥の深いいい作品なんです。

更新日: 2017年02月15日

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この記事は私がまとめました

ties.miraiさん

でも、マギは世界観も含めて興味深い作品です。ここで「簡単マギ講座」を

「迷宮」が乱立する世界。「迷宮」をクリアすると「王の器」として認められて「金属器」をその迷宮の「ジン」からもらい、、大きな力を手にできる。世界の実際の王の中には、そうやって力を得たものも多かった。また、王族の血を引く商人アリババも、選ばれた魔法使い「マギ」である小さな少年アラジンの協力のおかげもあって、金属器を手にした。「マギ」は王の器を見つけるように定められた存在。この世界には「運命」があり、運命は「ルフの導き」、「ルフ」とは魂が還る所。運命を恨むと、その人のルフは黒く染まり、それを「堕転」と呼ぶ。(『堕転』はスターウォーズ風に言えば「ダークサイドに堕ちる」という理解でいいかと)また、ルフが生み出す生命に宿るエネルギーを「マゴイ」と呼ぶ。魔法や、金属器の力の発動はマゴイをエネルギーにして行われる。これは、魔法使いや奴隷、王の器といった強大な力や能力をもった者たちが友情を結び、敵同士にもなり、運命を乗り越えながら、世界の異変と戦い、世界を守るため、人々を守るため、戦い、力を付けて、尽くしていく物語である。

最も重要な登場人物たち

創世の魔法使い「マギ」の一人。本来三人しかいないはずのマギの四人目。聖宮の番人のお気に入りで、彼にしかできない魔法「ソロモンの知恵」というルフと交信する術をもっている。無邪気だが、思慮深く、思いやりがあって、落ち着いている。勉強熱心で非常に優れた魔法使い。大抵は誰とでも仲良くなれ、戦争が嫌い。

スラムで娼婦の母親のもとで暮らし、その後王族の血筋が入っていたため、王宮に引き取られたが、ある事件に責任を感じ、在野に出て商人の雇われに。その後、まだマギの自覚がなかったアラジンに選ばれ、迷宮に挑戦し、炎を操る「アモン」の金属器をもつ王の器として認められる。商売や剣術を教育されていて、その才能は物語の中でもかなり生かされている。盗賊になったり、商人になったり、かなり複雑な人生を送っている。性格は、ヘラヘラしているようで、機転が利き、大胆な面も持ち合わせる。人のために一生懸命になれる、アラジンいわく、「自分以外の人のことを『すごい人だ』って」「尊敬し、一緒に進む王様」。

元奴隷。アラジン、アリババと共に旅をする。強靭な肉体と力をもつ民族ファナリスの一人。恐ろしく強い脚力を持ち、またアリババの眷属として、アリババの金属器から力を借り、自分が身につける金属を用いて魔法に近い技も持つ。性格は気丈で、よく気が付く。強くなるために筋トレや組み手に日々取り組んでいる。アリババと結婚の約束をする。口調は敬語。下記で説明する皇子の白龍から「強く、優しく、美しい」と言われ、プロポーズをされたことも。表情の変化は些細だが、その分意志が強い。

煌帝国第四皇子、後皇帝。物語の途中からアラジンたちと行動を共にするが、戦争をして兄から煌帝国を奪うという意図もあり、アラジンたちと袂を分かち、アリババと対決した際、アリババの精神を金属器で切り取り、ほぼ死んだ状態にまで陥める。つまり、彼は迷宮攻略者。しかも、植物を操るザガンと、精神や感覚に干渉するベリアルという複数迷宮攻略者。ベリアルは堕転したマギである下記でも説明するジュダルの手引きで攻略した。生真面目で誠実な性格だが、その性格ゆえもあって自分を抑圧した紅炎ら兄や侮辱し続けた母への恨みや運命への恨みや怒りがあり、いじけた面も持ち、一時堕転した。泣き虫。「痛いぐらいまっすぐなルフの持ち主」で、戦争では兵士にとっても過酷な容赦ない戦い方もしたが、本来は優しい気質。世界の有り様が下記のシンドバッドによって変わってからアラジンたちと再び合流。モルジアナには振られる。

煌帝国の神官で、マギの一人。堕転していて、黒いルフを操る魔法使い。煌帝国に多くの迷宮を出現させた。失礼で傲岸だが、素直な性格。戦争が大好き。強い者が好きで、「王の器」というものについて、自分なりの理想を持っている。白龍にも、彼の憎しみの強さから一目置いて、一時仕えていた。世界に異変を起させ、運命を逆流させることを目的とする「アル・サーメン」の構成員。自分の逆さ鏡のようなアラジンにライバル心を抱き、またアリババを毛嫌いしている。

シンドリア王国国王で、七海連合の長。後に、シンドリア商会会長で、国際同盟理事長。世界の命運を左右する「華南平原の戦い」という大きな戦争の後、魔法道具の発達を進め、世界全体がまとまりを見せ、商売が重要視される新しい世界を作った。漁師の息子で、冒険家。七つの金属器を所有する複数迷宮攻略者で、「七海の覇王」と呼ばれる。アラジンいわく、「とても『王様だ』って感じがする」。同じくアラジンいわく「尊敬され、引き連れて進む王様」。堂々としていて気さくに話すが、作品途中から不遜さが見える。生まれた時から「運命」を察知できる世界の「特異点」。酒癖と女癖が悪いが、その点を除いて基本的には部下たちから尊敬を受けている。女性に非常にもてて、宴の席では、女性たちがシンドバッドの膝を取り合ったりもする。半分堕転している。戦争終結後、下記で説明するアルサーメンの長アルバと手を結んだ。アラジンと同じくマギである谷底に暮らすユナンは、シンドバッドがあまりにも「王の器」に近しいので怖いと語っている。

アル・サーメンの長。この世界の前に存在した世界「アルマトラン」の「ソロモン」の三賢者マギの一人。しかし、運命からの脱却を図ったソロモンを恨み、反逆し、アルマトランを滅ぼす。異空間に封印されたが、白龍の母に当たる練玉艶の血統のものに寄生し、この世界に存続し続けて活動を続けている。しかし、本体の精神は別にある。「黒の神」である「イル・イラー」を「我らが父」と崇める。「イル・イラー」とはもともと生命を運命によって営ませそれを養分に成長する自我のない存在だったが、アルマトランの戦いで「ダビデ」の人格に取りつかれた。「イル・イラ―」は手に触れたものすべてから白いルフを奪い、これが現れた世界は生命・光・音すら死に絶える。アルバはアラジンのもつ「ソロモンの知恵」を狙う。

金属器の種類(一部)

金属器と呼ばれるジン(精霊)が宿る武器が物語の中に登場します。それはその金属器の力を身体にまとう魔装を発展させると、さらに大きな力になります。アリババも訓練で魔装が出来るようになり、そのうち全身魔装をこなすようになります。

アモン

第七迷宮で、アリババが手に入れた「礼節と厳格の精霊」アモンは、アリババのもつ剣に宿り、炎を操る。

バアル

シンドバッドの持つ剣に宿る「憤怒と英傑の精霊」。雷を操る。

ゼパル

シンドバッドの持つ指輪に宿る。「精神と傀儡の精霊」。精神干渉が能力で、催眠に近い。

ザガン

白龍の持つ大刀に宿る。「忠節と清浄の精霊」。植物を操り、義手や義足を作ることもできる。

最後に…

イマイチブレイクしないと言われた「マギ」ですが、少年誌の傾向、少年の趣向にぴたりと当てはまらないというのも一つの理由でした。しかし、裏をかえせば女子にも男子にも受ける要素があるということではないでしょうか。もしかすると男っぽい女子や女っぽい男子、ユニセックスな方がたには向く作品かもしれません。戦闘シーン、手の動きや意志だけで炎や光が発射されるような魔法による殴り合いはやんちゃな少年向きでしょうし、人や人生や世界や精神世界などを内省的に繊細に拾っていく面は文学少女向けかもしれません。絵柄も線の細い印象ながらのびのびとしていて、これもまたユニセックスですね。色んな面で調和のとれたマンガ作品です。

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