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契約社員は正社員になった方がいいのか?

新卒にせよ、転職にせよ、もはやなかなかなれないとされる正社員(正規雇用)。非正規で働くことで得られないメリットがあることは確かですが、具体的には何なのか? 場合によっては非正規でカバーできるのでは?

更新日: 2017年03月01日

ewoieurさん

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「正社員」とは何か?

​時勢の流れでアルバイトや派遣社員、契約社員と言ったいわゆる非正規雇用で雇われた非正社員と区別するために用いられるようになった言葉である。

​なお、正社員は一般的には正規雇用で企業に雇われた労働者の事を指すが、法律で明確に定義された概念ではない。

契約社員(派遣契約を含む)には、当然契約書があり、最長3年までの契約期間というものが存在します。「そうでないもの」と考えると、「正社員」は、通常無期限(定年まで)で雇用される社員と捉えるのが簡単ですね。

ちなみに、正社員でも雇用契約書は本来交わすべきものだそうです。
(私は交わしたことがありませんが。)

会社によっては、正社員の雇用契約書を発行していないという会社もあるようです。しかし、後に発行すると言うケースもあります。そのようにすぐにではなく、数か月後に発行と言われた場合には、もしかして雇用契約条件として試用期間を設けられている可能性もあることを頭に置いておく必要があるのです。

「正社員」と呼ばれるものの一般的なメリット

法的な定義のない漠然とした概念だとしても、多くの人が「正社員」になりたがるのであれば、それにはなにがしか一般的なメリットがあるからでしょう。
それではそのメリットとは何でしょうか?

1.ボーナス、退職金
2.社会保険(厚生年金、健康保険、雇用保険)
3.社内出世
4.社会的信用、世間体、職歴としての評価
5.解雇されにくい

ネット上の声を検索して、以上のように大きく分類してみました。
次はこれらについて個別に見ていきます。

1.ボーナス、退職金

一般的に正社員にボーナスを支給する会社が多いようですが、ボーナスは労働基準法で定められたものではありません。社内規定により、正社員にボーナスを支給しない場合があり、反対に、契約社員にボーナスがつくこともあるそうです。

ボーナス(賞与)が基本給の何ヶ月分が平均かというと、大企業は2.5ヶ月、中小企業は1ヶ月!

【大企業の場合】2.5ヶ月分×年2回=年間5ヶ月分
【中小企業の場合】1ヶ月分×年2回=年間2ヶ月分
※「基本給の」ということなので、月の手取り分の5倍というわけではないです。

また、中小企業の40%以上がボーナスの支払いがないというデータもあります。日本の企業全体の99.7%は中小企業ですので、多くの人がボーナスをもらっていないことになります。

99.7%は会社の数ですが、社員数で言えば中小企業勤めが6割程度らしいので、
40%×60%=24%の勤め人はボーナスがないという計算になります。
(もっとも、上記以外に、大企業でボーナスがない人もいるはずです。)

​【定年退職】 厚労省調べの定年退職金は、1,941万円

「勤続20年以上、かつ45歳以上」を調査対象としたアンケートの平均だそうです。一般的に長期間定年まで働くとこれくらい、という目安ですね。

一概に言えないものですが、目安として以上をまとめると、

【大企業の場合】ボーナスにより年間5ヶ月分収入アップ+退職金1,941万円
【中小企業の場合】ボーナスにより年間2ヶ月分収入アップ+退職金1,941万円

実質的に退職金らしい退職金を得ようとするならば10年以上勤めないと 退職金といえるほどの額にはならない。(3年後から積み立て開始のため、3年目では退職金は0円)

2.社会保険(厚生年金、健康保険、雇用保険)

厚生年金および健康保険は、「2か月を超える雇用契約期間であること」が条件なので、2カ月以上の契約社員も加入することになります。
雇用保険は、30日以内の雇用は対象外ですが、それを超えれば対象なので、31日以上の契約社員も加入しているはずです。

従って、社会保険は、正社員か否かの問題ではありません。
(会社員か自営業者かの問題ではあるかと思いますが。)

3.社内での出世

期間契約の場合、社内では期間内のみの身なので、将来的に社内で高いポジションに付くといったことが想定されていません。
評価や実績を社内的な地位として蓄積していくには、正規雇用である必要があるでしょう。

契約社員は社内的地位を蓄積できないので、自身の能力を上げていくしかありません。

正社員だと年に数回上長との面談があるので自分をアピールして、お給料をあげてもらう事ができますが、仕事量とお金が相対的に増えていくのでなんとも言えない部分ではありますね。

期間契約だと契約更新時に条件交渉することが本来可能なはずです。契約更新が形骸化して交渉の機会を失っている場合があると思います。

4.社会的信用、世間体、職歴としての評価

■ 契約社員は、社会的信用がなく、ローン、クレジットカードの契約がしにくいと言われます。
ただし、必ずしも組めないというわけではないようです。

金融機関には「派遣社員はOKでも、契約社員は取り扱えない」といったケースや、「派遣社員、契約社員ともに取り扱えない。」「契約の更新期間により取扱いができない。」など、かなり銀行ごとに開きがあります。ご自分の雇用形態や更新時期、派遣先の勤務期間等出来るだけ詳細にご確認いただき、専門家にご相談いただくことをお勧めいたします。

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