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00年代最高のフィクション『虐殺器官』がついに上映。原作者の伊藤計劃とは

SFファン待望のアニメ映画『虐殺器官』がいよいよ公開されます。

更新日: 2017年10月29日

arroz7さん

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2月3日に公開されるアニメ映画『虐殺器官』

9.11以降、テロとの戦いを経験した先進諸国は、自由と引き換えに徹底的なセキュリティ管理体制に移行することを選択し、
その恐怖を一掃。一方で後進諸国では内戦や大規模虐殺が急激に増加。世界は大きく二分されつつあった。

引用元
http://project-itoh.com/genocidal_organ/introduction/

小説家・伊藤計劃さんが残した作品をアニメ映画化した「虐殺器官」の公開日が、2017年2月3日に決定したことが発表された。

『屍者の帝国』『ハーモニー』に続く三作目の映画化となる

“死者蘇生技術”が発達し、屍者を労働力として活用している19世紀末。ロンドンの医学生ジョン・H・ワトソンは、親友フライデーとの生前の約束どおり、自らの手で違法に屍者化を試みる。

引用元
https://www.toho.co.jp/movie/ods/pitoh_shishya.html

「大災禍」と呼ばれる世界規模の混沌から復興した世界。かつて起きた「大災禍」の反動で、世界は極端な健康志向と社会の調和を重んじた、超高度医療社会へと移行していた。

引用元
http://www.toho.co.jp/movie/ods/pitoh_harmony.html

夭折の作家・伊藤計劃氏の原作小説3作を連続劇場アニメ化していく一大プロジェクト「Project Itoh」。

盟友・円城塔との共作として没後発表された「屍者の帝国」で幕を開けたこのプロジェクトは、遺作「ハーモニー」と続き、そしていよいよデビュー作「虐殺器官」で幕を閉じる。

劇場アニメ「虐殺器官」の完成披露上映会、終了致しました。心が震えております。2014年3月21日に劇場アニメ化の第一報が流れてから約3年。様々なことがありましたが、公開を心待ちにしてきた原作ファンの皆さまに是非ご覧いただきたいです。2月3日(金)にいよいよ全国公開です。

原作者の『伊藤計劃』って何者?

「ああ、久しぶりに食事ができてよかったわね」

 それが、母が息子にかけた最後の言葉になった。伊藤のがんはこのとき、全身の6カ所に転移していた。

2009年3月20日。そんな苦しみの日々が終わった。8年半にわたってがんと闘った伊藤は「眠るように、すーっと」(和恵)逝った。34歳だった。

34歳で他界した後に人気の出たSF作家、伊藤計劃(けいかく)さんが再び脚光を浴びている。

ハヤカワ文庫JA版の『虐殺器官』はすでに20万部を突破、『ハーモニー』文庫版も発売から五カ月で10万部を超えた。

「ゼロ年代最高のフィクション」と言われた小説『虐殺器官』とは

9・11以降の、“テロとの戦い"は転機を迎えていた。
先進諸国は徹底的な管理体制に移行してテロを一掃したが、後進諸国では内戦や大規模虐殺が急激に増加していた。
米軍大尉クラヴィス・シェパードは、その混乱の陰に常に存在が囁かれる謎の男、ジョン・ポールを追ってチェコへと向かう……
彼の目的とはいったいなにか? 大量殺戮を引き起こす“虐殺の器官"とは?
ゼロ年代最高のフィクション、ついに文庫化。

2007年に刊行された「虐殺器官」は“ゼロ年代最高のフィクション”と称えられ、SF、アクション、ミステリ、といったジャンルで区分けすることはもはや無用だった。

2006年、第7回小松左京賞最終候補。2007年発表。「ベストSF2007」国内篇第1位。「ゼロ年代SFベスト」国内篇第1位

2016年にはアメリカで実写映画化されることが報じられた

「虐殺器官」って小説。すごい傑作だと常々言ってるんだけど、あれはアニメーションじゃなくてハリウッドでビックバジェットで実写化して頂きたいな。今の世界だからこそ見て危惧すべき内容。

SFというのは、機械とか物理とか理系の学問だけで書く小説だと思っていた。でも伊藤作品は、民族や宗教、文化の側面からも書けるんだと伝わるもので、衝撃でしたね。

SFの様相を呈しながら、言語学、文学、哲学、心理学などに関わる「ことば」が本作には溢れており、それが実は全体に関係するテーマであることに読み終わると気づかされ、思わず唸ります。

読後、「マジで伊藤計劃、天才だわ!」と阿呆みたいな感想しかでないほど、僕は本作にいたく感動しました。

伊藤計劃の『虐殺器官』読了。凄まじい知識量が伺える小説自体にも圧倒されたけど、こんなすごいものをわずか10日で書いたと知って鳥肌がたった。34歳で亡くなるまでに残した作品は、短編を合わせても6作だけ。なんて切ないの。

ひとまず「虐殺器官」を読み終えた。2007年辺りに刊行されたはずだが、世界の現状と一部合致する描写があって、鋭いなぁと感じた。もし、作者が今の世界情勢を見たら、どのような感想を持っただろう。

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