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大人はちょっとツラいけど…同じ絵本を繰り返し読み聞かせることのメリット

「読んで」と子どもが持ってくるのは、いつも同じ絵本ばかり…。同じストーリーを繰り返し読むことは、大人にとっては無駄に思えるし、苦痛ですらあります。でも、この繰り返しには意味があり、将来子どもに読書好きになってもらうためには、外せない過程だったのです。

更新日: 2017年02月06日

replicant_gさん

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▼「また今日も同じ絵本?」親はウンザリ…

毎日の読み聞かせが苦行と化してしまっているパパ・ママたち…

「ママ、今日もこの本読んで!」と、子どもがいつも同じ本を持ってくる……。このようなことは、おそらく多くの親が体験するはずです。

たくさん絵本を買ってもお気に入りの一冊しか読もうとしない。読み聞かせをしようとしても同じ本ばかり読まされる。こんな悩みを持つ方が多いようです。

読む側としてはうんざり。とくに子ども向けの絵本は同じ言葉の繰り返しが多いので、別の絵本がいいような気がしてしまうんですよね。

大人にとっては、同じ絵本ばかり読むことは無駄に思えますよね。別の絵本も読んであげて、興味の幅を広げてあげるべきだと感じるかもしれません。でも、子どもが同じ絵本の読み聞かせを要求するのには、理由があります。また、将来的なメリットもたくさんあるのです。

▼同じストーリーの繰り返しにより、心が安定する

何度読んだって結末は同じなのに… と、大人は思ってしまいますが、子どもにとっては「それがいい」らしいのです。

子どもも好きな本を何度も読むことによって心が安定し、落ち着きのある子に育ちます。

まだ人生経験の少ない子どもの周囲は知らないことばかりで不安がいっぱい。その中で「知っている!」ものに触れると、心が安定するのだそうです。

彼らの予想通りに、例えお話の中とはいえ物事が運ぶということは、子ども達にとってはとても安心で心が落ち着くという事を意味します。

「結末を知っているからこそ、安心して主人公と一緒に冒険ができるのです。」

▼繰り返し読み聞かせることにより、語彙力が高まる

何度も同じ本を読んでもらうことにより、その絵本に登場する「言葉」や「表現方法」を自分のものにしていくことができます。

でも、子どもは同じ文章を繰り返し読んでもらうことで、その言葉を母国語として吸収しているのです。

子どもには言葉をたくさん覚える機会を与え、適切に使えるように親が導いていかなくてはなりません。その第一歩が「絵本」だと言えます。

子どもは、反復によって「その言葉の意味」と「使う場面」を学習していきます。

朝から晩まで飛び交うのは貧弱なシンプルセンテンス、「早くしなさい」「ちゃんとしなさい」「きちんんとしなさい」と機関銃のように口を酸っぱくして怒っているパパママは「絵本の表現豊かな文章が、自分の足りない部分をカバーしてくれている」と思いましょう。

▼英サセックス大学では、こんな研究も

イギリスのサセックス大学で行われた研究によれば、同じ本を繰り返し読み聞かせた方が、子どもはより速く新しいことを学ぶそうです。

同じ絵本の繰り返しが語彙の学習に効果的であることが、研究によって明らかにされている。

対象となったのは3歳の幼児で、“同じ本を3回読み聞かせたグループ”と“毎回異なる本を3冊読み聞かせたグループ”のうち、どちらがより多くの単語を覚えることができたかを比べるものです。

「一冊の本を何度も読み聞かせた場合」と「複数の絵本を読み聞かせた場合」では、前者の方が2倍も多く言葉を覚えたという結果がでました。

この研究から、“同じ本を3回読み聞かせたグループ”の方が“毎回異なる本を3冊読み聞かせたグループ”よりも多くの単語を覚えていたという結果が得られ、幼い子どもには繰り返しの学習が有効であることが裏付けされたのです。

▼本が好きな子どもに育つ

同じストーリーを何度も繰り返し聞くことで得られる安心感や、その要求に「親が応えてくれた」という経験が、本に対して良い感情を抱かせる素になるのでしょう。

分かりきった内容であり、全部暗記している絵本なのに、何度も同じ話を聞きたがるのです。そしてその都度、新鮮で好奇心に満ちた眼を輝かして、読み聞かせを聞くのです。実は、読書好きに成長する上で、このような体験を持つことが大切なことなのです。

親としては、同じ本ばかりに興味を示すと不安になることもあるでしょうが、子どもが飽きるまでは、何回でも同じ本を読んであげた方が、脳科学的な観点や、本好きに育てるためには有効です。

▼「学習」という観点からも、効果的

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