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「この本を読んではいけない」…実は禁書だった名作たち

あの名作『不思議の国のアリス』も発禁になっていた!? 世の中に大きな影響を与え、発禁処分になった代表的な書籍たち。禁止されていると知ると読みたくなっちゃうのもまた人間の心理かも。

更新日: 2017年02月06日

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発禁とは

世の中に出版される数々の書物。
中には、さまざまな理由からその発行が禁止される本があります。

発行禁止処分または発売頒布禁止処分は、発行、発売、頒布された(またはその準備が整った)出版物、音楽、映画などの表現物の内容に不都合がある場合に、その発行、発売、頒布を禁止する処分である。

古来より、社会にとって有害とみなされた書籍は発光禁止となり、ひどい場合は没収や焚書処分にされてきました。

一般的には、社会秩序や風俗を乱す、または宗教的に不適切であるなどの理由によって禁止される。

発禁の理由は様々であり、ある文化では許容されるものであっても、他のある文化では激しい批判に晒されるものもあります。

実は「名作」と呼ばれる作品にも、その内容が問題視され発禁となった書籍があります。

1.『不思議の国のアリス』

ある昼下がり、アリスが土手で遊んでいるとチョッキを着た白ウサギが時計を取り出しながら、急ぎ足に通り過ぎ、生き垣の下の穴にぴょんと飛び込みました。アリスも続いて飛び込むと、そこは…。チェシャーネコ、三月ウサギ、帽子屋、ハートの女王など、一癖もふたくせもあるキャラクターたちが繰り広げる夢と幻想の国。

──「BOOK」データベースより

幼い少女アリスが白ウサギを追いかけて不思議の国に迷い込み、しゃべる動物や動くトランプなどさまざまなキャラクターたちと出会いながらその世界を冒険するさまを描いている。

1865年刊行、ルイス・キャロルによるあまりに有名な作品です。

『不思議の国のアリス』は1931年中国・湖南省で擬人化された動物の描写があまりに人間的として発禁

獣たちが人間の言葉を話すこの児童文学の名作は、人と獣を同列に扱うものでけしからん、という理由で1931年に中国で発禁に。

2.『ハックルベリー・フィンの冒険』

洋々たるミシシッピーの流れに乗って筏の旅を続ける陽気な浮浪児ハックと逃亡奴隷ジム。辺境時代のアメリカの雄大な自然と活力溢れる社会をバックに、何ものにもとらわれずに生きようとする少年と、必死に自由の境涯を求める黒人の姿をユーモラスに描く。

──「BOOK」データベースより

”トムソーヤの冒険”の続編で、アメリカ文学の金字塔と言われています。
南北戦争付近のアメリカを舞台に、娯楽性だけでなく「奴隷制度にも見られる人種差別問題」を痛烈かつ辛辣に描き出した感動長編です。

世界的に知られる児童文学の名作「トム・ソーヤーの冒険」に続く、マーク・トウェインの小説。

'nigger'という言葉の使用、暴力表現、南部白人の描写方法により発禁処分。

黒人への差別的な表現が頻出するため批判され、発禁になっています。

3.『すばらしい新世界』

西暦2540年。人間の工場生産と条件付け教育、フリーセックスの奨励、快楽薬の配給によって、人類は不満と無縁の安定社会を築いていた。だが、時代の異端児たちと未開社会から来たジョンは、世界に疑問を抱き始め…驚くべき洞察力で描かれた、ディストピア小説の決定版!

──「BOOK」データベースより

“意識の拡張”に生涯の関心を寄せたイギリスの有名な作家による、悲惨で不気味な未来を垣間見る、最良のSF作品。

「世界三大ディストピア小説」と呼ばれる名書です。

冒涜的で、道徳上いかがわしい内容(フリーセックスを推奨する描写など)やドラッグ・自殺問題など成人向けのテーマを扱っている。

未来の世界の性的混乱が不快感を与えるとして1932年、アイルランドで発禁に。

4.『北回帰線』

“ぼくは諸君のために歌おうとしている。すこしは調子がはずれるかもしれないが、とにかく歌うつもりだ。諸君が泣きごとを言っているひまに、ぼくは歌う。諸君のきたならしい死骸の上で踊ってやる”その激越な性描写ゆえに長く発禁を免れなかった本書は、衰弱し活力を失った現代人に最後の戦慄を与え、輝かしい生命を吹きこむ。放浪のパリ時代の体験を奔放に綴った記念すべき処女作。

──「BOOK」データベースより

ヘンリー・ミラー『北回帰線』は43歳で出版。発禁となったため63歳になるまで印税を受けとったことがなかった。

著者の奔放な海外生活を描いたこの自伝小説は、アメリカ人たちに衝撃を与え、約30年間も発禁処分となっていました。

1964年、連邦最高裁にて「猥褻文書ではない」とする判決が下された。

5.『怒りの葡萄』

一九三〇年代、アメリカ中西部の広大な農地は厳しい日照りと砂嵐に見舞われた。作物は甚大な被害を受け、折からの大恐慌に疲弊していた多くの農民たちが、土地を失い貧しい流浪の民となった。オクラホマの小作農ジョード一家もまた、新天地カリフォルニアをめざし改造トラックに家財をつめこんで旅の途につく―苛烈な運命を逞しく生きぬく人びとの姿を描き米文学史上に力強く輝く、ノーベル賞作家の代表作、完全新訳版。

──「BOOK」データベースより

大恐慌(Great Depression)の最中に執筆された『怒りの葡萄』は憂いを帯びたブルース調のロードノベル(旅小説)であると同時に、社会や経済に対する理論的な分析に満ち溢れた一冊でもある。

のちにピューリッツァー賞を受賞したほどの名作です。

中央アメリカの小作地の買い占めでカリフォルニア大移動は実際にあったことで、作者はそれを実際に取材して小説にしたことが発禁の大きな理由だと思います。

資本家によって買い占められる土地、それに反抗し団結する農民たち…という実際に起きた事件を基にしたストーリーがカリフォルニア州知事の怒りに触れたのだとか。

6.『西部戦線異状なし』

1918年夏、焼け爛れた戦場には砲弾、毒ガス、戦車、疾病がたけり狂い、苦熱にうめく兵士が全戦場を埋め尽す中にあって、冷然たる軍司令部の報告はただ「西部戦線異状なし、報告すべき件なし」。自己の体験をもとに第一次大戦における一兵士ボイメルとその戦友たちの愛と死を描いた本書は、人類がはじめて直面した大量殺戮の前で戦慄する様を、リアルに文学にとどめたものとして、世界的反響を呼び起こした。

──「BOOK」データベースより

従軍や戦場を全面的に否定している内容ではなく、戦場での兵士達が見せる素朴な愛国心や勇気、友情、義務感などもきちんと描かれている。しかしそれ以上に戦争という行為の凄惨さと理不尽さ、そして兵士達の人生や人間性が破壊される姿が生々しく描かれており、終盤の主人公が敵兵の死体と向き合いながら述懐するシーンなどから、反戦文学とも解釈できる。

1929年に発表された、ドイツの作家レマルクによる戦争小説の名作です。

ドイツのナチスでドイツ国防軍の栄誉を失墜させ、侮辱する描写があったとして発禁処分になった。

作者レマルクもユダヤ系、非国民、フランスのスパイなどと根拠のない迫害を受け、最終的に国外亡命を強いられたようです。

7.『動物農場』

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