良質の石灰石を産する山として知られる武甲山では、さまざまな鉱山会社が採掘権を持ち、互いに買収したりされたりの歴史を繰り返していた。このうち横瀬町の西部にあたる裾野の部分に採掘権を持っていたのが三菱セメント(現・三菱マテリアル)である。
その三菱セメントが新たな輸送経路を確保しようと西武鉄道の新線(西武秩父線)に目をつけ、これを利用して鉄道輸送を行おうとした。これに西武側が応じて同社の横瀬工場内に当駅が設置され、1969年(昭和44年)10月14日の西武秩父線の開業と同時にここを起点とするセメント輸送が開始されたのである。
多くの大手民鉄が貨物輸送を廃止する中で、西武鉄道では当駅発の列車のみは運行を続けたが、セメントの著しい輸送減にともない、1990年代に入る頃から当駅発列車の削減を開始、1995年(平成7年)秋には正式撤退を表明した。そして翌1996年(平成8年)3月28日には貨物輸送を廃止し、その4日後に当駅も廃止となった。

出典東横瀬駅 - Wikipedia

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