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「冤罪です」と無罪主張…淡路島5人殺害事件で責任能力が争点に

2015年に兵庫県洲本市(淡路島)で起きた男女5人が刺殺された殺害事件。この裁判の初公判で、被告は無罪を主張。精神疾患での責任能力が争点になっている。

更新日: 2017年02月09日

CloverSさん

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◆2年前に兵庫県洲本市(淡路島)で起きた近隣住人5人を殺害した事件の裁判が始まった

兵庫県洲本市(淡路島)で2015年3月、2家族の5人が刺殺された事件で、殺人と銃刀法違反の罪に問われた平野達彦被告(42)の裁判員裁判の初公判が8日、神戸地裁(長井秀典裁判長)であった。

被告は精神鑑定の結果、事件当時、刑事責任を問える精神状態だったとして起訴されました。

◆事件は2015年3月、近所に住む男女5人が次々と殺害された

兵庫県洲本市中川原町中川原(淡路島)で3月9日、男女計5人が刃物で刺され殺害される、連続殺人事件が起きました。

※2015年3月9日

午前7時過ぎ、殺された平野浩之さん(享年62)の長女(32才)が「お父さんとお母さんが刺された」と110番したことで事件が発覚。

県警によると、平野容疑者は9日、近所の平野浩之さん(62)と平野毅さん(82)方に押し入り、浩之さんら男女5人を刃物で刺して殺害したとしている。被害者5人とも「平野」姓だが、容疑者とは親戚関係にないことも分かった。

◆逮捕された平野被告は、事件前に「措置入院」で病院に強制入院していた

事件後、自宅を訪れた警察官に「報復した」とも話し逮捕された平野被告。

1日50回以上もネット書き込みをしていて、被害者の名前や住所を出して一方的に非難していた。「各地で電磁波犯罪と集団ストーカー犯罪を行っている」などと意味不明なこともあり、被害者の親族がつい先日、市の法律相談を訪れていた。

被告は事件前、自分や他人を傷つける恐れがあるとして兵庫県の「措置入院」によって明石市内の病院に強制入院。退院後も通院したが、治療が途絶えた。

◆被告は罪状認否で「完全な冤罪です」とし、弁護側は「責任能力はない」と主張した

被告は罪状認否で、自ら用意した書面を読み上げ、「事件は工作員によって仕組まれたもので、完全な冤罪です」と述べた。

法廷で平野被告は「脳を電磁波兵器でブレインジャックされた」などと用意した書面を読み上げた。

弁護側は「平野被告は妄想に支配されており、責任能力はない」と主張しました。

◆検察側は精神鑑定の結果や、殺害の様子を録音するなど責任能力があると判断

冒頭陳述で検察側は「平野被告は現実に起きた近隣住民との確執をきっかけに、報復として被害者の殺害を計画した」と指摘。

検察側は、被告のナイフに被害者の血液が付着していたことを指摘。また、ボイスレコーダーで殺害の様子を録音するなど責任能力が低下していたことはないと主張した。

平野被告を巡っては精神疾患による通院歴があり、検察は精神鑑定を行った結果責任能力があると判断しています。

◆心神喪失者の刑事責任能力は、刑法三九条で定められている

刑法における責任能力(刑事責任能力)とは、刑法上の責任を負う能力のことをいいます。事物の是非・善悪を弁別し、かつそれに従って行動する能力のない者に対しては、行為を非難することが出来ず、刑罰を科す意味に欠けるとされています。

刑法三九条は、「心神喪失者の行為は、罰しない」(一項)、「心神耗弱者の行為は、その刑を減軽する」(二項)と定めている。心神喪失者とは責任能力のない者のことであり、心神耗弱者とは責任能力が著しく低い者を意味する。

これにしたがって刑事責任能力は、
 1.責任無能力(心神喪失)=無罪
 2.部分責任能力(心神耗弱)=有罪だが減刑
 3.完全責任能力=有罪
という3つに区別されています。

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CloverSさん