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my way my cinema

更新日: 2017年05月20日

chanmellyさん

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「ゴーストワールド」
田舎過ぎず都会でもない平凡な街に住む女子高生のイーニドとレベッカの物語。

恋!部活!夢!みたいなわかりやすく輝かしい青春なんか、ほんの一部の人のもので、彼女達のような悶々とした気持ちを抱えて大人でも子供でもない時代を過ごした人は多いんじゃないかなあ。イケてるグループにも入れず、ヲタっぽく我が道を生きたわけでもなく、自意識だけが肥大して何をやってもうまくやりきれないような。

人とは違う何かになりたい自分は特別なはずだから。でも社会からみたら取るに足らない存在。その大きなギャップを各々の方法で埋めていくのが「大人になる」ってことなのかもしれないなあ。

ファッションや音楽も最高ですので、
気軽にみても楽しい映画ですよ。

スパイクジョーンズ監督作品「Her/世界でひとつの彼女」
人格をもったコンピューターOSと恋に落ちてしまう男性の物語。
AIモノって最終的にはSFホラーに展開していくことが多いけど、
これは純然たる恋愛映画。
非生物との間に愛は存在し得るのかってお題目はありつつも、
OSはあくまでも「ちょっと変わった彼女」として描かれている気がします。
OSの声をスカヨハ様が演じてて、声だけなのに「ああ、こりゃ好きになっちゃうわ」と
勉強になる?気もする。

非生物との間に愛は存在し得るのか...
でも日本には昔っからドラえもんがいるからな〜!
愛があるのかないのかを簡単に超えてしまったドラえもんてなんなんだろう。
これって、欧米と日本の宗教観とか影響してんのかしら。
なんて。

スパイクジョーンズもミシェルゴンドリーも、
奇抜で斬新なMVから有名になった監督だけど、
近年はふたりとも人の心の機微を描いているのが興味深い。
相変わらず設定や表現は奇妙だから、
「明け方の妙にリアルな夢」みたいに感じるのだけども。

スパイクジョーンズが本作の前に作っている
「I'm here」はロボット同士の献身的な純愛の物語で、
主人公を演じてるのが(顔見えないけど)
「沈黙」にも主演してるアンドリューガーフィールドです。
I'm hereからHerは気持ち的につながっている作品な気がしますので、
合わせてご覧になるといいかと。

ソ連の映画監督アンドレイ・タルコフスキーの傑作。タルコフスキーの映画はとにかく難解で、解説もたくさん出てて、芸術っぽい!知ってると通っぽい!んだけど、深く考えなくていいんじゃないかと思う笑。とにかく映像が素晴らしくて、ワンシーンワンシーンが絵画のような美しさ。頭をからっぽにして、カオスな悪夢を受け入れるようにぼ〜っと観た方が味わえる映画な気がする。意識より無意識の方が、多くの情報を受け取れるといいますしね。無意識で「感じる」映画。

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