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日本女性の8割がマンモで見つからない乳がん「デンスブレスト」あなた大丈夫!?

マンモグラフィーをしたからといって安心してませんか?実は日本人の女性の半分がデンスブレトなんだとか。デンスブレトの人の場合、乳がんになってても見落とされる可能性があるとのこと。女優の生稲晃子さんもその一人。毎年検査してても見落とされたデンスブレトや乳がんについてわかりやすく説明していきます。

更新日: 2017年02月18日

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「マンモで見つからない乳がん」

がんを見つけにくい「デンスブレスト」とは?

癌のしこりが写る場合は、通常、癌も白く写るため、デンスブレストの場合にはしこりが写っていても、乳腺で隠れて見えない可能性があります。

日本人に多い「デンスブレスト」、あなたの乳がん検診方法は効果的ですか?

乳がん画像診断を専門に行う第一人者、戸崎光宏医師は「乳がんと診断された患者さんのうち、マンモで見落とされたと思われる人が20人に1人はいる印象」と話します。

左から・・・・・
(1) 脂肪性
(2) 乳腺散在
(3) 不均一高濃度
(4) 高濃度

乳腺密度が濃いと、白く写る範囲が広くなる。
画像は脂肪の割合が高い、つまり「乳腺濃度」の低い人で、全体に黒っぽく写っているのに対し、右端の「乳腺濃度」の高い人の画像はほとんど真っ白です。マンモグラフィでは、乳腺組織や腫瘤(しこり)は白く写るため「乳腺濃度」の高い人ほど腫瘤を見つけにくくなるのです。

デンスブレストの場合、マンモグラフィで画像を撮影しても全体が白く写るため、がんを見つけにくい。“雪山で白ウサギを見つけるようなもの”とも例えられる。

20人に1人はマンモで見落とされている?

出典bcin.jp

乳腺濃度が高くがんがあっても見つけられなかった。

要は「がんが見つからなかった」のではなく、単に「判別不能」の状態。

MRIやエコーでは発見できた。

一般に「乳腺濃度」は若年者ほど高く、20~30代の方の乳がん検診では、マンモグラフィよりも超音波検査のほうが適しています

出典bcin.jp

乳首から枝のように広がる、白く見えるのが乳腺です。がんは白く見えますが、もし乳腺の密度が濃ければ乳房全体が白くなるのでがんを見つけにくくなりますし、乳腺が密集した正常な部分とがんとの見分けもしづらくなります

デンスブレトは発見しずらい

乳がん検診に際しては、自分の「乳腺濃度」を知ることがとても重要

40歳ごろからは、職場や自治体などの乳がん検診を受ける機会が増えますから、まず一度はマンモグラフィによる検査を受け、石灰化の有無を調べると同時に、可能であれば自分の「乳腺濃度」が高いか低いかを尋ねてみましょう。

乳腺濃度」が低いとわかった人は、引き続き1~2年に一度のマンモグラフィ検診を受ければよく、逆に乳腺濃度が高い人は、以後はできるだけ超音波による検診に切り替えることをお勧めします。


最近では日本女性の12人に1人が乳がんに罹患しているといわれます。特に40、50代は、“乳がん適齢期”ともいえる年代。自覚症状がなくても、乳がん検診を定期的に受けてください

乳がんは早期発見、早期治療が大事です。例えば、ごく早期に発見できれば、5年生存率(5年後も生きている割合)は95%。

マンモと超音波検査で発見率は1.5倍!!

デンスブレストの女性の場合、マンモに超音波検査を加えてチェックすることで、がんを見つけやすくなる

マンモに超音波検査を加えることで、見つけられた早期乳がんは0.5%。マンモだけの場合の0.32%より約1.5倍、見つけやすくなるのです。

デンスブレストの場合には、乳腺の影響を受けず、がんが黒く描出される超音波検査(エコー)が適しています

マンモと超音波を組み合わせることで、それぞれの不得意分野を補い合え、より検診の精度を高められます。

「異常なし」でも、デンスブレストの確認をする

結果を聞く時は、マンモ画像を見せてもらいながら、デンスブレストかどうかを確認するようにしましょう。

デンスブレストなら検査結果が「異常なし」でも、実際にはがんがあるかどうかがわからない「判別不能」であった可能性が高いからです。



マンモグラフィ検診で「異常なし」でも、デンスブレストなら「異常なしかどうかわからないので、超音波などのほかの検診を加えたほうがよい」と本人に伝えてほしいのです

マンモグラフィ検診で「異常なし」でも、デンスブレストなら「異常なしかどうかわからないので、超音波などのほかの検診を加えたほうがよい」と本人に伝えてほしいのです。

マンモグラフィーを定期的に受けるのは何歳からがベスト?

若すぎればあまり検診として効果がないことや、年をとれば乳腺密度が薄くなって(乳腺は母乳を作るところですので)がんを発見しやすくなるので利益が高いことは想像していただけると思います

40歳以降は2年に1回定期的にマンモグラフィ検診を受けてください。

けれども、今後は自分のリスクファクターを知って、それに応じた超音波などの検査を組み合わせて受けることが必要な時代になっているのです。

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