1. まとめトップ

ブレインライティング ~ブレストが苦手な人でもOK

ブレーンストーミングの欠点を補ったブレインライティング。

更新日: 2017年02月18日

0 お気に入り 402 view
お気に入り追加

この記事は私がまとめました

mamekotoさん

ブレインライティングとは

アイデア出しと言えばブレーンストーミングが有名だ。しかし、これには立場の強い人や話好きの人が場を独占してしまうリスクがあった。ケロッグ・スクールのリー・トンプソン教授は、健全な対立の効果や、ブレーンストーミングの欠点を補う「ブレーンライティング」の効用を示す。

ブレインライティングとは、ブレストが主に意見を発言して行う方法であるのに対し、各々の意見を「書くこと」で出し合うというというものです。

ベースとなる考え方はブレストとさほど変わりませんが、人前で話す訳ではないので自分のアイディアを出すことについてのハードルがぐんと低くなります。また、他人が出した意見について反論や批判が起きにくいため、量を重視したアイディア出しの際には非常に有効な方法であると言えます。

ブレインライティングは、議論せずにシートにアイデアを書き出す手法を取ります。
そして、時間がきたら書き出したアイデアを回覧板のように順番に回していきながら、前の人のアイデアから新しいアイデアを生み出していきます。

基本的には、6・3・5法と呼ばれているルールに従って行います。

・参加者は原則6人
・1ラウンドに3つのアイデアを考える
・1ラウンドは5分間で行う

ブレインライティング(以下BWと略称)は、西ドイツで開発された思考法です。個人の独自性を生かしつつBSの長所も生かすやり方です。BWは当初6・3・5法と呼ばれていました。

6人ずつの参加者で

3つずつアイデアを各自が考え

5分以内で用紙に記入し隣に回す

というプロセスで進行してゆくからです。創始者はホリゲルという形態分析法の専門家で、1968年にドイツで創案しました。この技法の最大の特徴は、全員無言で集団思考を行うということです。

人数は2~3人でも8人以上でもできますが、余り少ないのも多いのもやりにくいものです。参加者は似たような方より、なるべく多彩な方が集まった方が盛り上がります。「書く」テーマは改善策や解決手段でもいいのですが、やはり「世の中にない新商品」を求める場合が最も面白く、また効果的です。

やってみてわかったことは以下の通りです。

○思ったより時間が短い。特に後半は以下の理由で時間がなくなる
 ・ネタが尽きる
 ・回ってきた紙に書いてある、前の人が書いたアイデアを読むのに時間がかかる
○どの紙も最初の方のアイデアは似たりよったり。つまり誰でも思いつくアイデアってこと。
○しかし、後半の方のアイデアはユニークで面白いものが多くなる
○時間がなく、苦しまぎれに書くアイデアがいいアイデアだったりする

最終的には、質の高いユニークなアイデアが多数創出されました。

基本的なルールはブレーンストーミングと同様に、①批判厳禁(他人の意見を批判・批評してはいけない)、②自由奔放(突拍子もない意見もあり)、③質より量(アイデア・意見の質・内容は一切不問)、④便乗歓迎(他人の意見・アイデアに乗っかったアイデア・意見を歓迎する)ということを周知徹底することにあります。

また、ブレインストーミングとは異なり、声の大きな参加者や参加者間において地位の高い人の意見が重視・尊重される傾向はやや緩和されます(誰が出したアイデアなのかわからなくさせるような工夫も有効)。

その反面、他人の口頭による発案、意見表明をうかがうことができないため、先のルールの④便乗歓迎においてやや弱い側面もあります。

ブレインライティングのポイント

実際「ブレイン・ライティング・シート」を使ってみて思ったのは、「普段言い出せないようなアイディアも出すことができる」ということ。いつもなら「こんなアイディア言っても仕方ないかなあ……」と思ってしまうようなくだらない(と思われる?)アイディアや突拍子もないアイディアも、このような方法だと気軽に出すことができます。

しかも、発言が苦手な人、発言をなかなかしない人の意見もまんべんなくと集めることができますし、「制限時間内に書き出す」ことによって自分が潜在的にどんなことを考えているのかも整理できるなと感じました。

ブレーンライティングのポイントは、

① 前の人のアイデアをよく読みます

② 最初のアイデアの趣旨を生かしてアイデアを育ててゆきます

③ 絶対に空白のままで,隣に回さないこと

④ 単に時間を延ばすのはよくありません

⑤ 短時間で集中して,とっさの「ひらめき」からアイデアを出します

⑥ 最初の1行は,一連のアイデアの種になります。 時間を少し多めにとってじっくり考えましょう。


 実は、6人いなくてもこの方法は使えます。4人の場合ですと、3列4段、12個のアイデアが出ます。 合計48のアイデアが出ます。

手順

ブレインライティング/BW法のポイント

○ シートに記入しながらブレストする形であることから、発言力の差によるアイディアの偏りや、参加者間で相手に気遣って直接口に出して言いにくいといった心理面の障壁を避けることができ、全員にアイディアを出してもらいやすいメリットがある。(日本人向きな手法かも?)

○ 「継承」 「発展」 が原則。前の人が書いたアイディアを読んだ上で、それを継承・発展させて自分なりの新しいアイディアを付け加えていく。

○ 同じ一つのアイディアを、異なる人が異なる視点で検討し、育てていくといった 「発想の共同作業」 を目指す。

○ 以前の一連のアイディアが、それ以上発展のさせようがなく、かつ新たなアイディアを加える余地がない場合のみ、枠の境目に太い線を引いて、次の枠に別なアイディアをスタートさせてもよい。

ブレインライティングのルール
1.テーマを設定します(できるだけ具体的に設定してください)
2.1ラウンドの時間を設定します(通常3~5分)
3.設定されたテーマについて1の欄に3つのアイデア(A・B・C)を記入します。(下図参照)
4.時間がきたらシートを左隣の人に渡します。
5.渡されたシートの2の欄に自分のアイデアを記入します。
  1列目のアイディアとまったく同じものを記入してはいけません。
6.時間がきたらシートを左隣の人に渡します。

以下繰り返しで、6ラウンド程度を行います。
仮に7人で行うと7人×18案(一人)=126案が出揃います。

<ブレインライティングの流れ、まとめ>

【1】アイデアを出すテーマを設定

【2】人数分用意しておいたブレインライティング用シートを各自に配布

【3】5分間、各自がテーマに沿ってアイデアを考えて一番上の3つの枠に記入

【4】左隣の人に自分のシートを渡し、右隣の人からシートを受け取る

【5】5分間、受け取ったシートに書かれた3つのアイデアの下に、そのアイデアを「発展」「補足」するアイデアを記入(全く新しいアイデアでもOK)

【6】以降、シートが埋まるまで、【3】?【5】の流れを繰り返す

【7】シートが埋まったら、手元にあるシートの中から良いアイデアを発表

1.上図のような3列6行のシートを1人に1枚配る

2.テーマを記入する(例:月に5万円稼げるアイデア)

3.1ラウンド目は1行目の3列にアイデアを記入する
※A1,B1,C1の欄にそれぞれ違うアイデアを書きます。
記入時間は5分程度が適当です。

4.紙を左隣の人に回します

5.2ラウンド目は1行目のアイデアを参考にして、2行目にアイデアを記入する
※必ずしも真上のアイデアを参考にする必要はありません
A1のアイデアから思いついた3つのアイデアをA2,B2,C3に書いてもOKです。

6.4?5を残り4ラウンド繰り返す
※3ラウンド目以降はシートに記入されている全てのアイデアを
参考にしてアイデアを記入していきます。

1 2