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体調不良の原因となる「体が冷える症状」 万病の元となってしまうわけは?

体が冷えるというのは血液循環が悪くなっており、それによって冷えている部分に血液が届いていないことになります。この体の冷えを長く放っておくと、疲れ、肩こり、胃腸の不調、不眠など様々な症状となって現れるため、初期段階で気づき、ケアしていくことが大切です。

更新日: 2018年04月24日

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egawomsieteさん

■体が冷えるとは?

体が冷えるというのは血液循環が悪くなっており、冷えている部分というのは血液が届いていないということです。手足が冷えてしまう人は、内臓に血液を集中させるため、手足に血液が届かず冷えてしまいます。血液は体のさまざまな部分に酸素や栄養を運んで、老廃物を運びだしてくれます。また、体に必要のないものが入り込んだときに退治してくれる白血球を運び、体を守ってくれています。その血液のめぐりが滞ってしまうと、体に必要な分が届かなくなってしまうということです。

■体が冷えてしまうしくみ

カラダの中心部分の温度である深部体温は、細胞が最も働きやすい37度にいつも保たれている必要があります。
 外気温が下がると、この深部体温を維持するために、手足や表皮の血管を収縮し血流を低下させて、体内の熱を逃がさないようにします。この状態が長く続くと、手足や表皮に温かい血液が運ばれなくなり、末梢の体温が下がって「冷え」を感じるのです

■放っておくと悪化の一途に

手足の先が冷たくなるのは冷えの初期。腰やお腹に冷えを感じるようなら、かなり進行した状態といえます。冷えは長く放っておくと、疲れ、肩こり、胃腸の不調、不眠など様々な症状となって現れるため、初期段階で気づき、ケアしていくことが大切です。
しかし実際には、自覚症状のない「隠れ冷え」の人も少なくありません。
体が硬い・痛い・動きにくい(動きたくない)といった症状がある場合や、温かい飲食物を欲したり温かい物に触れると心地よく感じたりする場合は、隠れ冷えが疑われます。
自分が冷えているか、体を触って確かめる方法があります。
朝起きたらすぐに、布団の中で脇の下に手を入れた後、お腹を触ってみましょう。お腹のほうが脇の下よりも冷たければ冷えている証拠です。

■冷えてしまいやすい人とは

ヒトはカラダを動かすときにも頭を使うときにも体内で常に熱を生みだしていますが日常生活が活動的でないと熱を作り出すチカラが弱まります。

 また、胃腸の働きが弱いヒトは、消化・吸収能力が低下しているので、食べる量もおのずと減り、カラダの中で熱を作る力が弱まって、「冷え」になりやすい傾向があります。

 「冷え」をそのまま放っておくと、血液の循環が悪い状態が続くため、肥満や下痢、肌荒れなど、さまざまな体調不良を引き起こす原因となります。

■体が冷えているかどうかの5つの判断

(1)目の下にクマができる

青っぽいクマができると冷え性との関係が深いクマだと言われています。血行不良の為、首から上に血液の循環がうまくならず、黒ずんでしまうと言われています。

(2)手先や足先が冷たくて眠れない

体の末端が冷たいのも体が冷えているかどうかを確認するための重要なポイントです。少し冷たい程度であれば、重症ではない可能性もありますが、冷たすぎて眠れないという症状がでてくると重症の冷え性である可能性があります。

(3)お腹が冷たい

体全体は暑いぐらいで汗もかいているのに、お腹だけが冷たいという場合は内臓型冷え性である可能性があります。実はこの内蔵型の冷え性が他の病気にもつながりやすい冷え性だと言われています。いつさわってもお腹だけが冷たい人は要注意です。

(4)夜中にトイレに行く

血液の循環が悪いと、末端の血管まで血液がながれていないため、膀胱やその周辺の筋肉にも血液が届かなくなってしまうため、膀胱が収縮して尿を十分に溜められず頻尿になりやすくなります。また、身体が冷えていると新陳代謝が悪いため、汗をかきにくくなり、水分が体内にたまるので頻尿になりやすくなります。

(5)汗かき、もしくは汗をほとんどかかない

上半身がほてっていたりする人は体の熱と水分バランスが崩れてしまっている可能性があります。またこのタイプは下半身が冷えている可能性が高く、むくみやすいのも特徴です。

■日常生活から考えられる冷えの原因

1.食生活


食物中のミネラルやビタミンが不足していると、人間の体は食物の摂取からエネルギーを作り出せなくなり、体温が上がらなくなって冷え症になりがちです。また、夏場などで水分を過剰に摂取すると、体内の水分過多により体が冷えることもあります。

2.自律神経の変調


人間の自律神経は、血行をコントロールすることで体温を正常値に保つ役目も果たしています。たとえばエアコンを効かせすぎると、自律神経の血行調整が妨げられて、体が必要以上に冷えることがあります。

少し暑く感じるくらいの温度調整を心がけましょう。

また、過度のストレスが原因の血行不良も、冷え症につながりがちです。

3.きつい衣類の着用


ボディにジャストフィットした衣服や下着を身につけることにより、体が締め付けられて血行が悪くなる可能性があります。それがもとで毛細血管への血液循環が妨げられて、冷え症の原因になるのです。特に女性に多い傾向が見られます。

締め付けの強い衣類は、なるべく選ばないようにしましょう。

4.運動不足


歩くという動作はふくらはぎの筋肉を収縮させ、それが血液やリンパ液を足から心臓に行き渡らせる働きをしています。日常的に歩く機会が少ないと、この血液循環が阻害されて、冷え症につながることがあります。

また、心臓の機能が弱っている場合も、血液循環が悪くなり、冷え症を招く可能性があります。

5.女性ホルモンの変調


女性ホルモン(エストロゲン)のバランスが崩れると、自律神経が正しく機能しなくなり、体温調節機能に影響して、冷え症の元になります。ホルモンのバランスは初潮や出産、閉経などの時に大きく変化するため、自律神経も影響を受けやすく、それらの時期は冷え症になるケースが多くなるとされています。

■「体が冷える」をともなう疾患

貧血

酸素を体内ヘ運ぶ役割を果たす赤血球やヘモグロビンの血中濃度が薄くなった状態が貧血です。医学的には、赤血球とヘモグロビンの量が男性は13g/dl、女性は11g/dl以下の状態を貧血と診断されます。

いくつか種類がある貧血のうち、鉄欠乏性貧血は、体内に酸素を運ぶヘモグロビンの合成に不可欠な鉄分の血中含有量が不足したために起こる貧血で、貧血の約7割がこのタイプといわれています。この貧血は女性の割合が高く、10人に1人が潜在的な患者といわれています。

女性の場合、鉄欠乏性貧血は、実は冷え症と密接な関係があります。血液中の鉄分不足により赤血球が正常に作られにくくなり、手足の先まで酸素を運ぶ役目を果たすヘモグロビンの働きが鈍くなるために、冷え症が起こることがあります。

女性は月経などにより、血中の鉄分量が相対的に男性よりも少ないといわれるため、貧血から冷え症になりやすいわけです。低血圧症を伴う場合はさらに冷え症になりやすく、両方の改善が冷え症の防止に必要になってきます。

貧血は全身の倦怠感や顔面蒼白、めまいや食欲不振など、さまざまな症状が表れます。日常生活に影響が出ることもありますから、日頃から注意しましょう。

低血圧症

低血圧症の患者さんとは、最高血圧が慢性的に100mmHg未満の状態にある人のうちで日常的に自覚症状があり、日常生活に支障のある方を指します。

医学的に低血圧状態が続いていても、症状が表れない人は全体の8~9割にも達します。つまり、低血圧症は病気というよりも体質に近いので、必ずしも治療が必要とは限りません。

全身の倦怠感や朝なかなか起きられない、肩こり、めまいなどが代表的な症状といえるでしょう。

また、手足の冷えも、低血圧症の症状のひとつです。低血圧症が冷え症の原因となる理由は、手足の先で血流が滞りやすい点にあります。血液は、心臓から動脈を通って手足などの末端に循環し、静脈から心臓に戻ってきます。低血圧症の人は、動脈血が手足に行き届きにくくなり、結果として静脈血がうっ血状態のようになるために、手足の先が冷えやすくなるのです。

手足は普通、気温が低いときに冷えやすいですが、低血圧症が原因の場合は、夏でも手足が冷えることが特徴でしょう。

自律神経失調症

人によって実にさまざまな症状があらわれてくるのがこの病気になります。また、この病気であるといった定義がないため、医療機関で検査をして異常なしだった場合で、症状が多くみられる場合に診断されることが多いようです。眠れない、急に悲しくなるといった精神的な症状から、頭痛、動悸、手足の冷えなどといった体に現れる症状も多いです。

更年期障害

女性は更年期(50歳前後)にさしかかると、卵巣の機能が次第に低下して女性ホルモン(エストロゲン)の分泌量が減少してきます。それが原因で体や精神に不調が表れることがあります。厳密には病気ではありませんが、日常生活に支障をきたすほど症状が重い状態を、更年期障害と呼び、治療の対象となります。

症状のひとつに冷え症がありますが、同じ冷え症でも更年期障害が原因の症状には特徴があります。通常の冷え症は、手足や体が常に冷えている状態が一般的なのに対して、更年期障害が原因の場合は、体の冷えにほてりやのぼせを伴う例が多いです。また、若い頃から冷え症の女性は、更年期を迎えると冷え症がより酷くなる傾向にあるといわれています。

更年期障害の症状は他に、動悸や異常な発汗、全身の倦怠感、肩こりや頭痛などがあります。精神的な症状として、不安やゆううつ、焦燥感や不眠などが挙げられます。

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