じいさんの顔が見る見るうちに真っ青になる。

「いかんっ!!Kは憑かれるちょるっ!!
太夫さん呼べっ!!早ようせにゃぁ・・・」

今思えばものすごく貴重な体験だったのだが、
あまりのショックにそのあとのことはよく覚えていない。

聞いたところによるとKはその後、
神主のところへ連れて行かれお祓いをうけたらしい。

次の日から一週間ほど小学校を休んだ。

そして、覚えているのかいないのか、
ドウドウのことを口にすることは二度となかった。

俺も怖くてそれを聞くことはできなかった。

・・・で、そのまま時は流れ、
俺は高校生のころ。

俺たちを怒ったじいさんが亡くなった。

ちょうどいい機会と思い、
葬式が終わって帰ってきた
父と母ににドウドウとは何か?と聞いてみた。

普段、俺のオカルト趣味に呆れている両親だから
軽くスルーされるかと思っていたが、

「まだ覚えとったんか。
一応教えてやるけど、あんまり他言するなよ」

と言われ、教えてもらうことになった。

ドウドウが何なのかは誰も知らない。

意図して伝えられているわけでもないのに、
子供たちの中にその存在を知っているものが出てくる。

共通しているのは、夕暮れどきになる現れ、
ドードーと声を上げて子供をさらう存在だということ。

過去何人か、Kと同じような状態になり、
太夫さんに祓ってもらった人がいるらしい。

太夫さんは何か知っているのかもしれない。

でも、それを公言することはない。

たぶん表立って言うことではないのだろう。

だからお前もこれ以上触れるな、と言われた。

やたら真剣な顔で説得する父の迫力に負け、
つい「わかった」と言ってしまった。

あれから詳しくは調べていない。

つーかなんか微妙に怖くて調べられなかった。

当方愛媛の山奥出身なんだが
誰か似たような話を聞いたことある人いる??

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