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虫歯の原因の「ミュータンス菌」が、脳卒中や認知症のリスクに!

虫歯の原因と言われる「ミュータンス菌」その菌が、虫歯だけでなく、脳血管や認知症との関連があると研究方向が上がってきた、その内容を紹介する

更新日: 2017年02月27日

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miyamontaさん

虫歯の原因となる「ミュータンス菌」が、脳卒中や認知症と関連がある?!

ミュータンス菌は約1μm(1/1000mm)の球状の菌です。歯垢(プラーク)となって歯の表面に付着し、糖質から酸を作り出します。その酸が、歯の成分であるカルシウムやリンを溶かして歯をもろく、スカスカにしてしまいます。

虫歯菌には、いくつか種類がありますが、中でも代表的なのが「ミュータンス菌」です。このミュータンス菌は、生まれたばかりの赤ちゃんの口の中には存在しません。では、どこからやって来るのかというと、唾液による感染です。親をはじめ周りの大人たちが、自分が使ったスプーンやお箸で、赤ちゃんにものを食べさせたりすることで感染し、そのまま棲みついてしまうのです。ミュータンス菌は、一旦口の中に入ると、完全に取り除くことは困難です。そして、ミュータンス菌が増えすぎると、虫歯ができるようになります。

以前から、むし歯や歯周病などの歯の病気についても、口腔内の細菌は血管の中に進入し脳や心臓など全身の血管の病気を引き起こすのではないかと言われてきました。

あの虫歯菌が脳出血や大腸炎のリスクを4倍~5倍アップ!ミュータンス菌の恐怖:今日の進歩

今度は、歯周病ではなくう蝕。虫歯菌も影響しているという報告です。

ミュータンス菌保菌者、非保菌者に対し14.3倍の脳内微小出血発症リスク?

無症候性の脳内微小出血のリスク因子として、喫煙や飲酒などの生活習慣、高血圧症・脂質異常症などの従来から報告されてきたものとは別に、う蝕(むし歯)の主要因子のひとつであるミュータンスレンサ球菌(Streptococcus mutans)のうち、血管壁のコラーゲンと結合することで血管の損傷部位に集まって血小板の止血作用を阻害する性質を持つCnmタンパク陽性株が脳内微小出血の発症に関与することを、2015年10月に京都府立医大より、また、2016年2月に国立循環器病センターより報告した。

↓発表された論文

年齢や血圧、そのほかの生活習慣の影響によって、脳の微細な動脈における動脈硬化性変化が進行し、血管構造がもろくなっていきます。
特に血管周囲にはコラーゲンが沈着し、血管の透過性が亢進することで、抜歯・歯磨き等で血液中に入った細菌が血管の外に侵入しやすい環境となります。cnm遺伝子保有株は、コラーゲン結合蛋白を菌体表面に発現し、血管壁のコラーゲンに接着することで、局所的な炎症を惹起し、血管を脆弱にすることで微小な出血や高血圧性の脳出血の発症に関連するのではないかと考えています。

そんなに恐ろしいことが・・・

この種の菌を保有する人がすぐに脳出血を起こす訳ではないが、高血圧・喫煙・ストレスなどの危険因子による血管障害が生じている場合は、脳出血を悪化させるリスクが高まる可能性がある

大嶋教授は可能性の話だけをしています。

予防は・・・

ミュータンス菌を、口の中から完全に取り除くことは困難ですが、数を減らすことで、虫歯の予防をすることができます。その鍵を握っているのは、「フッ素」「キシリトール」「歯のクリーニング」

詳細は・・・・

まとめ

お口の中の機能は、オーラルフレイルという言葉が最近あるように、肺炎や、糖尿病との関連が指摘されたり、全身状態に大きくかかわっていることが分かってきています。健康長寿を全うするためには、脳の機能の活性化は必須です。
是非、口腔内のケアと共に、身体機能の向上に努めましょう。

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