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なんだかんだで儲かってる…年金の運用益10兆円超で過去最高に

GPIFが2016年10~12月期の運用結果を発表。15年は5兆円の赤字も今回は10兆超の黒字となり、2001年度からの累積収益額は53兆円超になっていました。

更新日: 2017年03月04日

CloverSさん

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◆GPIFが年金の運用益が10兆円超で過去最高の黒字だったと発表した

厚生年金や国民年金の積立金を運用する年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は3日、2016年10~12月期の運用結果が10兆4973億円の黒字だったと発表した。運用利回りは7.98%。

収益額、収益率ともに、四半期としては過去最大の黒字で、2001年度以降の収益額は、累計53兆円を超えた。

四半期ベースの黒字額はこれまで、安倍政権の経済政策を好感し株価が上昇した13年1~3月期の7兆6273億円が最大だった。

◆運用資産額が機関投資家としては世界でもトップクラスとされる「GPIF」

GPIFは、公的年金積立金の管理・運用が主な業務であり、その運用資産額は約132兆751億円(平成28年度第2四半期末現在)と、機関投資家としては世界でもトップクラスといわれている。

資産構成(基本ポートフォリオ)は、国内債券、国内株式、外国債券、外国株式、短期資産となっています。

日本の公的年金制度は高齢化で膨張する給付額を現役世代からの保険料や税金などで賄い切れず、1割前後をGPIFからの運用益や積立金の取り崩しに依存している。

GPIFは14年10月に資産構成を見直し、株式投資比率を5割に倍増して以来、運用損益が以前より大きく上下に振れやすくなっている。

◆資産別で見ると、国内株・外株が収益を牽引した

資産別の収益率と収益額を見ると、国内株は15.18%と4兆6083億円、外株は16.46%と4兆8213億円となった。外債は8.82%と1兆5762億円。

一方、国内債券は長期金利の上昇(債券価格の下落)が響き5190億円の損失が発生した。

国内債券以外の各資産の保有比率は、国内株式23.76%、外国債券13.37%、外国株式23.16%だった。

◆背景には、トランプ米大統領の就任をにらんだ「トランプ相場」があった

トランプ米大統領の就任をにらんだ株高や円安による外貨建て資産の価格の上昇が背景にある。

トランプ氏が公約に掲げた大規模減税やインフラ投資などの政策を通じ、米景気が良くなるとの見方や、日米の金利差が今後拡大するとの思惑から、東京市場も株買いや円売り・ドル買いが活発化した。

ニューヨーク株価は選挙後の2週間で4%以上値上がりして1万9000ドル台を記録、史上最高値を更新している。日本の株価もニューヨーク株価につられて値上がりしている

◆15年度は5兆円の運用損を出したが、市場で運用を始めた2001年度からの累積収益額は53兆を超えた

運用資産額は昨年12月末時点で144兆8038億円で、4~12月期の収益額は7兆6378億円。市場で運用を始めた2001年度からの累積収益額は53兆617億円になった。

第2次安倍晋三内閣の発足直後に当たる12年末からでは約35.5兆円増えた。

14年度が15兆円の運用益を得た半面、15年度は5兆円の運用損を出すなど、収益の振れが大きくなっている。

◆菅官房長官は、この結果を評価した

菅官房長官は公的年金の積立金を運用しているGPIFの去年10月から12月までの運用実績が10兆4973億円の黒字と、四半期として過去最大のプラス幅だったことを受け、「老後の生活を支える年金の安定に大きく寄与する成果だ」と評価しました。

菅官房長官は、今回の運用益拡大について内外の好調な株式市場が背景にあると説明。

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CloverSさん