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何かが起こりそうな独特な雰囲気・・・団地が舞台の小説まとめ

たくさんの人が住まう場所だから・・・(郊外少年マリク、子どもの王様、円卓、白と黒、増大派に告ぐ、パパはビリー・ズ・キックを捕まえられない、いつか響く足音、笑う赤おに、思い出は満たされないまま、なごり歌、残される者たちへ)

更新日: 2017年07月14日

sryamaさん

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●「増大派に告ぐ」 小田雅久仁

誇大妄想にとりつかれたホームレス、どうしようもなく狂気に惹かれる14歳。さびれた巨大団地の隙間で、二つの孤独な魂が暗い光を放つ。

小田雅久仁の小説『増大派に告ぐ』を読み始める。大阪湾の近くにある団地へ辿りついた、ホームレスの三十路男。その団地に住んでいる中二男子。この2人の話が交互に進む。 抑圧されすぎて、ほとんど暴発寸前の悪意。ファンタジーなのかキチガイなのか分からない要素。なんか凄い小説だな。

小田雅久仁「増大派に告ぐ」読書中。この得体の知れない毒々しさ、癖になる。

小田雅久仁『増大派に告ぐ』読了。最後までファンタジーにはならないが、この団地全体がある幻想空間だったことに気づく。電波系ホームレスと家庭内虐待少年の一瞬の邂逅と断絶。社会に属する以上誰もが“増大派”たらざるを得ないことへの告発。苦くべとつかない文章もよい。

●「残される者たちへ」 小路幸也

東京でデザイン事務所を経営する川方準一のもとに、同窓会の通知が届く。準一の通った小学校の子供たちは、ほぼ全員が〈方野葉団地〉の子供だった。

小路幸也、残される者たちへ読了。ミステリーから急にSF入って驚いたけどこういう非現実とか過去への追憶とかいい。一つの団地を舞台にした優しい物語。大人は昔を懐かしむ。

『残される者たちへ』【小路幸也】読了。高度経済成長期には繁栄の象徴だった団地も、斜陽のこの国ではもはや過去の遺物と化しつつあって…社会派な展開なのか、と思ったら、同窓会で幼馴染の記憶がすっぽり消えている不思議を経て…えええ、そういう方向に行くのか。ツイストするノスタルジーが最高。

小路幸也『残される者たちへ』再読。団地というひとつの生活の塊に対する郷愁だよなー。この懐かしい感じは。

●「郊外少年マリク」 マブルーク・ラシュディ

パリ郊外の団地に住む移民の少年マリク。家は貧しく、学校にはいじめっ子が。大きくなるにつれて、現実はますます厳しくなるが、希望は失わない。

マブルーク・ラシュディの『郊外少年マリク』読み始めた。パリ郊外の団地を舞台にしたユーモラスな青春小説。世界一優しいアイスクリーム売りブリュノの転落を描いた冒頭の「5歳」から引き込まれる。訳者の中島さおりさんのあとがきがブログに載ってます→ saorina.blogspot.jp/p/blog-page.ht…

マブルーク・ラシュディ「郊外少年マリク」(集英社)読了。忙しくて疲れているときに読め、しかも面白いという稀な小説だった。

パリ同時多発テロ事件についてどう考えていいのか分からない。みんなのSNSアイコンがトリコロール調に変わっていくのをぼんやりと眺めるだけ。そういうぼくのような人にお勧めしたい【団地を通じて事件を知る。ちょっとだけ。「郊外少年マリク」】 bit.ly/1N9pBM7

●「子どもの王様」 殊能将之

団地に住むショウタと親友トモヤ。部屋に籠もって本ばかり読んでいるトモヤの奇妙なつくり話が、ショウタの目の前で現実のものとなる。

殊能将之『子どもの王様』読了。団地住まいのショウタを取り囲む子どもの世界。TVの中で悪を滅ぼす格好良いヒーロー、罰ゲームで盛り上がる休み時間、近所に住むイジワル魔女、親友が怯える"子どもの王様"。子どもはまだ知らない沢山のことを知り大人になる。子どもの王様にならなくていいように。

子どもの王様を駆け足で読み終える。昔団地に暮らしていたから、なんとなく近い話に思えた。

閉塞感のある生活臭漂う団地の薄暗い雰囲気と小学生男子のガキっぽさが非常にリアル。ミステリとしてはややあっさりでラストは賛否両論あるかもだが、ジュブナイルものとしては完璧だと思う。/読書記録 / 子どもの王様 (講談社ノベルス) mediamarker.net/u/morugana/?as…

●「円卓」 西加奈子

三つ子の姉をはじめ大家族に愛されて暮らす小3の琴子は口が悪くて少し偏屈。きらきら光る世界で考え悩み成長する姿を描く。

【読了】☆☆☆☆ 「円卓」 団地在住大家族。祖父母両親に愛され、三つ子の姉たちに愛されているが、アンニュイな雰囲気、孤独にあこがれてしまう小学生。なんとなくわかる。 bit.ly/htE5Px #sociallibrary

西加奈子さんの「円卓」読了。日々、めまぐるしく変化する環境の中で、祖父譲りであるひとつひとつの言葉に魅了されるという感性を、ひしひしと研ぎ澄ましていく主人公の“こっこ”。変わっていくものと、変わらずにあるもの。そのどちらもが尊いものだということを、この作品を通して改めて感じた。

西加奈子「円卓」読了。大阪の公団に住む小学3年生のこっこ。祖父母・両親・3人の姉(しかも3つ子!)の大家族と暮らす彼女の密かな夢は孤独になること。家族は皆こっこに優しいのに、彼女は口も悪いし憧れの対象がちょっとずれてる。それを見守る隣に住むクラスメイトのぽっさんがステキ。

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sryamaさん

漫画や小説、映画など「エンタメ・カルチャー」をメインにまとめています。