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為替リスクがあるも、高いリターンが望める「外貨投資」の魅力とは?

日本円を米ドルやユーロ、豪ドルなどの外貨に替えて、外貨預金や外貨MMF、外国投信、外国債券、外国株式、外国為替証拠金取引などの外貨建て商品で運用することをいいます。円を外貨に替えて運用するため為替リスクが存在しますが、高いリターンが見込め、円資産の目減りをカバーできるヘッジとして有効とされています。

更新日: 2017年03月06日

egawomsieteさん

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■外貨投資とは

外貨投資は、円以外の外貨で資産を運用することをいいます。また、金融資産の一部を外貨建て商品に振り向け、円建て商品と組み合わせることで「国際分散投資」が可能になります。

・ローリスク商品
-外貨預金(普通、定期他)、外貨MMF

・ミドルリスク商品
-外国投信、外国債券、外貨建て個人年金保険

・ハイリスク商品
-外国株式、外国為替証拠金取引、為替eワラント

■外貨投資がお勧めな理由~日米の金利差

世界マネーの基本ですが、お金は低いところから高いところへ流れる傾向にあります。各国政策金利というものが設定されていますが、金利の低い国から金利の高い国へ流れるというわけです。

まねたつ銀行の預金金利が1.0%、きたやま銀行が2.0%の場合、どちらの銀行にお金を預けたいと思いますか? 当然、預金金利2.0%の銀行ですよね。国の金利も同様で、金利が高い国にお金は集まっていきます。

日本では異次元量的緩和継続中で出口は未だ見えず。日本円は相変わらずの “超” 低金利です。一方、アメリカでは金融緩和は終了し、年内にも利上げが行われようとしています。

したがって、ドル円の金利差は開いていき、今後は低金利の日本から金利の高いアメリカへお金が流れていくことが予想されています。(実際、ここ数年で40円以上の円安ドル高が進行しました)

当面円安が続くというのが前提になりますが、米ドル建て資産やその他高金利通貨資産へ投資したほうが資産運用として効率が良いことになります。

■外貨投資の対象通貨は?

外貨投資では、大きく分けて、「先進国通貨」と「新興国通貨」の2つが投資対象となります。

・先進国通貨
-米ドル、ユーロ、英ポンド、スイスフラン
-カナダドル、豪ドル、NZドル、ノルウェークローネ・・・
・新興国通貨
-南アランド、ブラジルレアル、トルコリラ、メキシコペソ
-人民元、香港ドル、タイバーツ、ロシアルーブル・・・

■外貨投資のメリット

-高い金利

お金を運用するときに金利はとても重要です。金利が高いと利息による収入が多くなるからです。

しかし、この超低金利時代のどこに高い金利があるのでしょう?実は外貨投資ならば、4%や5%など、今の国内では考えられない金利水準が存在するのです。これが、外貨投資によるメリットのひとつです。

為替の動きで利益を狙う

外貨投資では日本円を外貨に換えた(両替)ときと、外貨から日本円に戻したときの金額の差でも利益を得る機会があります。

例えば、1ドルが100円の時に100万円をドルに交換したら1万ドルになります。その後、円安になって1ドルが110円になったとします。このときに1万ドルを円に両替すると110万円になります。この10万円の利益(実際には為替手数料がかかります)のことを「為替差益」といいます。

■ 資産の防衛になる

情報も経済も国境を超えて行き交う時代ですから、個人の資産もグローバル化を進めておくのは自然なことといえそうです。日本の未来が暗いと考えるのは楽しいことではありませんが、悪いシナリオに備えて資産の防衛をはかることも大切です。

■儲けるためには

外貨投資を行う際には、最低限の基本は押さえておきましょう。

・円高で預け、円安で引き出す(為替相場の動向に注意)
・投資する商品の仕組みや特性、リスクなどをよく理解する
・為替の購入レートや損益分岐TTBを把握する

■外貨投資のポイント

1)投資資金の一部を外貨投資に回す

投資全体に言えることですが、基本は分散投資です。円建て投資と外貨建て投資、ドル資産と新興国資産、ディフェンシブ株と景気敏感株などなど。保有資産を振り分けることでリスクを抑える、というのが投資の基本的な考え方です。

投資金のうち何%を外貨投資に回すかは各人の投資スタイルによって変わってきます。しかし、投資資金の全部を外貨投資に回すというのはバランスが悪いですから、あくまでも一部を外貨商品に投資するというスタンスが理想的です。

2)短期で利益獲得を狙わない

為替レートや各国金利は少しずつ変動するものです。また、時には含み損を抱えることもあるかもしれませんが、トータルでプラスになる可能性が高いという前提で外貨商品を保有しています。

ですから、短期で利益獲得を狙わないのがコツです。一時的に資産が含み損になったとしても焦らず、長期保有をスタンスとし投資するのがベターでしょう。

■まずは主要国通貨

ファイナンシャルプランナー(FP)の神戸氏が初心者に助言するのは「余裕資金を充て、長期投資の姿勢で臨む」こと。円安傾向は変わりにくいという見方が多いとはいえ、為替相場に急変はつきもの。生活費やローン返済費、教育費などは為替変動リスクのない円で確保しておくことが重要だ。

 外貨に投資する際、通貨はどう選ぶべきか。FPの花輪陽子氏は「主要国の通貨で始めるのが基本」として米ドル、ユーロ、スイスフランを挙げる。新興国通貨は高利回りが見込めるが、それぞれの国内景気や政治情勢、世界の金融市場に投資するヘッジファンドなどの動きに左右される度合いが大きいからだ。

外貨建て商品は幅広い。例えば外貨預金。似た商品として海外の公社債や短期金融商品で運用する外貨建てMMF(マネー・マーケット・ファンド)もある。いずれも円安になれば、為替差益が発生する。円高になれば円ベースで元本割れの可能性はあるが、投資リスクは比較的小さく外貨投資の入門商品とされる。

■外貨投資2つのリスク

為替変動リスク
為替変動リスクは、為替レートが変動することで利益や損失が生じる可能性のこと。例えば、1米ドル=100円のときに1万円分の米ドルを買い、その後1米ドル=95円になると500円分損に、1米ドル=105円になると500円分の得になります。この例のように為替変動から生じた損失は「為替差損」、利益は「為替差益」と呼ばれます。

この為替変動リスク、通貨の種類によって異なります。一般に、米ドルやユーロ、ポンドなどのメジャーな通貨に比べて新興国などの通貨の方が為替変動リスクは大きくなる傾向があります。

カントリーリスク
投資先の国内情勢に関わるのがカントリーリスクです。投資先候補となる国や地域はたくさんありますが、国の規模も違えば、政治や経済の安定性にも差があります。ひとたび戦争やテロなど大きな出来事が起れば、株価が急落したり投資したお金を回収できなくなることもないわけではありません。

■金融機関によって取引コストやサービス、品ぞろえが違う

コストは一般にインターネット取引が店頭取引より低い。外貨預金の為替手数料を対ドルで比べると大手銀行では片道1円が普通だが、ネット専業のソニー銀行は同15銭。残高が大きいと8銭まで下がる。同行は昨年10月から、500円という少額から外貨預金の積み立て購入ができるサービスも始めている。

 海外の株や投信の品ぞろえも様々だ。ネット系では楽天証券が海外ETF(上場投資信託)に力を入れ、約280本を扱う。マネックス証券では米国の個別株式約3000銘柄を購入できる。

 投資する金融商品は1つに絞るより複数に分けて投資する方がリスクの抑制や収益拡大が見込める。海外の株・債券、投信などにバランスよく長期投資するのが理想だ。

■相場変動に焦らない 「マイルール」守ってじっくり

「余裕資金だけで運用したおかげで差益を手にできた」。埼玉県在住の会社員、大山二郎さん(仮名、39)は昨年解約したユーロ預金を振り返る。約12年前に1ユーロ=110円台で契約し、解約時は同140円台だった。含み損を抱えた時もあったが、すぐ使う予定はなく、元本割れも我慢できる額に絞っていたので冷静さを保てたという。

 もっとも長期間「塩漬け」に近かった点を反省し、新たに始めた別の外貨預金は余裕資金だけを回すルールに加えて「為替がいくらになったら解約というルールも決めた」。今はスマートフォンで為替変動はすぐわかるので日々の相場チェックも苦にならないという。

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