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【確定申告】脱サラ起業したらどんな届けが必要?開業手続きや健康保険、年金の切り替え

フリーランスや起業家になったらどんな届けが必要なのでしょうか?それを一から解説していきます。

更新日: 2017年03月14日

happyhappieさん

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◆脱サラ開業に必要な手続き

開業に必要な手続きの書類は下の国税庁のリンクからダウンロードすることができます。

仕事に関する手続き書類

[手続名]個人事業の開業届出・廃業届出等手続

新たに事業を開始したとき、事業用の事務所・事業所を新設、増設、移転、廃止したとき又は事業を廃止したときの手続です。

[手続名]所得税の青色申告承認申請手続

青色申告の承認を受けようとする場合の手続です。

[手続名]青色事業専従者給与に関する変更届出手続

過去に提出している届出書に記載した専従者給与の金額の基準を変更する場合(給与規定を変更する場合、通常の昇給の枠を超えて給与を増額する場合など)や新たに専従者が加わった場合など青色事業専従者給与の支給に関して変更する事項があるときの手続です。

[手続名]給与支払事務所等の開設・移転・廃止の届出

給与の支払者が、国内において給与等の支払事務を取り扱う事務所等を開設、移転又は廃止した場合に、その旨を所轄税務署長に対して届け出る手続です。

健康保険の切り替え

会社員が通常加入する社会保険から国民健康保険に切り替えの手続きを行わなければなりません。国民健康保険は市町村または国民健康組合が行う保険で、通常は住所のある区域内の市町村で加入します。

それでは切り替えの手順を説明していきます。

1. 在籍していた会社を通じて「健康保険・厚生年金保険被保険者喪失届」を年金事務所または健康保険組合に提出してもらいます。(その際に今まで使っていた健康保険所の添付が必要です。)
   
   この手続きは退職の翌日から5日以内が期限となっています。喪失手続きが完了していないと新たな保険に加入できない場合もあるので迅速に対応してもらいましょう。

2. 次は加入の手続きです。加入方法は退職日の翌日から14日以内に住所の市町村役場で手続きを行います。(前職の被保険者資格喪失証明が必要な場合があるので「資格喪失確認通知書の写し」や「資格喪失証明書」があるといいと思います。)

  国民健康保険料は住民税のように前年の所得を元に計算されますので退職後1年間は収入が低くても保険料が高額な場合があるので注意してください。

3. 国民健康保険の他に退職者である自営業者が選択できる医療制度で健康保険の任意継続被保険者になることができます。

   これは加入条件があり会社での健康保険に2ヶ月以上被保険者であった場合に資格を継続できます。(退職日から20日以内の申請が必要です。)

   申請手続きは本人の住所地の協会けんぽ支部や健康保険組合窓口で行います。

   任意加入には2年間という制限があります。保険料を毎月10日の納付期限までに支払わなければ資格を喪失しますので注意してください。

   任意継続のメリットは国民健康保険と違い被扶養者の分も加入していますので家族がいる人は保険料が一人分になるためぜひ検討ましょう。

年金の切り替え

国民年金は住所地の市町村で加入手続きを行います。会社員と違い第一号被保険者になると保険料は全額自分で納付しなければなりません。

 配偶者がいる場合は配偶者の国民年金の加入も忘れないようにしましょう。

 会社員は国民年金と厚生年金に加入していますが自営業者は国民年金のみですので年金額が低くなってしまいます。

 そこで第一号被保険者のみが加入できる国民年金基金という制度があります。これで掛け金を納付することで将来の年金額が増加します。(生命保険会社や信託銀行などで加入手続きを行うことができます。)

◆青色申告か白色申告か?

独立して個人事業主になると必ず確定申告を行わなくてはなりません。その際に確定申告には二通りの方法があります、それが「青色申告」と「白色申告」です。この申告方法で納税額が大きく変わるので必ず知っておいてください。

青色申告と白色申告の違い

2つの違いは簡単に説明すると
青色申告 申告は大変だが納税額が少なくていいメリットがある。
白色申告 申告は楽だが節税の恩恵はない。

白色申告のメリット

白色申告は手間がかからず申告ができるという点が一番のメリットです。
申告に必要な単式簿記というのも非常に簡単な記帳方法で誰でも簡単に作成することができます。更に申請の必要も不要なので

・会計の難しいことがわからない
・事業所得が節税を考えるほどの金額ではない

といった個人事業主に向いています。

青色申告のメリット

青色申告には様々な税制面でのメリットがあります。
最もわかりやすいものは複式簿記での申告を行うと控除額が65万円になります。(単式簿記の場合は控除額が10万円)

その他にも何点かメリットと言えるものが存在します。
・赤字を3年間繰り越して黒字と相殺することができる。
  (例)事業開始1年目150万円赤字になりました。2年目150万円の黒字が出た場合は2年目の事業における所得は0円ということになり課税されません。

・1年間で最大300万円まで減価償却することができる。
  (説明)10万円以上の高額な備品などは一括計上できなくなりますが、青色申告の複式簿記では30万円未満のものは一括で計上することができて年間300万円まで減価償却することができます。

・貸倒し引当金を使用できる
  (説明)未回収である売掛金の一部を貸倒し引当金に充てることができる。これは売掛金が未回収になった場合を想定して資産から控除される。

・その他
  (例)家族の従業員の給与を課税対象額から差し引くことができる、自宅オフィスの場合家賃や光熱費も経費計上できる。

青色申告のデメリット

青色申告は税制面で白色申告に比べてはるかにメリットが大きいです。しかし、複雑な複式簿記での申告は知識がほとんどない状態で行ってもミスが増えたりして逆に追徴課税がかかってしまう場合もありますので注意が必要です。そういった知識を得たり、記帳したりする手間が最も大きなデメリットと言えると思います。

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