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『12』という特別な数字に隠された驚きの秘密

「12時間」で時計が1周、「12ヶ月」で1年、「12星座」に「十二支」、音楽の「12平均律」に「12個」で1ダース…10進法が当たり前に使われる世の中にあって、なぜか「12」という数字には存在感があります。不思議な数「12」の秘密に迫ってみましょう──。

更新日: 2017年03月29日

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身の回りに溢れる「12」

10進法が主流となっているこの世の中で、不思議なほど「12」という数字が溢れていることに気がついていましたか?

1年は「12」ヶ月。
時計は「12」時間で一周。
星座や干支は「12」
1ダースは「12」単位。
音楽は「12」平均律。
仏教の「12」因縁。
日本の伝統衣装「12」単衣。

世の中には「12」という数字を基準としたものがとても多い。

陪審制度の起源といわれる、フランク王国(9世紀)で12名の陪審員が立てられた。 陪審員の数は、現在でも多くの国や州で12名となっている。
なぜ、12名かというのは、キリストの12使徒からきているというのが有力説である。

いちいち挙げるのが面倒なほど、まだまだある。
12に関する事は、世界中に唸るほどあるのである。

なぜか世の中には「12」という数字があふれています。

12はイスラエルの部族やイエスの弟子の人数以外にも、理想的数字としてキリスト教会のシンボルともされています

時間もある意味12が深く関わってきます。
1日は12時間が2回。1時間は12分が5回。1分は12秒が5回です。
円(球体)の360度も12度が30回です。

人類史に関係の深い「12」という数字

12個で1ダース、
12ダース1グロス、
12グロスを1グレートグロス…
などなど、西洋では数の単位系にもなっています。

「12」という数字は、とても不思議な数字です。一度も国と国とが接触していないのに世界のあらゆるところで宇宙を「12」という数字で認識していました。

人類は、古代より「12」という数字に魅せられ、日常的に使用してきました。

ナイジェリアのジャンジ語、ビリ・ニラグ語、グワンダラ語ニンビア方言、ピティ語などが十二進命数法のグループを作り、またネパールのチェパン語も十二進命数法を用いている。

世界には12進法に基づいた数字の数え方をする言語もあります。

ゲルマン語派の数詞は 12 以下と 13 以上とで構成が異なる。

例えば英語では12は twelve ですが、13以上は thirteen など「〜teen」という数詞を用いるなど、明らかに12以下と13以上では扱いが異なっています。

人類が「12」を重用するようになった理由

「12」という数字が好まれてきた理由は、古来より暦を知る上で重要だった地球の衛星「月」に関係がありました。

その発祥は、おそらく古代天文学により、1年を12に分けるという暦に始まった

古代の人々が自然を観察する中で、「12」という数字が自然に使われるようになっていったという説が有力です。

まず、「1年が12ヶ月」というのは、地球の公転周期と月の公転周期の関係から来ています。月は1年間に大体12回地球のまわりを回るので、こうなります。

地球が太陽の周りを1周する(つまり1年)間、月は12回満ち欠けを繰り返します。

月は満月の繰り返しを1年間に約12回繰り返して見せてきました。
だから人は、自分の周りの時空を12方位に仕切って見ようとしたのでしょう。

天体の運行を観察した古代人類が、自然と1年を12の月に分け、身の回りのものも12に区切るようになったと考えられています。

干支や星座、暦に関わるもの全てで12進法が使われています。
そしてそのなごりとして、数えるとき12までが1つのまとまりとして扱われていたのでは?
なんて説もあります。

1ダース(12個)や、12使徒、十二支なども「12」という数字が月と関連していて扱いやすかったため。

「図形」という観点からも、「12」は優れた数字らしい。

正3角形と正方形は、ヒトにとって直観的にわかりやすい図形であり、正確に描きやすいです。小さい子にも作りやすい図形です。

正3角形と正方形を組み合わせると、正6角形ができます。正6角形を少しずらして重ねて、直交する対称軸をもつようにすると正12角形ができます。直交軸があったほうが、方位の表現に便利です。

便利な道具のない時代には、暦や方位を正12角形で表現すると、位置情報を伝えやすかったではないでしょうか? 干支も暦に由来します。
それで、12という数が特別の扱いをされて、ものを12ごとに数える文化が生じたのではないかと想像します。これは古代の知識人の文化です。

「12」は手で数えるときにも便利であるらしい。
図は片手で12まで数える指数えの方法。

アジア地域の指数え体系の多くでは片手で12まで数えることが可能である。親指が指標となり、各指の3つの指骨(末節骨 ・中節骨・基節骨)を小指から数える。

親指で小指の末節骨 、中節骨、基節骨、薬指の末節骨 、中節骨…と数える方法が各国で用いられています。

片手で12まで数える事ができ、もう一方の手で十二進数の底を表すことで合計144まで数えることが可能となる。

「12」はとても優れた数字だった

12という数字には魅力があります。

12個が好まれるのは半分(halves)1/3(thirds)クォーター(quarters)のどれにも簡単に割れるからだそうです。

12 は 2×2×3 であり、約数が 1, 2, 3, 4, 6, 12 の 6 個と多く、分割に便利である点も十二進法の単位が用いられる一因となった。

実際に12の倍数である24時間が1日とされた結果、12でも8でも6でも4でも3でも2でも割れて、時間の使い勝手が非常にイイことは皆さんも実感しているハズ。仮に1日が10の倍数の20時間だとしたら、どれだけ不便だったことか…。

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